4.3A20において、前バージョンから非互換となるコマンドについて説明します。
【非互換内容】
活性化状態の仮想アダプターが存在する場合に、仮想アダプターの新規追加や削除ができるようになりました。詳細は、"6.2.2 hanetconfig"を参照してください。
【変更点】
変更前
活性化状態の仮想アダプターが存在する場合に、仮想アダプターの新規追加や削除ができません。
変更後
活性化状態の仮想アダプターが存在する場合でも、仮想アダプターの新規追加や削除ができます。
【非互換内容】
以下のすべての条件を満たす場合、物理アダプターを動的に削除することができません。
複数の仮想アダプターが物理アダプターを共有している
活性化状態と非活性化状態の仮想アダプターが混在する構成である
ある仮想アダプターで未使用状態の物理アダプターを、他の仮想アダプターの運用アダプターとして使用している
【変更点】
変更前
複数の仮想アダプターが物理アダプターを共有する構成では、活性化状態と非活性化状態の仮想アダプターが混在することはありません。
このため、ある仮想アダプターで未使用状態の物理アダプターが、他の仮想アダプターの運用アダプターとして使用されることはありません。
変更後
複数の仮想アダプターが物理アダプターを共有する構成では、活性化状態と非活性化状態の仮想アダプターが混在できます。また、各仮想アダプター配下の物理アダプターの状態が異なる場合があります。
このため、ある仮想アダプターで未使用状態の物理アダプターを、他の仮想アダプターの運用アダプターとして使用できます。この場合、物理アダプターは動的に削除できません。
【非互換内容】
ping監視を開始している仮想アダプターが存在する場合に、監視先の設定/削除ができるようになりました。また、ping監視を開始/停止する仮想アダプターを指定できるようになりました。詳細は、“6.2.5 hanetpoll”を参照してください。
【変更点】
変更前
ping監視を開始している仮想アダプターが存在する場合は、監視先の設定/削除はできません。
また、ping監視を開始/停止する仮想アダプターは指定できません。
変更後
ping監視を開始している仮想アダプターが存在する場合でも、監視先の設定/削除ができます。
また、ping監視を開始/停止する仮想アダプターを指定できます。
【非互換内容】
活性化させる仮想アダプター名を指定できるようになりました。strhanetコマンドが実行したスクリプトファイル名が、メッセージ“00013”に出力されるようになりました。また、仮想アダプターの一時停止状態時に、strhanetコマンドを実行したときに出力されるメッセージが追加されました。詳細は、“6.2.7 strhanet”を参照してください。
【変更点1】
変更前
活性化させる仮想アダプター名を指定できません。
変更後
活性化させる仮想アダプター名を指定できます。
【変更点2】
変更前
00013: The user script ended.(return code=code)
変更後
00013: The user script ended.(return code=code,file name=fname)
参照
詳細は、“D.2.1 コード種別が0のメッセージ(INFO)”を参照してください。
【変更点3】
変更前
メッセージ“00000”が出力されます。
変更後
メッセージ“00000”とメッセージ“00018”が出力されます。
【非互換内容】
非活性化させる仮想アダプター名を指定できるようになりました。また、-mオプションを指定したときに出力されるメッセージが追加されました。詳細は、“6.2.8 stphanet”を参照してください。
【変更点1】
変更前
非活性化させる仮想アダプター名を指定できません。
変更後
非活性化させる仮想アダプター名を指定できます。
【変更点2】
変更前
メッセージ“00000”が出力されます。
変更後
メッセージ“00000”とメッセージ“00017”が出力されます。