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PRIMECLUSTER GLS for Windows ユーザーズガイド 4.4
FUJITSU Software

2.2.2 切替え機能

GLSの監視機能により、伝送路の異常が検出された場合、自動的に運用アダプターの切替えを行い、通信を継続します。

切替え動作

GLSは、リンクダウンを伴うアダプターやネットワーク機器の故障が発生した場合、該当する物理アダプターへの接続を切断し、運用に使用するアダプターを待機中の物理アダプターに切り替えます。リンクダウンを伴わないネットワーク機器の通信異常が発生した場合は、ping監視での異常の検出後に、通信を正常な経路に切り替えます。

なお、すべての物理アダプターに異常が発生した場合は、すべての通信が切断されます。

図2.4 異常検出時の物理アダプターの切替え

ポイント

通信相手システムをping監視先として設定することで、通信相手システムまでの経路も監視できます。通信相手システムをping監視先として設定した場合、通信相手システムまでの経路で異常が発生してもアダプターの切替えを行わず、メッセージを表示してユーザーに異常を知らせる設定を行うこともできます。設定の詳細は、“6.2.5 hanetpoll”を参照してください。

切替え時間

異常検出から1~2秒程度で正常な経路に切り替えます。ping監視による通信異常が検出された場合は、約15秒(初期値)です。なお、ping監視による切替え時間は変更できます。詳細は、“6.2.5.4 param”を参照してください。