機能概要
Websightは、辞書出口機能とエンタープライズ認証機能を使用しているNavigator Serverと連携することにより、資源の公開/非公開を部単位などの組織の体制に合わせて運用することができます。ユーザは、複数のグループに所属することができるため、クロス組織や階層組織といった組織に対応したグループを作成することができ、柔軟なアクセス権限の設定、運用ができます。
また、Websightには、Websightのすべてのユーザが必ず所属している、「全ユーザの属するグループ」が用意されています。それぞれの資源に対してアクセス権限を設定する際、このグループを指定することにより、すべてのユーザに共通の権限を、一括で設定することができます。
アクセスできない資源(参照権のない資源)には、その存在をユーザに知られたくない場合に、非表示にすることができます。
アクセス権限の設定や変更も、資源管理コマンドを使用することで、一括で行うことができるので、人事異動や職制変更など、大きく組織体制が変わる場合でも、変更作業が容易に行えます。
Websightには、Websightのすべてのユーザが、必ず属しているグループが用意されています。
ある資源に対するセキュリティ設定において、すべてのユーザに共通の権限を、いままで各ユーザごとに設定していたものが、このグループを指定することにより一括で設定できるので、権限の設定に関する作業の効率化が図れます。
資源管理コマンドは、Websightの資源に対して、一般利用者ごとの権限を一括して設定したり、既存の資源に設定されている権限内容を出力することができます。
出力された資源の権限内容を必要に応じて編集し、資源に権限を再度設定し直すこともできます。
資源への権限を一括設定できることで、手作業によるアプレット画面上での設定が必要ないため、管理者の負担が軽減されます。
また、一般利用者が作成したフォルダ、問い合わせまたは共用フォルダなどに対しても一括で再設定でき、資源を一元管理することができるため、組織変更があった場合などでも容易に対応することができます。
資源管理コマンドによって出力した資源の権限情報ファイルを編集し、権限の変更ができるため、大規模な環境下での権限変更作業が発生した場合、変更にかかるコストを削減できます。
ユーザが用意したWebアプリケーションで認証されたユーザ認証情報を、Cookieに保存しWebsightに認識させることで、Webアプリケーションで入力したユーザID/パスワードを、Websightのログイン画面で入力することなく、利用することができます。
使用しているWebアプリケーションのユーザ認証と、Websightのユーザ認証を共有化することで、ユーザ認証情報の入力を一度で済ませることができます。
【1】:ユーザがWebsight以外のWebアプリケーションにログインします。
【2】:Webアプリケーションで、ユーザ認証情報をCookieに設定します。
【3】:Websightにアクセスする際、ログイン画面を表示せずに、【2】で保存されたCookie情報を取得し、自動的にWebsightにログインします。
参照権のない資源(フォルダ、問い合わせなど)を、カタログタブのツリービューおよびテーブルビューにおいて、非表示にする機能です。
デフォルトではグレーで表示されていますが、環境設定ファイルservice.iniで、非表示に設定することができます。
この機能により、アクセスできない資源の存在を、利用者に知られないようにすることができるので、セキュリティが強化されます。
ポイント
管理者にだけ表示されるフォルダの設定
管理者以外にはそのフォルダの存在を意識させたくない場合や、管理者だけが利用可能な問い合わせを格納するフォルダを作成する場合など、資源と同様、そのフォルダをユーザに対して非表示にすることができます。
効果
ユーザごとに設定する必要があった公開/非公開情報を、グループごとに設定できるため、設定の簡易化とともに、人事異動などの変化にも容易に対応することができます。
グループは、組織や役割などを自由に設定できるため、実際の業務に合わせた運用ができます。