V6.0L20で追加された新機能の概要について説明します。
全社運用
Navigator Serverと連携することにより、資源の公開/非公開を部単位などの組織の体制に合わせて運用することができます。
全ユーザが属するグループ
Websightの全ユーザが、必ず属しているグループです。
このグループを指定すると、ある資源に対するセキュリティ設定において、全ユーザに共通の権限を一括で設定できます。
資源管理コマンド
資源管理コマンドは、Websightの資源に対して、一般利用者ごとの権限を一括に設定することができたり、既存の資源に設定されている権限内容を出力することができます。
出力された資源の権限内容を必要に応じて編集し、資源に権限を再度設定し直すこともできます。
ログインバイパス機能
ユーザが用意したWebアプリケーションで認証されたユーザ認証情報を、Cookieに保存しWebsightに認識させることで、Webアプリケーションで入力したユーザID/パスワードを、Websightのログイン画面で入力することなく、利用することができます。
参照権のない資源の非表示機能
参照権のない資源(フォルダ、問い合わせなど)を、カタログタブのツリービューおよびテーブルビューにおいて、非表示にすることができます。
問い合わせのテンプレート
キューブを削除した問い合わせ保存機能
問い合わせをテンプレートとして利用する場合、キューブは必要ないため、キューブを削除した状態で問い合わせを保存できます。
関連あるデータ項目だけを表示する機能
レイアウトタブ指定時に、データ項目一覧からデータフィールドに貼り付けたデータ項目に関連のあるデータ項目だけを、データ項目一覧に表示させることができます。
流用権
作成した問い合わせを、他の利用者が自由に使用できるようにします。
デフォルトセキュリティ機能
フォルダや問い合わせに対して、あらかじめ用意したセキュリティの設定内容を自動的に適用することができます。
HTTPプロトコルのサポート
WebブラウザとWebsightサーバ間の通信をRMIだけでなく、HTTPによる通信を可能にしました。
問い合わせデータ生成の改善
定量制限値の拡大
従来のファイル形式の制限に影響されずに、ダウンロードができます。
サポートしているファイル形式の拡張
従来のHTML、CSV形式に加え、Excel、テキスト形式などでもダウンロードできるようになりました。
Shunsakuとの連携によるXMLデータの問い合わせ
Shunsakuと連携することにより、Shunsakuに格納されたXML形式データを使用して、問い合わせの実行をすることができます。
運用性の向上
問い合わせ作成中のレイアウト保存
作成または編集中の問い合わせを、実行する前にレイアウトを保存することができます。
タイムアウト値のデフォルト設定
クライアントが、サーバの応答を待つタイムアウト時間を、サーバ側でデフォルト設定できるようになりました。また、問い合わせ時間が120分以上の問い合わせを実行する場合には、タイムアウトをなしに設定できます。
ルートフォルダ"Catalog"の見出し変更
カタログタブのツリービューに表示される「Catalog」(以降、ルートフォルダと呼びます)の表示名を、任意の文字列に変更することができます。
操作性の向上
データ項目の複数選択操作
問い合わせのレイアウトにおいて、データ項目一覧のデータ項目を複数選択して、データフィールドに追加したり、データフィールド内のデータ項目を複数選択して、一括削除することができます。
条件の無効化機能
問い合わせに指定した条件を一時的に無効にして実行することができます。