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FUJITSU Software

20.3 問い合わせのテンプレート

機能概要

Websightの利用者が、問い合わせをテンプレートとして公開することで、以降、各利用者はそのテンプレートを利用して新規の問い合わせが作成できます。

キューブを削除した問い合わせ保存機能

問い合わせをテンプレートとして利用する場合、キューブは必要ないため、キューブを削除した状態で問い合わせを保存できます。この機能は、テンプレートとして利用する場合に限らず、キューブが不要な場合や、キューブを他の利用者に見せたくない場合にも有効な機能です。

関連あるデータ項目だけを表示する機能

データフィールドに貼り付けたデータ項目に関連するデータ項目だけを表示することで、問い合わせの作成者以外の利用者がテンプレートとして利用する場合やデータ項目数が多い場合にデータフィールドの値に関連あるデータ項目の確認をしやすくする機能です。
レイアウトタブの「データ項目」には、データフィールドの値に関連あるデータだけをデータ項目として表示します。また、データの集計方法や設定されている条件を一覧で表示するデータ項目一覧についても、関連あるデータだけを表示します。

流用権

作成した問い合わせを他の利用者が流用して使用できるようにする権限が流用権です。問い合わせごとに、問い合わせの作成者またはWebsightの管理者が流用権を付与し、流用権を付与された利用者は、問い合わせの新規作成、コピー、移動、保存の操作ができます。いずれかの操作を行うと問い合わせの作成者となります。なお、テンプレートのように更新権がない問い合わせであっても、既存と異なる名前を付けて保存することにより、更新権がある問い合わせとして流用できます。
また、既存の問い合わせを流用するときに、レイアウトタブの「名前をつけて保存」で問い合わせ名を入力する場合、同時に保存先のフォルダも指定できるようになったため、従来よりも操作性が向上しています。

デフォルトセキュリティ機能

問い合わせやフォルダに対して、セキュリティの設定内容を自動的に適用する機能です。上位のフォルダにデフォルトセキュリティを設定しておくと、配下に作成する問い合わせやフォルダには、同一のセキュリティが自動的に設定されます。
これにより、各利用者がテンプレートを作成して公開する場合、公開用のフォルダにデフォルトセキュリティを設定しておくことで、その配下に格納した時点で自動的にセキュリティの設定が適用できるようになります。

効果

公開用フォルダにデフォルトセキュリティを設定しておくことで、テンプレートを公開する人は、アクセス権限を設定することなく、使用させたい利用者だけに、テンプレートを公開することができます。
また、公開されている問い合わせをテンプレートとして使用することで、従来よりも容易に問い合わせを作成することができます。