スクリプティングは、Symfoware Navigatorの各設定内容を保存した定義ファイルを、スクリプトに定義し、一度の問い合わせでは結果が得られない複雑な問い合わせに対して、複数の問い合わせを実行し、実行結果を確認しながら試行錯誤を繰り返し分析するための機能です。
この機能を使用することで、問い合わせの実行や、従来は管理者に依頼しなければならなかったデータマート出力や外部データの登録などを含めた、一連の処理を実行しやすくなります
スクリプトに定義できる定義ファイルには以下のものがあります。
問い合わせファイル
Symfoware Navigatorで問い合わせを行なう際に、[レイアウトの指定]ダイアログボックスで指定した問い合わせの内容を保存した定義ファイル
テーブル出力定義ファイル
問い合わせの結果をテーブルに出力する際に指定した内容を保存した定義ファイル
データ登録定義ファイル
外部のユーザデータ(CSV形式ファイル)を登録する際に指定した内容を保存した定義ファイル
イベントアナライザ定義ファイル
問い合わせ結果に対してイベントアナライザを実行する際に、イベントアナライザのウィザード画面で指定した内容を保存した定義ファイル
スクリプトに定義した各定義ファイルの実行には、単独で実行、指定した定義ファイル以降を実行、すべての定義ファイルを実行、があります。
また、複数の処理ブロックに分けて各ブロックに実行するといった操作もできます。
スクリプト機能を利用した例を以下に示します。
スクリプトを作成し、Symfoware Navigatorの各定義ファイルをスクリプトに定義しています。これらの定義ファイルを一つの処理として、実行することができます。
このように、イベントアナライザ、テーブル出力、外部データの登録などの機能を利用した複雑な処理手順を、スクリプトに定義することで、簡単な実行で問い合わせ結果を得ることができます。