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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 DRオプション 説明書
FUJITSU Software

4.2.2 リソースの凍結と構成情報のエクスポート【切替え元サイト】

切替え元サイトが稼働している場合、かつ、テナント切替えを実施する場合、テナントが使用しているリソースを凍結します。詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.14 rcxadm tenant」を参照してください。テナントから使用しているグローバルリソースをほかのテナントでも使用している場合、それらのテナントをすべて凍結してください。

リソースが凍結状態かどうかは、以下のコマンドのATTRIBUTESに"locked(DR)"が表示されるかどうかで判断できます。

【Windowsマネージャー】

>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm network list -extend lock <RETURN>
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm {disk|vstorage} list -verbose -extend lock <RETURN>
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm {network|disk|vstorage} show -name name -extend lock <RETURN>

【Linuxマネージャー】

# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm network list -extend lock <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm {disk|vstorage} list -verbose -extend lock <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm {network|disk|vstorage} show -name name -extend lock <RETURN>

詳細は、以下を参照してください。

  • 「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.3 rcxadm disk」

  • 「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.9 rcxadm network」

  • 「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.15 rcxadm vstorage」


RORコンソールの[リソース]タブでも、リソースの凍結状態を確認できます。

凍結状態のリソースは、以下のように表示されます。

  • オーケストレーションツリーで"凍結中"と表示

  • リソース一覧の[属性]列に"凍結中"と表示

    図4.1 リソースの凍結

また、切替え元サイトが稼働している場合、rcxmgrexportコマンドを実行して構成情報をエクスポートしてください。
このエクスポートは、サイト切替え、テナント切替えのどちらの場合でも実施してください。

手順の詳細は「4.1 通常運用」の「1. 切替え元サイトの各種情報のエクスポート」の「a. 各種情報のエクスポート」を参照してください。

追加復旧が予定されている場合、切替え情報格納フォルダー配下のすべての情報を、追加復旧情報格納フォルダーにコピーしてください。ただし、切替え情報格納フォルダー配下のImageフォルダー、およびImageフォルダーに格納された物理サーバのイメージについては、追加復旧情報格納フォルダーにコピーする必要はありません。
なお、VMプール定義ファイル(vm_pool.csv)と、MAPフォルダー配下の物理サーバ名・VM管理製品名のマッピング定義ファイルについては、切替え先サイトの情報が記載されている箇所を切替え元サイトの情報に修正して下さい。
追加復旧情報格納フォルダー配下には、追加復旧対象となるリソース(切替え範囲限定機能により縮退するリソース)を含んだ構成情報を配置してください。

切替え情報格納フォルダーについては、「3.2 切替え情報格納フォルダーの作成」を参照してください。
追加復旧については、「2.4 切替え範囲の限定と追加復旧」を参照してください。
追加復旧情報格納フォルダーの指定方法については、「3.3 マネージャーのインストールおよび設定」を参照してください。