切替え範囲の限定を実施するかどうかを決定します。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
切替え範囲の限定 | 実施する | 物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)を実施する構成の場合は使用できません。 |
実施しない |
参考
切替え範囲限定について
レプリケーション対象のストレージプール、または切替え対象外のL-Serverを指定することで、切替え先サイトで復旧する構成の範囲を限定できます。レプリケーション対象のストレージプールを指定しての切替え範囲限定については、「図2.9 切替え範囲の限定」を参照してください。
レプリケーション対象のストレージプールを指定した場合、以下のリソースは切替え先サイトで復旧されません。
指定されていないストレージプールに登録されているディスクリソースまたは仮想ストレージリソース
1.のストレージを使用したL-Server
1.のストレージを使用したイメージ
1.のストレージプールとしか関連付けられていないL-Platform
1.のストレージプールとしか関連付けられていないテナント
ストレージプールの指定方法は、「3.5 切替え範囲を限定するための設定」を参照してください。
切替え対象外のL-Serverを指定しての切替え範囲限定については、「3.5 切替え範囲を限定するための設定」を参照してください。
図2.9 切替え範囲の限定
切戻し操作のあとに、切替え範囲限定機能によって縮退したリソースを追加復旧することが出来ます。「図2.10 追加復旧」を参照してください。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
追加復旧 | 実施する | 物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)を実施する構成の場合は使用できません。 |
実施しない |
追加復旧を行うためには、以下のすべての条件を満たす必要があります。
テナント単位の追加復旧の場合、追加復旧対象のテナントは、切替え先サイトから切替え元サイトへの切戻しが完了していること。
サイト全体の追加復旧の場合、すべてのテナントとグローバルリソースは、切替え先サイトから切替え元サイトへの切戻しが完了していること。
切替え元サイトにおいて、追加復旧の対象となるL-Server、L-Platform、テナント、イメージリソースが使用していたディスクが、VMホスト、物理サーバからアンマウントまたは削除されていないこと。
切替え元サイトにおいて、追加復旧の対象となるL-Server、L-Platform、テナント、イメージリソースが使用していたディスクが、再利用されていないこと。
切替え時に使用した切替え情報が、追加復旧情報格納フォルダーに格納されていること。
追加復旧情報格納フォルダーの指定方法については、「3.3 マネージャーのインストールおよび設定」を参照してください。
切戻し後に追加復旧が予定されている場合、事前に切替え情報を追加復旧格納フォルダーに退避しておくことを推奨します。万が一切替え元サイトで切替え情報が破損した場合、切替え先サイトから切替え元サイトへ、切替え情報をコピーしてください。
図2.10 追加復旧