マネージャーのOSについて
WindowsマネージャーとLinuxマネージャーをサポートします。
切替え元サイトと切替え先サイトで使用するマネージャーのOSは、同じ種類にしてください。
Windowsマネージャー、Linuxマネージャーの詳細は「設計ガイド CE」の「第2章 概要」を参照してください。
管理対象サーバについて
物理OS(Windows、Linux)、VMware、Hyper-V、OVM for SPARCの管理対象サーバをサポートします。
物理OS(Solaris)、Solarisゾーン、OVM for x86、KVM、Xen、Citrix Xenの管理対象サーバは未サポートです。
復旧対象外のL-Serverについて
以下のL-ServerはDisaster Recoveryによる復旧の対象外です。
構成定義だけ作成済みのL-Server
構築済みの物理サーバと関連付けた物理L-Server
OVM for SPARCが含まれる構成について
以下の注意事項があります。
VMゲストの構成情報の自動保存が有効になっている場合だけサポートします。
VMゲストの構成情報の自動保存については、「導入ガイド CE」の「8.8.1 定義ファイルの作成」の「構成情報保存の実行可否定義ファイル」を参照してください。
クローニングイメージ(システムパッケージ)は切替え対象外です。
切替え完了後に、切替え元サイトと同じ名前のクローニングイメージを切替え先サイトで作成し、切替え元サイトから移行したイメージプールに登録してください。
インストールサーバは切替え対象外です。
インストールサーバは、切替え元サイトと切替え先サイトそれぞれで事前に用意してください。インストールサーバがL-Serverとして構築されている場合は、切替え範囲を限定し、そのL-Serverが切替え対象外となるように設定してください。
切替え後に、ネットワーク設定が必要になる場合があります。
切替えの前後で、NICのMACアドレスが異なる値になることがあります。その場合、ゲストOSでのNICの認識順にも影響が発生します。
切替え前のIPアドレスによる通信が、切替え後にもできるか確認してください。通信できない場合、ゲストOS上でのネットワークの設定変更、およびVM管理製品でのNICの設定変更を行ってください。
切替え後に、データディスクにZFSストレージプールのインポートが必要です。
切替え対象にデータディスクが接続されている、かつ、ゲストOS上でZFSを使用している場合、切替え後はルート以外のZFSストレージプールがエクスポートされた状態になります。
ゲストOSの起動後に、必要に応じてZFSストレージプールのインポートを行ってください。ZFSストレージプールが一時的にエクスポートされた状態になることで影響を受けるサービスがある場合は、再起動などの対処を行ってください。
ZFSストレージプールのインポート方法については、Solaris OSのドキュメントを参照してください。
サーバロードバランサー(SLB)について
サーバロードバランサー(SLB)を含むL-Platformの切替えは未サポートです。L-Platformテンプレートを作成、編集および参照作成する際には、L-Platformテンプレート内にSLBを配置しないでください。また、テナント管理者が誤ってSLBを含むL-Platformテンプレートを作成、公開しないように運用指導してください。
VMware Fault Toleranceを有効にしたVMゲストについて
VMware Fault Toleranceを有効にしたVMゲストの切替えは未サポートです。VMware Fault Toleranceは使用しないでください。
VDI連携について
VDI連携機能を使用する仮想L-Serverの切替えは、未サポートです。仮想L-Serverを作成する際、VDI連携を使用しないでください。
グローバルIPアドレスについて
グローバルIPアドレスの切替えは未サポートです。アドレスプールにグローバルIPアドレスを登録しないでください。