ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 NSオプション 説明書

4.2.9 ネットワークデバイスの種別と状態確認

ここでは、NSアプライアンスのネットワークデバイスの状態確認操作について説明します。

• GUIの場合

  1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーで、対象になるネットワークデバイスを選択します。

  2. メインパネルの[リソース詳細]タブを選択します。

  3. [基本情報]より以下を確認します。

     • 装置状態

       [装置状態]に"normal"以外が表示されている場合、ネットワークデバイスを監視した結果で異常を検出している可能性がありますので、NSアプライアンスの調査が必要です。
       また、NSアプライアンス専用サーバまたは通信経路の問題でNSアプライアンスの監視ができないことで、"normal"以外になる場合がありますので、NSアプライアンス専用サーバおよびLANスイッチブレードなどの通信経路に設置されたリソースの状態も併せて確認してください。
       詳細については、「運用ガイド CE」の「第11章 リソースの監視」を参照してください。

     • ネットワークデバイスの種別

       [種別]にNSアプライアンスの種別が表示されます。
       対象のNSアプライアンスで利用可能な種別は、rcxnetworkservice listコマンドで確認できます。
       rcxnetworkservice listコマンドに表示されたNSアプライアンスの種別情報(TYPE)と一致している必要があります。
       一致していない場合、NSアプライアンスを再作成するか、ネットワークデバイスを変更し、一致させてください。

       - NSアプライアンスを再作成する場合、「4.2.14 NSアプライアンスの再利用」を参照してください。

       - ネットワークデバイスの変更については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.6 ネットワークデバイスの変更」を参照してください。

  参考

  メインパネルに表示される情報の詳細については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「A.7.5 ネットワークデバイスの属性」を参照してください。

  なお、以下については、NSアプライアンスのネットワークデバイスと他のネットワークデバイスで表示内容が変わります。

  • 表示される情報が固定化されている項目

    • 基本情報

      - "装置名(製品名)"には、"NSAppliance"が表示されます。

      - "モデル名"には、"NSAppliance"が表示されます。

      - "ベンダー名"には、"Fujitsu"が表示されます。

      - "シリアル番号"には、"-"が表示されます。

      - "種別"には、"Firewall(virtual)" または"Firewall,SLB(virtual)"が表示されます。

    • ポート情報

      - "ポート番号"には、"0"、"1"、"2"、"3"が表示されます。

      - "ポート名"には、"LAN0.0"、"LAN0.1"、"LAN0.2"、"LAN0.3"が表示されます。

      - "メンバーポート"には、"-"が表示されます。

      - "リンク状態"には、"up"または"down"だけが表示されます。

      - "通信状態"には、"1G"または"0"だけが表示されます。

    なお、表示されるポート情報は、NSアプライアンス専用サーバのNICの状態とは連動していません。

  • 何も情報が表示されない項目

    • 冗長構成

    • ハードウェア詳細

    • 結線情報

• コマンドの場合

  rcxadm netdevice showコマンドで表示される詳細情報より確認します。

  rcxadm netdevice showコマンドについては「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。

  • 状態

    "Status:"を確認します。
    "normal"以外が表示されている場合、ネットワークデバイスを監視した結果で異常を検出している可能性がありますので、NSアプライアンスの調査が必要です。
    なお、NSアプライアンス専用サーバまたは通信経路の問題でNSアプライアンスの監視ができないことで、"normal"以外になる場合がありますので、NSアプライアンス専用サーバおよびLANスイッチブレードなどの通信経路に設置されたリソースの状態も併せて確認してください。
    詳細については、「運用ガイド CE」の「第11章 リソースの監視」を参照してください。

  • ネットワークデバイスの種別

    "NetdeviceTypes:"に、NSアプライアンスの種別が表示されます。
    対象のNSアプライアンスで利用可能な種別は、rcxnetworkservice listコマンドで確認できます。
    rcxnetworkservice listコマンドに表示されたNSアプライアンスの種別情報(TYPE)と一致している必要があります。
    一致していない場合、NSアプライアンスを再作成するか、ネットワークデバイスを変更し、一致させてください。

    • NSアプライアンスを再作成する場合、「4.2.14 NSアプライアンスの再利用」を参照してください。

    • ネットワークデバイスの変更については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.6 ネットワークデバイスの変更」を参照してください。