ここでは、この製品で提供するサンプルプログラム-sample03-について説明します。
sample03では、表示ファイル機能を使って、画面から入力したデータを画面に出力し、さらにデータを印刷装置に出力するプログラムの例を示します。画面入出力を行う場合の、表示ファイル機能の使い方は“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“表示ファイル機能(画面入出力)の使い方”を、印刷を行う場合の表示ファイル機能の使い方は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“表示ファイル(帳票印刷)の使い方”を参照してください。なお、このプログラムを実行するには、MeFtおよびMeFt/Webが必要です。
概要
ディスプレイ装置に表示された入力画面に商品コードおよび個数を入力すると、商品コードをキーにマスタファイルを検索し、商品名、単価および金額を求め、さらに合計金額を計算し、ディスプレイ装置に表示します。また、帳票を印刷装置に出力します。
提供プログラム
sample3.cob(COBOLソースプログラム)
denpyou.cob(COBOLソースプログラム)
URIAGE.cbl(登録集原文)
SHOHINM.cbl(登録集原文)
DENPYO01.smd(画面定義体)
DENPYO02.pmd(帳票定義体)
DENPYO02.ovd(オーバレイ定義体)
Mefwrc(ウィンドウ情報ファイル)
Mefprc(プリンタ情報ファイル)
sample3.html(起動用のHTMLファイル)
sample3.sh(起動用のシェルスクリプト)
Makefile(メイクファイル)
使用しているCOBOLの機能
使用しているCOBOLの文
OPEN文
READ文
WRITE文
CLOSE文
PERFORM文
DISPLAY文
IF文
MOVE文
GO TO文
EXIT文
COPY文
プログラムを実行する前に
MeFt/Webのセットアップを行い、使用できる状態にしておいてください。[参照]“4.2 MeFt/Webサーバのセットアップ”、“4.3 MeFt/Web クライアントのセットアップ”
sample02で作成されるマスタファイルを使用します。
“6.2 行順ファイルと索引ファイルの操作(sample02)”を実行しておきます。
起動用のHTMLファイルおよび起動用のシェルスクリプトの環境設定を、使用する環境にあわせて修正してください。
起動用のHTMLファイル(sample3.html)
CODEBASE
MeFtWeb1.hostname
MeFtWeb1.pathname
MeFtWeb1.environment
起動用のシェルスクリプト(sample3.sh)
PATH
DATAFILE
SALEFILE
MEFTDIR
実行可能プログラムのパス
翻訳、リンク
cobolコマンドを利用する場合
$ cobol -M -o sample3 sample3.cob 最大重大度コードはIで,翻訳したプログラム数は1本です. $
Makefileを利用する場合
$ make $
実行
WWWサーバマシン上に配置したCOBOLアプリケーションをWWWブラウザからリモート実行します。詳細は、“4.6 リモート実行”を参照してください。
注意
SELinuxを有効にした環境でサンプルプログラムを実行する場合は、SELinuxの セキュリティコンテキストの設定が必要です。詳細は、“MeFt/Webユーザーズガイド”の“SELinux有効環境での注意事項”を参照してください。
画面帳票定義体(DENPYO01.smd、DENPYO02.pmd)をテキストエディタなどで開いて保存すると、ファイルの内容が破壊されることがあります。画面帳票定義体を更新する場合には、FORMまたはPowerFORMのエディタ以外は使用しないでください。