ここでは、この製品で提供されているサンプルプログラム-sample02-について説明します。
sample02では、エディタを使って作成したデータファイル(行順ファイル)を読み込み、マスタファイル(索引ファイル)を作成するプログラムの例を示します。
行順ファイルおよび索引ファイルの使い方の詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“ファイル処理”を参照してください。
概要
商品コード、商品名、および単価が入力されているデータファイル(行順ファイル)を読み込み、商品コードを主レコードキー、商品名を副レコードキーとする索引ファイルを作成します。
提供プログラム
sample2.cob(COBOLソースプログラム)
datafile(データファイル)
Makefile(メイクファイル)
使用しているCOBOLの機能
行順ファイル(参照)
索引ファイル(創成)
使用しているCOBOLの文
CLOSE文
EXIT文
GO TO文
MOVE文
OPEN文
READ文
WRITE文
翻訳、リンク、実行方法
cobolコマンドを利用する場合
$ cobol -M -o sample2 sample2.cob 最大重大度コードはIで,翻訳したプログラム数は1本です. $ INFILE=datafile; export INFILE $ OUTFILE=master; export OUTFILE $ ./sample2 $
Makefileを利用する場合
$ make $ INFILE=datafile; export INFILE $ OUTFILE=master; export OUTFILE $ ./sample2 $
プログラムの実行終了後、商品コードをキーとする索引ファイル(master)がsample02のディレクトリに作成されます。
索引ファイル(master)が正しく作成されたことを確認する場合は、ファイルユーティリティを使用してください。ファイルユーティリティの表示コマンドでは、索引ファイルのレコードを表示することができます。使用方法の詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“ファイルユーティリティ”を参照してください。
参考
ソースプログラムのASSIGN句にファイル識別名を記述した場合、プログラムを実行する前にファイルを割り当てる必要があります。ファイルを割り当てるには、ファイル識別名を環境変数名として、使用するファイルの名前をその環境変数に設定します。このsampleでは、データファイル(行順ファイル)を割り当てる環境変数はINFILE、マスタファイル(索引ファイル)を割り当てる環境変数はOUTFILEです。
注意
すでにmasterというファイルが存在する場合、そのファイルの内容は失われます。