画面入出力および帳票出力の開始にはOPEN文を、終了にはCLOSE文を使用します。また、画面および帳票の入出力には、通常のファイル処理を行うときと同様に、READ文およびWRITE文を使用します。
手続き部について、画面機能と帳票機能に分けて説明します。
COBOLプログラムの記述例
[sample3.cob]
OPEN I-O 画面の表示先.
:
画面を表示する1.
MOVE "GRP001" TO 項目群の名前.
MOVE " " TO 処理種別.
WRITE DENPYO01.
:
画面からデータを読み込む1.
READ 画面の表示先.
IF PF3キー
:
IF PF2キー
:
IF NOT 画面のアクセス成功
::
画面を表示する2.
MOVE "GRP001" TO 項目群の名前.
MOVE "CL" TO 処理種別.
WRITE DENPYO01.
:
画面からデータを読み込む2.
MOVE "NE" TO 処理種別.
READ 画面の表示先.
IF PF3キー
:
IF PF2キー
:
IF NOT 画面のアクセス成功
:
:
CLOSE 画面の表示先.画面機能のREAD文およびWRITE文について
画面を表示するときには表示ファイルのレコード名を指定したWRITE文を、画面からデータを読み込むときには表示ファイルを指定したREAD文を使います。
WRITE文を実行する前には、画面出力に使用する画面定義体の名前をFORMAT句に指定したデータ名に設定し、出力の対象となる画面定義体の項目群名をGROUP句に指定したデータ名に設定します。
また、画面出力の処理種別(モード)をPROCESSING MODE句に指定したデータ名に設定します。
入力の対象となる画面定義体の項目群名と入力の処理種別(モード)が出力時と異なるときは、READ文を実行する前に、画面定義体の項目群名をGROUP句に指定したデータ名に設定し、処理種別(モード)をPROCESSING MODE句に指定したデータ名に設定します。
画面定義入力中にファンクションキーなどが押されると、READ文が完了してCOBOLプログラムに入力結果の情報が通知されます。そのとき、SELECTED FUNCTION句に指定したデータ名にアテンション情報が通知されます。
COBOLプログラムの記述例
OPEN OUTPUT 帳票の印刷先.
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MOVE "PW" TO 処理種別.
MOVE "P001" TO 詳細情報.
WRITE DENPYO02.
:
CLOSE 帳票の印刷先.帳票機能のWRITE文について
帳票を出力するときには、表示ファイルのレコード名を指定したWRITE文を実行します。
WRITE文を実行する前には、印刷に使用する帳票定義体の名前をFORMAT句に指定したデータ名に設定し、印刷の対象となる帳票定義体の項目群名をGROUP句に指定したデータ名に設定します。
また、帳票出力の処理種別(モード)をPROCESSING MODE句に指定したデータ名に設定します。