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NetCOBOL V11.1 入門ガイド
FUJITSU Software

3.2.2 データ部(DATA DIVISION)

データ部には、表示ファイルのレコード定義およびファイル管理記述項に指定したデータの定義を記述します。表示ファイルのレコードは、XMDLIBを指定したCOPY文を使って画面帳票定義体から取り込むことができます。

以下にCOBOLプログラムの記述例を示します。

[sample3.cob]

 DATA DIVISION.
  FILE SECTION.
   FD  画面の表示先.                   *>--+表示ファイルのレコードを画面帳票定義体からCOPY文で取り込み
      COPY  DENPYO01 OF XMDLIB.        *>--+
  WORKING-STORAGE SECTION.
   77  画面の名前               PIC X(08)  VALUE "DENPYO01".  *>--+
   77  項目群の名前             PIC X(08).                    *>  | FILE-CONTROLで定義した表示ファイル
   77  アテンションの種類       PIC X(04).                    *>  |(画面機能)の各データ項目の定義
       88  PF1キー                      VALUE "F001".      *>  |
       88  PF2キー                      VALUE "F002".      *>  |
       88  PF3キー                      VALUE "F003".      *>  |
   77  処理種別                 PIC XX.                       *>  |
   77  画面の状態               PIC XX.                       *>  |
       88  画面のアクセス成功          VALUE "00" THRU "04".  *>--+

[denpyou.cob]

 DATA DIVISION.
  FILE SECTION.
   FD  帳票の印刷先.                   *>--+ 表示ファイルのレコードを帳票定義体からCOPY文で取り込み
      COPY  DENPYO02 OF XMDLIB.        *>--+
  WORKING-STORAGE SECTION.
   77  帳票の名前               PIC X(8)   VALUE "DENPYO02".  *>--+
   77  項目群の名前             PIC X(8)   VALUE "GRP001  ".  *>  | FILE-CONTROLで定義した表示ファイル
   77  処理種別                 PIC XX.                       *>  |(帳票機能)の各データ項目の定義
   77  詳細情報                 PIC X(4).                     *>  |
   77  印刷の状態               PIC XX.                       *>--+