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NetCOBOL V11.1 入門ガイド
FUJITSU Software

3.2.4 エラー処理

表示ファイルの各命令(OPEN文、WRITE文、READ文、CLOSE文)の実行結果は、FILE STATUS句に指定したデータ名に通知されます。FILE STATUS句に指定したデータ名のうち2桁のデータ名の領域には、成功時は「00」、「04」が通知され、不成功時は「90」、「99」、「9E」のいずれかが通知されます。また、4桁のデータ名の領域には、詳細結果として上記の4種類のエラーにMeFtの通知コードが付加されたものが通知されます。例えば、MeFtの通知コードが「22」であった場合、FILE STATUS句に指定した4桁のデータ領域には「9022」が通知されます。

入出力文の後に、このデータ名の内容をチェックする文を記述することによって、プログラムで入出力文の結果に応じた処理手続きを実行することができます。

FILE STATUS句の使用例を次に示します。

SELECT 画面の表示先 ASSIGN TO GS-DSPFILE
   :
  FILE  STATUS         IS  画面の状態1 画面の状態2.
   :
WORKING-STORAGE SECTION.
77  画面の状態1       PIC X(02).
  88  画面のアクセス成功      VALUE "00" THRU "04".
77  画面の状態2       PIC X(04).
   :
PROCEDURE DIVISION.
OPEN I-O 画面の表示先.
   :
WRITE DENPYO01.
IF NOT 画面のアクセス成功
   THEN GO TO 画面表示失敗処理.