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Interstage List Creator V10.5.0 帳票Webサービス機能編
FUJITSU Software

A.7.2 【Windows版】の注意事項

クライアントアプリケーション作成時の注意事項

Interstage Apworks V7のSOAPアクセスソースウィザードを使う場合
SOAPアクセスソースが復帰する例外について

Interstage Apworks V7のSOAPアクセスソース生成ウィザードを使ってSOAPアクセスソースを生成する場合、LCWebSvcクラスが提供するメソッドが、以下の例外を復帰するようにSOAPアクセスソースがウィザードにより生成される場合があります。この場合は、コンパイルエラーが発生しないように、これらの例外をtry/catchするようにクライアントアプリケーションを作成してください。

【SOAPアクセスソースが復帰する可能性のある例外】

javax.xml.rpc.ServiceException
java.net.MalformedURLException
java.rmt.RemoteException

SOAPアクセスソース生成ウィザードで指定するurn名について

Interstage ApworksのSOAPアクセスソース生成ウィザードを使ってSOAPアクセスソースを生成する場合、ウィザードで指定するurn名は以下を指定してください。

【SOAPアクセスソース生成ウィザードで指定するurn名】

http://www.fujitsu.com/LCWebSvc/1.0/

Interstage Apworks V8のWebサービスクライアント生成ウィザードを使う場合
Webサービスクライアントが復帰する例外について

Interstage Apworks V8のWebサービスクライアント生成ウィザードを使ってWebサービスクライアントを生成する場合、LCWebSvcクラスのインスタンスを生成するときに、以下の例外を復帰するようにWebサービスクライアントがウィザードにより生成される場合があります。この場合は、コンパイルエラーが発生しないように、これらの例外をtry/catchするようにクライアントアプリケーションを作成してください。

【SOAPアクセスソースが復帰する可能性のある例外】

javax.xml.rpc.ServiceException
java.rmt.RemoteException

Webサービスクライアント生成ウィザードが生成するインタフェース定義について

Interstage Apworks V8のWebサービスクライアント生成ウィザードを使ってWebサービスクライアントを生成する場合、帳票Webサービスのインタフェース定義について、LCWebSvcクラスのクラス名がLCWebSvcSoapと生成されます。

また、メソッド(Prprint, PrprintWithFormData, PrprintRetDataByMem, PrprintWithFormDataRetDataByMem)のメソッド名の先頭文字が、小文字になります。コンパイルエラーを避けるため、クライアントアプリケーションで帳票Webサービスのメソッド名の先頭文字を小文字にしてください。

環境設定時の注意事項

List Creatorの環境設定について

帳票Webサービスが動作するサーバにおいて、List Creatorの帳票出力時のエラー通知先をイベントログにするよう環境設定する必要があります。設定方法については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のList Creatorの環境設定に関する記述を参照してください。

「LCWebSvc Webサービス」の画面が表示されない場合の対処について

Windows Server 2012またはWindows Server 2016の場合、"A.2.2 セットアップ"の"IISでASP.NETを使用可能にするセットアップ"で指定した値が有効にならないため、「LCWebSvc Webサービス」の画面が表示されない場合があります。

この場合は、以下の手順で設定をしてください。

  1. 帳票Webサービスが動作するサーバで、インターネットインフォメーション サービス (IIS) マネージャを起動します。

  2. 「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ」の左の画面で、以下のように展開します。

    [<<帳票Webサービスが動作するサーバ名>>]-[サイト]-[Default Web Site]または[既定の Web サイト](注)

    注:ポート番号が80の[Default Web Site]または[既定の Web サイト]を展開します。

  3. 「インターネットインフォメーション サービス (IIS) マネージャ」の左の画面の一覧から「LCWebSvc」を選択します。

  4. 右の[操作]画面で[基本設定]をクリックし、[アプリケーションの編集]画面の[選択]ボタンをクリックします。

  5. [アプリケーション プールの選択]画面で、アプリケーションプール名を「DefaultAppPool」に戻し、[アプリケーションの編集]画面を閉じます。

  6. [インターネットインフォメーション サービス (IIS) マネージャ]の左の[接続]画面で、[アプリケーション プール]を選択します。

  7. 表示されるアプリケーション プールの一覧から「DefaultAppPool」を選択します。

  8. 右の[操作]画面で、[アプリケーション プールの編集]の[基本設定]または[詳細設定]で、「.Net CLRバージョン」を「v2.0」に変更します。

  9. [インターネットインフォメーション サービス (IIS) マネージャ]画面を閉じます。

  10. 帳票Webサービスが動作するサーバを再起動します。

実行時の注意事項

ASP.NETでデッドロック検出のエラーが発生した場合について

帳票Webサービスが動作するサーバにおいて、帳票Webサービスの実行時にソースが[ASP.NET 2.0.NNNN.N] (※Nは数字)、イベントIDが1003のエラーが発生し、アプリケーションログに出力される場合や、帳票Webサービスの実行時にASP.NETがデッドロックを検出したことを示すエラーメッセージがアプリケーションログに出力される場合があります。このエラーは、帳票出力サービスへの出力要求の多重度が高く、出力処理に時間が掛かるときに発生することがあります。

このエラーが発生した場合は、帳票Webサービスが動作するサーバの.NET Frameworkの環境設定ファイル Machine.configファイル内の、<processModel>セクションのresponseDeadlockInterval属性に設定された時間間隔を大きくしてください。

Machine.configファイルは、以下のフォルダ内に存在します。

【Windows版】の場合
(Windowsのシステムフォルダ)\Microsoft.NET\Framework\v2.0.NNNNN\CONFIG
【Windows(x64)版】の場合
(Windowsのシステムフォルダ)\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.NNNNN\CONFIG

(※.NET Framework 2.0、3.0、または3.5を使用している場合。v2.0で始まるフォルダが複数ある場合は、NNNNNが一番大きな値のフォルダ。例:v2.0.50727)。

設定する属性の様式は、以下のとおりです。

<processModel responseDeadlockInterval=”HH:MM:SS”>
	HH:時、MM:分、SS:秒。

(例)responseDeadlockIntervalを30分にする場合。

	<processModel responseDeadlockInterval=”00:30:00”>