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Interstage List Creator V10.5.0 帳票Webサービス機能編
FUJITSU Software

A.7.3 【Solaris版】の注意事項

帳票Webサービスがサポートしない出力先について

帳票Webサービスでは、List Creatorのprprintコマンドがサポートする出力先のうち、OWFファイル生成をサポートしていません。LCWebSvcクラスのPrprintメソッド、およびPrprintWithFormDataメソッド呼び出し時に、LCParamオプションのcommandLineパラメータで出力先としてOWFファイル生成が指定された場合(「-atdirect owf」オプションが指定された場合)は、エラーが復帰されます(エラーコード:29005 OWFファイル生成が指定された)。

クライアントアプリケーション作成時の注意事項

Webサービスクライアントが復帰する例外について

Webサービスクライアント生成ウィザードを使ってWebサービスクライアントを生成する場合、LCWebSvcクラスのインスタンスを生成するときに、以下の例外を復帰するようにWebサービスクライアントがウィザードにより生成される場合があります。この場合は、コンパイルエラーが発生しないように、これらの例外をtry/catchするようにクライアントアプリケーションを作成してください。

【SOAPアクセスソースが復帰する可能性のある例外】

javax.xml.rpc.ServiceException
java.rmt.RemoteException

実行時の注意

PDFファイル、Excelファイルの所有者設定について

LCWebSvcクラスのPrprintメソッド、およびPrprintWithFormDataメソッド呼び出しでPDFファイル出力を行うとき、PDFファイル、またはExcelファイルの所有者を動作設定の「PDFファイル、Excelファイル所有者ユーザID」で指定されたユーザIDにする場合は、下記の条件を満たす必要があります。この条件を満たさない場合、出力されたPDFファイルの所有者はrootアカウントとなります。

  • LCParamクラスのcommandLineプロパティに指定する出力属性に、“-atdirect”オプション、または“-atmethod”オプションで、file、またはexcelのいずれかを指定する、かつ

  • “-keeppdf”オプション、または“-keepxlsx”でPDF、またはExcel保存時の格納ファイル名を指定する。

実行環境のコード系について

LCWebSvcクラスの帳票出力メソッドを使って帳票出力を行うとき、LCParamパラメータのfileTypeプロパティに指定するList Creatorの実行環境のコード系には、帳票Webサービスが動作するサーバにインストールされているコード系を指定してください。サーバにインストールされていないコード系が指定された場合は、帳票出力時に呼び出されるList Creatorでエラーが発生します。

Interstage Application Serverの設定変更について

ワークユニットのメモリサイズの変更方法について

ワークユニットの最大メモリ割当てサイズの変更方法は、以下のとおりです。

  1. Webブラウザで、以下に示すURLを指定し、「Interstage管理コンソール」を起動します。rootアカウントでログインします。

    ※注:hostnameには、帳票WebサービスをインストールしたサーバのIPアドレス、またはホスト名を設定します。

    http://hostname:12000/IsAdmin
  2. [Interstage管理コンソール]>[Interstage Application Server]>[システム]>[ワークユニット]をクリックします。クリックすると、右の画面に[ワークユニット:状態]が表示されます。この画面に表示されるワークユニット一覧のワークユニット名 LCWebService をクリックして、[LCWebService:操作]画面を表示します。

  3. [LCWebService:操作]画面でワークユニット名にLCWebServiceが表示されていることを確認します。ワークユニットの状態が[起動]であれば、[停止]ボタンをクリックします。「ワークユニットの停止方法を選択してください。」と表示されるので、[停止]を選択して、[実行]ボタンをクリックします。

  4. [LCWebService:操作]画面で、[環境設定]タブをクリックし、[LCWebService:環境設定]画面を表示します。

  5. [LCWebService:環境設定]画面で、以下のとおり設定します。設定後に、[適用]ボタンをクリックします。

    [ワークユニット設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    JavaVMオプション

    本項目に設定されているオプションのうち、-Xmxオプションの値を変更する。

    例:JavaVMの最大メモリ使用量を512Mバイトに変更する場合の設定方法は、以下のとおり。

    -Xmx512m
  6. [操作]タブをクリックします。[LCWebService:操作]画面が表示されるので、[起動]ボタンをクリックし、ワークユニットを起動します。

  7. Webブラウザを閉じます。


実行時に「Internal Server Error」が通知された場合について

クライアントアプリケーションに「Internal Server Error」が通知され、システムログに何も出力されていない場合は、帳票Webサービスのワークユニットが起動していない可能性があります。帳票Webサービスのワークユニットが起動していない場合は、起動させてからクライアントアプリケーションを実行してください。

ワークユニットの起動方法は、以下のとおりです。

  1. Webブラウザで、以下に示すURLを指定し、「Interstage管理コンソール」を起動します。rootアカウントでログインします。

    ※注:hostnameには、帳票WebサービスをインストールしたサーバのIPアドレス、またはホスト名を設定します。

    http://hostname:12000/IsAdmin
  2. [Interstage管理コンソール]>[Interstage Application Server]>[システム]>[ワークユニット]をクリックします。クリックすると、右の画面に[ワークユニット:状態]が表示されます。この画面に表示されるワークユニット一覧のワークユニット名 LCWebService をクリックして、[LCWebService:操作]画面を表示します。

  3. [LCWebService:操作]画面でワークユニット名にLCWebServiceが表示されていることを確認します。ワークユニットの状態が[停止]であれば、[起動]ボタンをクリックし、ワークユニットを起動します。

  4. Webブラウザを閉じます。


タイムアウト値変更について

帳票Webサービス実行時に、クライアントアプリケーションに「Internal Server Error」が通知され、システムログにIJServer12044のログが出力されている場合は、帳票Webサービスのワークユニットでタイムアウトが発生しています。この場合は、帳票Webサービスのワークユニットのタイムアウト値を増やして、タイムアウトが発生しないように設定を変更してください。

タイムアウト値の変更手順は以下のとおりです。

  1. Webブラウザで、以下に示すURLを指定し、「Interstage管理コンソール」を起動します。root アカウントでログインします。

    ※注:hostnameには、帳票WebサービスをインストールしたサーバのIPアドレス、またはホスト名を設定します。「Interstage管理コンソール」のポート番号を12000から変更している場合は、変更後のポート番号を設定してください。

    http://hostname:12000/IsAdmin
  2. [Interstage管理コンソール]-[Interstage Application Server]-[システム]-[ワークユニット]をクリックします。クリックすると、右の画面に[ワークユニット:状態]が表示されます。この画面に表示されるワークユニットの一覧のワークユニット名LCWebServiceをクリックして、[LCWebService:操作]画面を表示します。

  3. [LCWebService:操作]画面でワークユニット名にLCWebServiceが表示されていることを確認します。ワークユニットの状態が[起動]であれば、[停止]ボタンをクリックします。「ワークユニットの停止方法を選択してください。」と表示されるので、[停止]を選択して、[実行]ボタンをクリックします。

  4. [LCWebService:操作]画面で[環境設定]タブをクリックし、[LCWebService:環境設定]画面を表示します。

  5. [LCWebService:環境設定]画面で、以下のとおり設定します。設定後に、[設定]ボタンをクリックします。

    [Servletコンテナ設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    タイムアウト

    帳票Webサービスの実行開始から終了までの最大値以上の時間を秒で設定する。

  6. [操作]タブをクリックします。[LCWebService:操作]画面が表示されるので、[起動]ボタンをクリックし、ワークユニットを起動します。

  7. Webブラウザを閉じます。


同時処理数変更について

帳票Webサービス実行時に、クライアントアプリケーションに「Service Temporary Unavailable」が通知され、システムログにIJServer12022のログが出力されている場合は、帳票Webサービスの同時処理数が、帳票Webサービスのワークユニットに設定された同時処理数の上限を超えています。この現象が発生する場合は、帳票Webサービスのワークユニットの同時処理数の上限を増やしてください。

※注:同時処理数の上限の変更により同時処理数が増えると、サーバのCPU使用量の増加や、仮想メモリの減少が起こり、システムの動作に影響を与える場合があります。同時処理数の変更は、サーバ負荷が過大にならないよう注意して実施してください。

同時処理数の変更手順は以下のとおりです。

  1. Webブラウザで、以下に示すURLを指定し、「Interstage 管理コンソール」を起動します。rootアカウントでログインします。

    ※注:hostnameには、帳票WebサービスをインストールしたサーバのIPアドレス、またはホスト名を設定します。「Interstage 管理コンソール」のポート番号を12000から変更している場合は、変更後のポート番号を設定してください。

    http://hostname:12000/IsAdmin
  2. [Interstage 管理コンソール]>[Interstage Application Server]-[システム]-[ワークユニット]をクリックします。クリックすると、右の画面に[ワークユニット:状態]が表示されます。この画面に表示されるワークユニットの一覧のワークユニット名LCWebServiceをクリックして、[LCWebService:操作]画面を表示します。

  3. [LCWebService:操作]画面でワークユニット名にLCWebServiceが表示されていることを確認します。ワークユニットの状態が[起動]であれば、[停止]ボタンをクリックします。「ワークユニットの停止方法を選択してください。」と表示されるので、[停止]を選択して、[実行]ボタンをクリックします。

  4. [LCWebService:操作]画面で[環境設定]タブをクリックし、[LCWebService:環境設定]画面を表示します。

  5. [LCWebService:環境設定]画面で、以下のとおり設定します。設定後に、[設定]ボタンをクリックします。

    [Servletコンテナ設定]

    設定項目および選択項目

    設定値および選択値

    同時処理数

    帳票Webサービスの同時処理数の最大値を設定する。

  6. [操作]タブをクリックします。[LCWebService:操作]画面が表示されるので、[起動]ボタンをクリックし、ワークユニットを起動します。

  7. Web ブラウザを閉じます。

プリンタ印刷実行時のユーザ名について

プリンタ印刷実行時の印刷要求の権限は、rootユーザが出力したものとなります。