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Interstage List Creator V10.5.0 PDF変換機能編
FUJITSU Software

2.3.11 PDF操作コマンドエラーメッセージ一覧

以下に、PDF操作コマンドを使用した際に標準エラー出力に表示されるエラーメッセージを示します。

PDF操作コマンド共通エラーメッセージ

2.8は、全てのPDF操作コマンド共通に出力されるエラーメッセージです。

表2.8 PDF操作コマンド共通エラーメッセージ

メッセージ本文

意味

原因と対処方法

data error. for details see system log.

入力ファイルに誤りがあります。

入力ファイルとして指定した、PDFファイルまたは、PDF文書情報ファイルに誤りがあります。
入力ファイルの内容を確認してください。
エラーの詳細についてはイベントログまたはシステムログに出力されています。

not enough memory. for details see system log.

メモリ資源の確保に失敗しました。

メモリ資源が枯渇したと考えられます。
他のアプリケーションを終了させ、再度実行してください。
エラーの詳細についてはイベントログまたはシステムログに出力されています。

file access error. for details see system log.

入出力ファイルの操作に失敗しました。

入出力ファイルとして指定した、PDFファイルへアクセスすることができません。以下の原因が考えられます。

  • 入力ファイルに、存在しないファイル名が指定された。

  • ファイル/ディレクトリへのアクセス権限がない。

  • 別のプロセスまたは他のユーザーが同名のファイルを排他使用中である

  • ディスク装置の異常によって、出力先のPDFファイルの出力に失敗した。

  • ディスク装置の異常によって、作業ファイル領域への出力に失敗した。

  • ネットワーク共有されているファイルへのアクセスが中断された。

  • ファイル名が長すぎる。

エラーの詳細についてはイベントログまたはシステムログに出力されている場合があります。

argument error. for details see system log.

プログラムの内部異常が発生しました。

当メッセージとイベントログまたはシステムログに出力されているメッセージ、操作内容を記録し当社技術員まで連絡してください。

disk full error. for details see system log.

ファイル出力時、ディスクに空き容量がありません。

ディスクの空き容量が不足してファイルが出力できません。

  • 出力先のPDFファイルまたは、PDF文書情報ファイルの出力先の容量が不足している。

  • 作業ファイル領域の容量が不足している。

十分なディスク容量を確保してください。
エラーの詳細についてはイベントログまたはシステムログに出力されています。

invalid password.

指定した入力PDFファイルのパスワードが正しくありません。

指定したパスワードに誤りがあることが考えられます。
正しい“PDFファイルを開くパスワード”または、“セキュリティオプション変更パスワード”を指定してください
パスワードを確認し、再度指定しなおしてください。

memory allocation error.

メモリ資源の確保に失敗しました。

メモリ資源が枯渇したと考えられます。
他のアプリケーションを終了させ、再度実行してください。
それでも同様のエラーが発生する場合は、システム資源の再見積りを行ってください。

operation is not permitted. specify security password.

セキュリティにより操作が許可されないパスワードです。

“セキュリティオプション変更パスワード”ではなく、“PDFファイルを開くパスワード”が指定されている可能性が考えられます。
“セキュリティオプション変更パスワード”を指定してください。

file open error :%1 :%2

ファイルのオープンに失敗しました。
(%1にはシステムエラーメッセージ、%2にはファイル名が表示されます。)

入出力ファイルとして指定した、PDF文書情報ファイルのオープンに失敗したことが考えられます。

  • オープンしようとしたファイルが存在しなかった

  • オープンしようとしたファイルにアクセス権がなかった

  • 別のプロセスまたは他のユーザーが同名のファイルを排他使用中である

  • ファイル名が長すぎる

以下の対処を行ってください。

  • PDFファイルまたは、PDF文書情報ファイルが存在しているかを確認する

  • PDFファイルまたは、PDF文書情報ファイルが存在するディレクトリのアクセス権を確認する

file read error :%1 :%2

ファイルの読み込みに失敗しました。
(%1にはシステムエラーメッセージ、%2にはファイル名が表示されます。)

入力ファイルとして指定した、PDF文書情報ファイルの読み込みに失敗したことが考えられます。

  • ネットワーク共有されているファイルへのアクセスが中断された。

PDF文書情報ファイルがネットワーク共有されている場合、アクセスが可能か確認してください。

file write error :%1 :%2

ファイルの書き込みに失敗しました。
(%1にはシステムエラーメッセージ、%2にはファイル名が表示されます。)

出力ファイルとして指定した、PDF文書情報ファイルの書き込みに失敗したことが考えられます。

  • ディスク容量不足

  • ネットワークで共有されているディスクへのアクセスが中断された

以下の対処を行ってください。

  • ディスクへのアクセスが可能かを確認する

file close error :%1 :%2

ファイルのクローズに失敗しました。
(%1にはシステムエラーメッセージ、%2にはファイル名が表示されます。)

入出力ファイルとして指定した、PDF文書情報ファイルの書き込みに失敗したことが考えられます。

  • ディスク容量不足

  • ネットワークで共有されているディスクへのアクセスが中断された

以下の対処を行ってください。

  • ディスクへのアクセスが可能かを確認する

operation was successful, but backup file removal failed.

PDF操作処理は正常に終了しましたが、バックアップファイルの削除に失敗しました。

PDF操作処理を正常に終了したのち、“出力先ファイル”+“.bak”というバックアップファイルが、別のプロセスまたは他のユーザーが同名のファイルを排他使用中であったり、アクセス権が変更されていないか確認してください。

backup file creation error. (already exists)

バックアップファイルが既に存在しているため、バックアップファイルの作成に失敗しました。

“出力先ファイル”+“.bak”というバックアップファイルが既に存在していることが考えられます。
上記ファイルを削除もしくは変名してください。

backup file creation error. (Permission denied)

別のプロセスまたは他のユーザーが同名のファイルを出力しているため、バックアップファイルの作成に失敗しました。

バックアップファイルの作成に失敗したことが考えられます。

  • 別のプロセスまたは他のユーザーが同名のファイルを排他使用中である

  • 出力先ディレクトリ、ファイルのアクセス権がない

以下の対処を行ってください。

  • 出力先ディレクトリ、ファイルのアクセス権を確認する

backup file creation error.

(No such file or directory)

“出力先ファイル”+“.bak”というバックアップファイルの作成に失敗しました。

“出力先ファイル”+“.bak”というバックアップファイルの作成に失敗したことが考えられます。

  • バックアップファイル名が長すぎる

  • 出力先ファイルが他者によって移動または削除されてしまった

以下の対処を行ってください。

  • 出力ファイル名/ファイルパスを確認する

  • 出力先ファイルが他者によって移動または削除されていないかを確認する

invalid PDF info file ([PM-PDF])

PDF文書情報ファイルの宣言が正しくありません。

指定されたPDF文書情報ファイル内に宣言“[PM-PDF]”が記述されていないことが考えられます。
PDF操作コマンドで使用可能なPDF文書情報ファイルを確認してください。

invalid PDF info file (%1)

PDF文書情報ファイルの記述に誤りがあります。

(%1には該当のキーワード名が表示されます。)

指定されたPDF文書情報ファイル記述に誤りがあることが考えられます。

  • キーワードの形式が誤っている。

  • キーワードの値に、不正なものが指定されている

  • 文字コードが正しくない

PDF操作コマンドで使用可能なPDF文書情報ファイルを確認してください。

PDF操作コマンド(pmfmerge)エラーメッセージ

2.9にpmfmergeコマンドを使用した時に出力される固有のエラーメッセージを示します。

2.8のPDF操作コマンド共通エラーメッセージと併せて確認してください。

表2.9 PDF操作コマンド(pmfmerge)エラーメッセージ

メッセージ本文

意味

原因と対処方法

invalid file name :%1 :%2

PDFファイル結合時に指定したファイルに誤りがあります。
(%1にはシステムエラーメッセージ、%2にはファイル名が表示されます。)

指定されたファイルもしくはディレクトリが参照できませんでした。以下の原因が考えられます。

  • 結合先PDFファイルまたは、入力PDFファイルが存在していない

  • ディレクトリへのアクセス権限がない

  • ファイル名が長すぎる

以下の対処を行ってください。

  • 入出力ファイル名/ファイルパスを確認する。

  • ディレクトリへのアクセス権を確認する。

PDF操作コマンド(pmfsplit)エラーメッセージ

2.10にpmfsplitコマンドを使用した時に出力される固有のエラーメッセージを示します。

2.8のPDF操作コマンド共通エラーメッセージと併せて確認してください。

表2.10 PDF操作コマンド(pmfsplit)エラーメッセージ

メッセージ本文

意味

原因と対処方法

page number %1 is not exist.

入力PDFファイルには存在しないページが指定されました。
(%1にはページ番号が表示されます。)

入力PDFファイルの総ページ数を超えた数値を指定した場合に表示されます。
pmfsplitコマンドに指定したページ範囲を見直してください。

invalid extraction page.

抽出ページ範囲に重複したページが指定されました。

-gまたは-r指定時、重複するページを指定したことが考えられます。抽出ページ範囲が重複しないようpmfsplitコマンドのパラメタを見直してください。

PDF操作コマンド(pmsecinf)エラーメッセージ

2.11にpmsecinfコマンドを使用した時に出力される固有のエラーメッセージを示します。

2.8のPDF操作コマンド共通エラーメッセージと併せて確認してください。

表2.11 PDF操作コマンド(pmsecinf)エラーメッセージ

メッセージ本文

意味

原因と対処方法

PDF file without security cannot be made.

セキュリティが設定されないPDFを出力しようとしました。

暗号化処理が施されないPDFファイルを出力する指定となっています。
PDF文書情報ファイルの内容を見直してください。

It is necessary to specify the keyword PDF-KEY128.

セキュリティオプション設定で必要なキーワードが指定されていません。

PDF文書情報ファイル内にセキュリティオプション設定で必要なキーワード“PDF-KEY128”が記述されていないことが考えられます。
“PDF-KEY128=ON”または“PDF-KEY128=OFF”を追加してください。

PDF操作コマンド(pmexteff)エラーメッセージ

2.12にpmexteffコマンドを使用した時に出力される固有のエラーメッセージを示します。

2.8のPDF操作コマンド共通エラーメッセージと併せて確認してください。

表2.12 PDF操作コマンド(pmexteff)エラーメッセージ

メッセージ本文

意味

原因と対処方法

directory creation error.

ディレクトリの作成に失敗しました。

指定されたディレクトリ名とファイル名を合わせた絶対パスが長すぎることが考えられます。
指定されたディレクトリのドライブが無効、または、存在しないことが考えられます。
ディレクトリ名を見直してください。

output file removal failed.

異常が発生した抽出ファイルの削除に失敗しました。

抽出した添付ファイルを別のプロセス、または、他のユーザが参照していることが考えられます。
添付ファイルの抽出を行っている間は、指定した出力ディレクトリ、または、出力ファイルを他のプロセスやユーザで参照しないようにしてください。

update date of attached file is abnormal.

抽出する添付ファイルの更新日時に異常があります。

更新日時が、1970年1月1日の0時以前、または、世界協定時刻(UTC)の2038年1月19日03時14分07秒以降であることが考えられます。

file #%1 has no available name, saved as "%2"

抽出する添付ファイル(%1)が、利用できないファイル名のため、%2に変名します。
(%1にはインデックス番号、%2には変名後のファイル名が表示されます)

抽出する添付ファイルが、利用できないファイル名だったため、出力ファイル名が変更します。
(全抽出、または、番号指定抽出時)