List Creatorで生成したPDFファイルに対し、ファイルの結合やページ抽出などの操作が行えるコマンドです。
以下の操作が可能です
複数のPDFファイルを結合し1つのPDFファイルを生成する
PDFファイルから指定したページを抽出し、新たなPDFファイルを生成する
PDFファイルの文書情報(タイトル等)を取得したり、文書情報の設定をする
PDFファイルに設定されているセキュリティ情報を取得したり、新たにセキュリティ情報を設定する
PDFファイルの総ページ数を取得する
PDFファイルの添付ファイルを抽出したり、添付ファイルの一覧を取得する
PDF操作コマンドで取得/設定する情報をPDF文書情報ファイルの形式で記述します。書式については、以下を参照してください。
⇒ “2.2.2 PDF文書情報ファイルの書式”
PDF操作コマンドで記述可能なキーワードについては、以下を参照してください。
⇒ “2.3.8 PDF操作コマンドで使用するPDF文書情報ファイルのキーワード一覧”
PDFファイル操作コマンドの一覧
PDFファイル操作コマンドの一覧を以下に示します。
種類 | コマンド名 | 用途 |
---|---|---|
PDFファイル結合 | pmfmerge | 複数のPDFファイルを1つのPDFファイルに結合します。 |
ページ抽出 | pmfsplit | 複数ページのPDFファイルから所定のページを抽出し新たなPDFファイルを生成します。 |
文書情報操作 | pmdocinf | 既存のPDFファイルの文書情報(タイトル/サブタイトル/作成日付等)の取得/設定を行います。 |
セキュリティ情報操作 | pmsecinf | 既存のPDFファイルに対してセキュリティオプションの取得/設定を行います。 |
ページ数取得 | pmpagcnt | 既存のPDFファイルの総ページ数を取得します。 |
添付ファイル操作 | pmexteff | 既存のPDFファイルの添付ファイルの抽出や添付ファイル一覧の取得を行います。 |
注意
List Creatorで生成したPDFファイルのみサポートしています。
PDFファイル操作コマンドの格納場所
PDFファイル操作コマンドの格納場所は以下のとおりです。
List Creatorインストールディレクトリ
/opt/FJSVedoc/bin
PDFファイル操作コマンドの記述について
本コマンドで指定されるオプションとパラメタ全体の最大文字列長は以下のようになります。
Windows:8,191文字以内
UNIX系OS:シェルによって最大文字列長が異なりますので、使用するシェルのマニュアルを参照してください。
本コマンドで指定可能なファイル名は以下のとおりです。
これ以外の文字を使用した場合、正しくファイルが読み込めなかったり、正しくファイルが生成できない可能性があります。
半角数字、半角英字、半角記号
ただし、下記記号そのものをファイル名、ディレクトリ名として使用することはできません。
Windows:\、/、:、?、*、”、<、>、|、(NULL)、(制御記号)
UNIX系OS:”、’、|、\、;、$、*、?、など。シェルによって異なりますので、詳細は使用するシェルのマニュアルを参照してください。
JIS第一/第二水準漢字