実際の運用と同じ条件で帳票をテスト出力し、帳票が正常に出力されているかどうかを確認します。
多言語帳票を出力すると、使用するフォントによって以下のような問題が発生する場合があります。
文字が重なったり、隙間が開いたりする
フォント(書体)が違う(英数字用フォントになる)
文字化け(中点など)となる
このような問題は、東アジア圏の文字など、全角文字や半角文字が存在する言語の場合に発生します。
出力する言語によって、Unicodeの全半角テーブルの全半角情報と、使用しているフォントの全半角情報に差異があることが原因です。
この問題が発生した場合、使用しているフォントの全半角テーブルのカスタマイズを行う必要があります。
ポイント
全半角テーブルのカスタマイズは、出力時に指定する帳票出力情報ファイルで行います。
帳票出力情報ファイルの記述形式については、以下を参照してください。
帳票出力情報ファイルの指定方法については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
全半角テーブルのカスタマイズの例については、以下を参照してください。
⇒“付録D 全半角テーブル”
全半角テーブルのカスタマイズは、以下の手順で行ってください。
出力結果をもとに帳票出力情報ファイルで以下の指定を行います。
半角文字が全角で出力された場合
UNICODENキーワードを指定(半角文字とする文字コードを指定)
全角文字が半角で出力された場合
UNICODEWキーワードを指定(全角文字とする文字コードを指定)
ユーザアプリケーションで、(1)の帳票出力情報ファイル名を指定します。
(1)の指定にしたがって、フォントの全半角情報が切り替わります。
出力結果を確認してください。
ポイント
全半角情報のカスタマイズを行っても、正しく出力されない場合、使用しているフォントに文字が登録されていないなどの原因が考えられます。
また、テキスト項目の領域長の指定に問題がある可能性もあります。
必要に応じて、テキスト項目の設定の見直しやフォントの設定の見直しを行ってください。