iiusetcfgコマンドについて説明します。
機能説明
Java EE実行環境でIII連携を利用している場合に、ISI/III共通の動作環境情報をISI/IIIの動作環境ファイルに設定します。また、設定情報を出力します。
形式
iiusetcfg {-i 設定情報入力ファイル | -o 設定情報出力ファイル}
引数
引数 | 説明 |
---|---|
-i 設定情報入力ファイル | ISI/IIIで共通の動作環境情報を設定する場合、以下の設定情報を記述したファイルのパスを指定します。 ファイルの詳細については、“共通の動作環境情報の設定ファイル”を参照してください。 |
-o 設定情報出力ファイル | ISI/IIIで設定済の共通の動作環境情報を表示する場合に、それらの設定情報を出力するファイルのパスを指定します。共通の動作環境情報が未設定の場合は、出力する情報はありません。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
1 | 異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。 |
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンド実行後、ISI/IIIの再起動により設定した動作環境情報が反映されます。
使用例
iiusetcfgコマンドの使用例を示します。この例では、共通の動作環境情報の設定を行います。
iiusetcfg -i /root/iiuenv.properties
共通の動作環境情報の設定ファイル
設定ファイルは以下のように定義します。
resettime=05:00 recordterm=1 exctterm=1
項目 | 内容 | 省略値 | 指定範囲 |
---|---|---|---|
resettime | 日付の切替時刻を「HH:MM」の形式で指定します。指定時刻になると、保持期間の設定にしたがってISI、IIIそれぞれ以下の情報が削除されます。 ISI:実行ログ III:プロセス管理情報、データボックス内のデータ・管理情報 | 00:00 | 00:00~23:59 |
recordterm | ISIの実行ログ、および、IIIのプロセス管理情報の保持期間を日数で指定します。 | 10 | 1~31 |
exctterm | IIIのデータボックス内のデータ・管理情報の保持期間を、データ抽出(配信または抽出)からの経過日数で指定します。 | 10 | 1~31 |
設定ファイルの指定内容は、ISI、IIIの以下のプロパティやキー名に対応しています。
項目 | 対応するプロパティ、キー名 |
---|---|
resettime | ISI:com.fujitsu.esi.sequencelog.resettime III:resettime |
recordterm | ISI:com.fujitsu.esi.sequencelog.recordterm III:recordterm |
exctterm | ISI:なし III:exctterm |
詳細は“ISI Java EE導入ガイド”の“環境のカスタマイズ”、および、“Interstage Information Integrator セットアップガイド”の“動作環境の定義”を参照してください。