apfwdspmsgtblコマンドについて説明します。
機能説明
メッセージ格納DBの情報を表示します。
以下に表示形式を説明します。
SPACENAME: メッセージ格納領域名(注1) DBSCHEMA: スキーマ NS HOST: ネーミングサービスのホスト名、ポート番号(形式 ホスト名:ポート番号) MAX CHANNEL COUNT: JMS-Rキューの最大数 USED CHANNEL COUNT: 現在使用しているJMS-Rキューの数 MAX MESSAGE COUNT: メッセージ蓄積最大数 MAX MESSAGE LENGTH: 最大メッセージ長 DBSPACE NAME: データベーススペース名 NSGW DBSPACE NAME: キュー間転送用のデータベーススペース名(注2)
(注1)メッセージ格納領域名の先頭に'*'が付加されて表示された場合は、対象のメッセージ格納領域は、作成中、または削除中です。apfwaddmsgtbl、apfwdelmsgtblを実行中でない場合は、不要な情報がデータベースに残存しているため、apfwdelmsgtblコマンドを使用して削除してください。
(注2)NSGW DBSPACE NAMEはキュー間転送の設定を行った場合だけ出力されます。
CHANNEL NAME: イベントチャネルのグループ名::イベントチャネル名
SPACE NAME: メッセージ格納領域名(注1)
TABLE NAME:
スキーマ名.使用テーブル名1
スキーマ名.使用テーブル名2
(注1) JMS-Rキュー作成時にメッセージ格納領域を指定していない場合は、ハイフン"-"が出力されます。
形式
apfwdspmsgtbl [-n メッセージ格納領域名] [-u ユーザ名]
apfwdspmsgtbl -e [-s スキーマ名] [-g イベントチャネルのグループ名 -c イベントチャネル名] [-u ユーザ名]
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-n メッセージ格納領域名 | メッセージ格納領域の名前を指定してください。大文字小文字は区別します。以下の条件を満たす文字列を指定してください。
省略時は、メッセージ格納領域の一覧を表示します。 |
-u ユーザ名 | データベースにアクセスするユーザのIDを指定してください。 |
-e | JMS-Rキューが使用するテーブル情報を表示する場合に指定します。 |
-s スキーマ名 | メッセージ格納DBのスキーマ名を指定します。 |
-g イベントチャネルのグループ名 | esiqueadd_jmsrコマンドで指定したキュー名を指定してください。 |
-c イベントチャネル名 | esiqueadd_jmsrコマンドで指定したキュー名を指定してください。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
2以上 | 異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。 |
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドは、-uオプションで指定したユーザIDでメッセージ格納DBにアクセスします。
実行時には、パスワードの問い合わせを行いますので、-uオプションで指定したユーザIDに対応するパスワードを入力してください。
本コマンドはデータベースサーバで実行してください。
本コマンド実行前に、環境変数設定ファイルの記述を行っておく必要があります。
/opt/FJSVibs/etc/def/apfwenv.conf
本コマンドの実行時には、環境変数RDBNAMEにRDBシステム名が設定されている必要があります。ただし、RDBシステム名を付けない運用の場合、設定は不要です。
使用例
apfwdspmsgtbl -n SPACE001
apfwdspmsgtbl -e -g QUEUE001 -c QUEUE001