apfwdbqctrlmsgコマンドについて説明します。
機能説明
JMS-Rキューからメッセージを取得し、ファイルに保存します。
また、JMS-Rキューからメッセージを削除します。
形式
apfwdbqctrlmsg -save -q キュー名 -d データソース名 -o 保存先ファイル
apfwdbqctrlmsg -remove -q キュー名 -d データソース名 [-all]
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-save | 本オプションを指定した場合、キューの先頭のメッセージをファイルに保存します。ファイルに保存したメッセージはキューから削除されます。 |
-remove | 本オプションを指定した場合、キューからメッセージを削除します。 |
-q キュー名 | キュー名を指定します。 |
-d データソース名 | データソース名を指定します。“esimsgdb”を指定してください。 |
-o 保存先ファイル | メッセージの保存先のファイルパスを絶対パス、または相対パスで指定します。-saveを指定した場合は必ず指定する必要があります。保存先ファイルにはメッセージをバイナリデータとして出力します。 |
-all | 本オプションを指定した場合、キューに蓄積されているすべてのメッセージを対象とします。省略した場合は、先頭のメッセージを対象とします。 -saveと同時には指定できません。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
2以上 | 異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。 |
注意事項
本コマンドは、管理者権限を所有するユーザ、またはInterstage運用者だけが実行できます。
対象のキューからメッセージを受信するアプリケーションを停止してから実行してください。対象のキューに対してキュー間転送を行っている場合は、サービスの通信を停止してから実行してください。
同一のキューに対して本コマンドを同時に実行しないでください。
保存先ファイルにすでに存在するファイルの名前を指定した場合、コマンドは異常終了します。
使用例
apfwdbqctrlmsgコマンドの使用例を示します。この例では、キューの先頭のメッセージをファイルに退避します。
apfwdbqctrlmsg -save -q que01 -d esimsgdb -o datafile