[名称]
[抽出対象データベース]
Oracle
[形式]
lxrpomkdef -k CRE [ -D { SYMFOPGS -port ポート番号1 [ , ポート番号2 ] [ -u ユーザ名 [ -w ] ] [ -host ホスト名1,ホスト名2 ] [ -sslmode { disable | allow | prefer | require | verify-ca | verify-full } ] [ -sslservercertcn サーバ群の共通証明書のCN名 ]| SYMFO } ] -r 抽出定義名 -d データベース名.スキーマ名.表名 [ -f 出力先ディレクトリパス名 ]
lxrpomkdef -k GEN -D { SYMFOPGS -port ポート番号1 [ , ポート番号2 ] [ -u ユーザ名 [ -w ] ] [-host ホスト名1,ホスト名2] [ -sslmode { disable | allow | prefer | require | verify-ca | verify-full } ] [ -sslservercertcn サーバ群の共通証明書のCN名 ] | SYMFO } -r INTABLE識別名 -d データベース名.スキーマ名.表名 [ -f 出力先ディレクトリパス名 ]
lxrpomkdef -k WRK -n 業務名 -m { DIFF | ALL } -p { PUSH | PULL } [ -t 情報ファイル名 ] [ -f 出力先ディレクトリパス名 ]
[機能説明]
複写先データベースの定義情報から、抽出定義の定義ファイルの雛型を自動作成します。Oracle抽出レプリケーションの場合に使用できます。
利用者は、出力されたファイルを必要に応じてカスタマイズし、抽出定義コマンド(lxrpocreコマンド)の入力ファイルとして使用できます。
複写先データベースの定義情報から、DBサービス定義ファイルの雛型を自動作成します。Oracle抽出レプリケーションの場合に使用できます。
利用者は、出力されたファイルを必要に応じてカスタマイズし、DBサービス定義の定義ファイルとして使用できます。
[オプションの意味]
作成する定義ファイルの種類を指定します。
CRE:抽出定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。
GEN:DBサービス定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。
WRK:業務定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。
複写先データベースの種類を指定します。
SYMFOPGS:定義ファイルの対象とするデータベースがSymfoware Server(Openインタフェース)であることを意味します。
SYMFO:定義ファイルの対象とするデータベースがSymfoware Server(V11以前およびNativeインタフェース)であることを意味します。
本オプションを省略した場合には、Symfoware Server(V11以前およびNativeインタフェース)が指定されたものとみなします。
接続するSymfoware Serverのデータベースクラスタのpostgresql.confに指定したportパラメタの値を指定します。本オプションを省略した場合には、Symfoware Serverへの接続はポート番号を指定せずに行われます。データベースへの接続に関する詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。複写先がDBミラーリングシステムに接続する場合は、構成するデータベースサーバのポート番号を全て指定します。hostオプションのn番目に指定したサーバのポート番号は、portオプションのn番目に指定してください。
本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS”を選択した場合に指定します。
本コマンドがSymfoware Serverに接続するユーザの名前を63バイト以内の文字列で指定します。ユーザには指定したデータベースへのCONNECT権限が付与されている必要があります。
このオプションを指定すると、パスワードの入力を促すプロンプトが表示され、100バイト以内の文字列のパスワードが入力できます。ただし、本オプションを指定してバッチファイルやシェルスクリプトからコマンドを実行する場合には、-wオプションも合わせて指定してください。
本オプションを省略した場合は、コマンド実行時のOSのユーザ名が指定されたものとみなされます。
本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS”を選択した場合に指定します。
パスワードの入力を促しません。本オプションを指定した場合には、Symfoware Serverへの接続はパスワードを指定せずに行われます。パスワード認証に関する詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
複写先がDBミラーリングシステムの場合、Symfoware Serverにおけるプライマリサーバとスタンバイサーバのホスト名をカンマ区切りで指定します。hostオプションのn番目に指定したサーバのポート番号は、portオプションのn番目に指定してください。データベースへの接続に関する詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS”を選択した場合に指定します。
Symfoware Serverに接続する際の通信データを暗号化する場合に設定します。本オプションを省略した場合、Symfoware Serverの暗号化設定に従って接続します。データベースへの接続に関する詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS”を選択した場合に指定します。
disable:非SSLで接続します。
allow:非SSLで接続し、失敗したらSSLで接続します。
prefer:SSLで接続し、失敗したら非SSLで接続します。
require:必ずSSLで接続します。
verify-ca:SSLで接続し、信頼できるCAから発行された証明書を使用します。
verify-full:SSLで接続し、信頼できるCAから発行された証明書を使用してサーバのホスト名が証明書と一致するかを検証します。
DBミラーリングシステムに対して、証明書を使用してSSL接続を行う場合、Symfoware Serverサーバ群の共通証明書のCN名を64バイト以内で指定します。データベースへの接続に関する詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS”を選択した場合に指定します。
抽出定義名:抽出定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。
INTABLE識別名:DBサービス定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。
データベース名、スキーマ名、表名をピリオド“.”で区切り指定します。
情報ファイル名を214バイト以内の絶対パスで指定します。
-gオプションまたは-kオプションを指定した場合に指定します。
情報ファイルの記述形式は、“3.10.1 情報ファイルの記述形式”を参照してください。
本コマンドで作成するファイルの出力先パス名を絶対パス名で指定します。
ディレクトリパス名の長さは、最大214バイトです。
空白を含むディレクトリパス名は指定できません。
ディレクトリパスは、事前に作成しておく必要があります。
コマンド実行者は、ディレクトリパスにファイルを作成する権限が必要です。
本オプションを省略した場合、本コマンドを実行したディレクトリに定義ファイルを作成します。
作成したファイルのファイル名は以下のようになります。
-kオプションにCREを指定した場合
抽出定義名.def
-kオプションにGENを指定した場合
INTABLE識別名.def
-kオプションにWRKを指定した場合
業務定義名.def
作成するレプリケーション業務の業務名を指定します。
レプリケーションの運用形態を指定します。
DIFF:一括差分複写業務
ALL :全複写業務
レプリケーション業務の業務形態を指定します。
PUSH:押出型業務
PULL:取込み型業務
[注意事項]
本コマンドで作成する抽出定義の定義ファイルの雛型、DBサービス定義ファイルの雛型は、複写元データベースと複写先データベースの各列構成が対応していることを前提としています。
対応していない場合は、出力されたファイルを必要に応じてカスタマイズしてください。
本コマンド実行時には、レプリケーション対象となるデータベースが作成されている必要があります。
本コマンド実行時には、Symfoware Serverが起動されている必要があります。
-kオプションに“CRE”を指定した場合は、複写先システムで本コマンドを実行し、作成された抽出定義の定義ファイルを複写元システムで利用してください。
抽出定義名の規約については、“3.2.2 定義項目”を参照してください。
INTABLE識別名の規約については、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。
-fオプションに指定した出力先ディレクトリパスは、事前に作成しておく必要があります。
本コマンドの実行者は、-fオプションに指定した出力先ディレクトリパス対してファイルを作成する権限が必要です。
業務定義名の規約については、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。
lxrpomkdefコマンドで出力した抽出定義は、以下の場合、DATATYPEオペランドを修正する必要があります。
データベースの表に精度の指定がないnumeric型の列を定義している場合
精度の指定がないnumeric型は‘NUMERIC(xxx,xxx)'と表現されます。
データベースの表に文字数の指定がないcharacter varying型の列を定義している場合
文字数の指定がないcharacter varying型は‘VCHAR(xxx)'と表現されます。
データベースの表に文字数の指定がないnational character varying型の列を定義している場合
文字数の指定がないnational character varying型は‘NVCHAR(xxx)'と表現されます。
‘xxx'と表現された箇所を適切な値に編集してください。
DATATYPEオペランドの記述形式については、“3.2 lxrpocreコマンド”を参照してください。
lxrpomkdefコマンドで出力したDBサービス定義は、以下の場合、ITEMオペランドを修正する必要があります。
データベースの表に精度の指定がないnumeric型の列を定義している場合
精度の指定がないnumeric型は‘zonei(xxx,xxx)'と表現されます。
データベースの表に文字数の指定がないcharacter varying型の列を定義している場合
文字数の指定がないcharacter varying型は‘vchar(xxx)'と表現されます。
データベースの表に文字数の指定がないnational character varying型の列を定義している場合
文字数の指定がないnational character varying型は‘vnchar(xxx)'と表現されます。
‘xxx'と表現された箇所を適切な値に編集してください。
ITEMオペランドの記述形式については、“5.2 lxgensvコマンド”を参照してください。
[復帰値]
0:正常終了
1:異常終了