名前
esfast relocation start - ストレージ自動階層制御の再配置開始
形式
esfast relocation start -name tierPoolName -volume volumeNumber -date date [-s]
コマンドパス
$INS_DIR\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast relocation start
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssast/sbin/esfast relocation start
機能説明
ストレージ自動階層制御の再配置を開始します。コマンドの実行には、OSの管理者権限が必要です。
オペランド
ストレージ自動階層制御の再配置を開始します。
オプション
ストレージ自動階層制御の再配置を開始するTierプール名を指定します。
半角英数字、シャープ(#)、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)から構成される、1~16文字までの文字列を指定してください。
大文字・小文字は、区別しません。
Webコンソールで作成済みのTierプール名を指定してください。
ストレージ自動階層制御対象のFTV番号を指定します。
10進数の数値で指定してください。
Webコンソールで作成済みのFTV番号を指定してください。
評価結果の状態が"EVALUATED"のボリュームだけ指定できます。
ストレージ自動階層制御対象のボリュームを評価した日時を指定します。
"yyyy/mm/dd hh:mm:ss"の日時形式で指定してください。
日時はダブルクォート(")で囲む必要があります。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
> C:\ETERNUS_SF\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast relocation start -name TrPool1 -volume 2 -date "2013/12/19 17:05:00" -s INFO:esast9000:Command terminated normally.
# /opt/FJSVssast/sbin/esfast relocation start -name TrPool1 -volume 2 -date "2013/12/19 17:05:00" Are you sure? [y/n]: y INFO:esast9000:Command terminated normally.
注意事項
本コマンドを実行する前に、ETERNUS SF Storage Cruiser Optimizationオプションライセンスを登録してください。
登録していない場合、コマンドが異常終了します。
「8.5 ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionのサービス/デーモンの起動確認」を参照し、サービスまたはデーモンが起動していることを確認してください。
起動していない場合、コマンドが異常終了します。
以下のTierプールに対して本コマンドを実行した場合、コマンドが異常終了します。
ストレージ自動階層制御を停止しているTierプール
1階層Tierプール
階層化ポリシーの[実行モード]が"Auto"のTierプール