名前
esfast heatmapsync status - アクセス状況データの同期構成状態の表示
形式
esfast heatmapsync status -csv
コマンドパス
$INS_DIR\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast heatmapsync status
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssast/sbin/esfast heatmapsync status
機能説明
ストレージ自動階層制御のアクセス状況データの同期機能の設定状態(有効/無効)、アクセス状況データの同期処理におけるTierプール間の構成状態を表示します。
オペランド
アクセス状況データの同期構成状態を一覧表示します。
オプション
csv形式で出力します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
出力情報
以下の情報を出力します。
項目名 | 説明 |
---|---|
HEATMAPSYNC | アクセス状況データの同期機能の設定状態を表示します。 enable: 有効 |
IP ADDRESS | アクセス状況データの同期対象であるストレージ装置のIPアドレスを表示します。(注1) |
TIER POOL | アクセス状況データの同期対象であるストレージ装置のTierプール名を表示します。(注1) |
PAIR IP ADDRESS | アクセス状況データの同期対象であるもう一方のストレージ装置のIPアドレスを表示します。(注1) |
PAIR TIER POOL | アクセス状況データの同期対象であるもう一方のストレージ装置のTierプール名を表示します。(注1) |
SYNC STATUS | アクセス状況データの同期処理におけるTierプール間の構成状態を表示します。(注1)(注2)
|
注1: アクセス状況データの同期が無効の場合、または、アクセス状況データの同期を行っているTierプールが存在しない場合は、表示されません。
注2: 本項目では、アクセス状況データを同期するFTVが所属するTFOグループの状態は確認できません。TFOグループの状態を確認する方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「Storage Cluster機能」の「運用方法」を参照してください。
使用例
アクセス状況データの同期機能が有効、かつ、同期しているTierプールが存在する場合
> C:\ETERNUS_SF\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast heatmapsync status -csv HEATMAPSYNC,IP ADDRESS,TIER POOL,PAIR IP ADDRESS,PAIR TIER POOL,SYNC STATUS enable,192.0.2.10,TrPool1,192.0.2.11,TrPool3,NORMAL enable,192.0.2.12,TrPool2,192.0.2.11,TrPool4,MULTIPLE PAIR ERROR enable,192.0.2.12,TrPool2,192.0.2.11,TrPool5,MULTIPLE PAIR ERROR enable,192.0.2.13,TrPool6,192.0.2.14,TrPool7,PAIR CHANGE ERROR
アクセス状況データの同期機能が有効、かつ、同期しているTierプールが存在しない場合
# /opt/FJSVssast/sbin/esfast heatmapsync status -csv HEATMAPSYNC,IP ADDRESS,TIER POOL,PAIR IP ADDRESS,PAIR TIER POOL,SYNC STATUS enable,,,,,
アクセス状況データの同期機能が無効の場合
# /opt/FJSVssast/sbin/esfast heatmapsync status -csv HEATMAPSYNC,IP ADDRESS,TIER POOL,PAIR IP ADDRESS,PAIR TIER POOL,SYNC STATUS disable,,,,,
注意事項
「8.5 ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionのサービス/デーモンの起動確認」を参照し、サービスまたはデーモンが起動していることを確認してください。
起動していない場合、コマンドが異常終了します。