アクセス状況データの同期処理を開始するには、Storage Cluster環境のPrimaryストレージとSecondaryストレージにおける設定が以下の条件を満たしている必要があります。
TFOグループに定義されているFTVを含むTierプールが1対1の関係になっている
アクセス状況データを同期するもう一方のTierプールのストレージ自動階層制御が動作中である
アクセス状況データの同期機能を"enable"(有効)に設定していて、上記条件を満たしている場合、Tierプールのストレージ自動階層制御を開始すると、Tierプール間のアクセス状況データの同期処理が開始されます。
ポイント
アクセス状況データの同期処理が開始された場合は、Tierプールのストレージ自動階層制御を開始したときの操作ログに、ストレージ自動階層制御を開始したTierプール名に加えて、同期対象のもう一方のTierプール名が表示されます。
例
アクセス状況データの同期が実施される/実施されない構築例について、以下に記載します。
アクセス状況データの同期が実施される環境例
1つのTFOグループに対して、1対1でTierプールが関連
複数のTFOグループに対して、Tierプールが1対1で関連
アクセス状況データの同期が実施されない環境例
1つのTFOグループに対して、Tierプールが1対Nで関連
複数のTFOグループに対して、Tierプールが1対Nで関連