ページの先頭行へ戻る
Enterprise Postgres 9.5 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

3.2 対話形式でのインストール

以下の手順でインストールしてください。

なお、画面例に記載している“x.y SPz”は、インストールする製品のバージョンレベルを示します。

注意

入力値には以下の文字が使用できます。

[a-zA-Z0-9]、-、,および/

1. アプリケーションおよびプログラムの停止

再インストールする場合、アプリケーションおよびプログラムの停止が必要です。

インストールを開始する前に以下を停止してください。

2. スーパーユーザーへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。

$ su -
Password:******

3. DVDドライブのマウント

“サーバプログラム”のDVDを、DVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。

# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd

/dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。

/media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、インストーラの起動に失敗する場合があります。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

4. インストールの実行

以下のコマンドを実行します。

# cd /media/dvd 
# ./install.sh

/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。

5. インストール製品の選択

インストール対象製品の一覧が、以下のように表示されます。
インストールする製品の番号、または、“all”を入力してリターンキーを押します。

インストール対象の製品は以下のとおりです。
1: FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) x.y SPz
2: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz
3: FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz
4: FUJITSU Enterprise Postgres WebAdmin x.y SPz インストールする製品を選択してください。 複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2) [number,all,q](省略値はall): 1,2,3 選択した製品 FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) x.y SPz FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz 上記の製品をインストールしますか? y: 次へ進みます n: 再び製品を選択します q: インストールせずに終了します [y,n,q](省略値はy):y

参考

  • 64ビット環境で32ビットのアプリケーションを開発および実行する場合には、FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit)が必要となります。

  • 選択肢1と4は同時に選択できません。選択肢4は、複数サーバ構成でWebAdminをインストールするために選択します。詳細は、“付録K 最適なWebAdmin構成の決定”を参照してください。

  • 選択した製品がインストールされている場合は、以下の画面が製品ごとに表示されます。
    再インストールを行う場合は、[番号]を入力してリターンキーを押します。

    サーバ製品のインストール方法を選択してください。
    再インストールする場合、再インストールする製品の番号を選択してください。
    
    1: FUJITSU Enterprise Postgres Advanced Edition (64bit) x.y SPz    (*1)
    q: インストールせずに終了します
    [number,q]:

    *1) 再インストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。

    マルチバージョンインストールを行う場合は、[m]を入力してリターンキーを押します。

    同じ製品の異なるバージョンがすでにインストールされています。
    マルチバージョンインストールする場合は m を選択してください。
    
    m: マルチバージョンインストール                  (*1)
    q: インストールせずに終了します
    [m,q]:

    *1) マルチバージョンインストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。

6. インストール情報の確認

インストール情報の確認画面が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。インストールを開始しますので“10. インストール状態の表示”を参照してください。
設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。

インストールする製品
  FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) x.y SPz
    新規インストール
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz
    新規インストール
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz
    新規インストール

インストールディレクトリ情報
  FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepv<xy>server64
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepv<xy>client32
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepv<xy>client64

セットアップ情報
  WebAdminのセットアップ: 実行する
  Webサーバのポート番号: 27515
  WebAdminの内部ポート番号: 27516

上記の情報でインストールを開始しますか?
y: インストールを開始します
c: 情報を変更します                            (*1)
q: インストールせずに終了します
[y,c,q](省略値はy): c                          (*1)

*1) 変更可能な情報がない場合は、選択肢[c]は表示されません。
「c:情報を変更します」を選択した場合は、本手順以降の画面が表示されます。

7.インストールディレクトリの入力

インストール方法が以下の場合、以下の画面が製品ごとに表示されます。

[ディレクトリ名]を入力してリターンキーを押します。

FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) x.y SPzのインストールディレクトリを指定してください。
[ディレクトリ名,q](省略値は/opt/fsepv<xy>server64): /opt/fsepsv64

8. WebAdminのセットアップ情報の入力

サーバ製品またはWebAdmin機能を選択している、かつ、インストール方法が以下の場合、以下の画面が表示されます。

[各項目]を入力してリターンキーを押します。

WebAdminのセットアップを実行しますか?
y: 実行します
n: 実行しません
[y,n,q](省略値はy):

Webサーバのポート番号を指定してください。
Webサーバのポート番号 [1024-32767,q](省略値は27515):

WebAdminの内部ポート番号を指定してください。
WebAdminの内部ポート番号 [1024-32767,q](省略値は27516):

WebAdminのセットアップを実行しなかった場合は、“付録C WebAdminのセットアップ/アンセットアップ”を参照し、セットアップを実行してください。

9.変更後のインストール情報の確認

変更後のインストール情報が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。
再度、設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。

インストールする製品
  FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) x.y SPz
    新規インストール
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz
    新規インストール
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz
    新規インストール

インストールディレクトリ情報
  FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepsv64
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepcl32
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepcl64

セットアップ情報
  WebAdminのセットアップ: 実行する
  Webサーバのポート番号: 27515
  WebAdminの内部ポート番号: 27516

上記の情報でインストールを開始しますか?
y: インストールを開始します
c: 情報を変更します
q: インストールせずに終了します
[y,c,q](省略値はy): y

10. インストール状態の表示

インストール状態が、以下のように表示されます。

インストールを開始します。

FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) x.y SPz をインストールします。

インストールが終了しました。

FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz をインストールします。

インストールが終了しました。

FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzをインストールします。

インストールが終了しました。

セットアップを開始します。        (*1)

WebAdminをセットアップします。    (*1)

セットアップが終了しました。      (*1)

*1) WebAdminのセットアップを“実行する”とした場合のみ表示されます。
    WebAdminのセットアップが失敗した場合でも、処理は継続します。
    以下のメッセージが表示された場合は、インストール終了後に手動でWebAdminのセットアップを実行してください。
    WebAdminのセットアップ方法については、“C.1 WebAdminセットアップ”を参照してください。

セットアップを開始します。

WebAdminをセットアップします。

ERROR: WebAdminのセットアップが失敗しました。

11.インストール完了

インストールが終了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
インストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

インストールが正常終了しました。

注意

インストール中にエラーが発生していた場合は、エラーメッセージを読んで原因を取り除いてから、再度、install.shコマンドを実行してください。