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Systemwalker Operation Manager 設計ガイド
FUJITSU Software

4.2.3 ジョブ情報の検討

ジョブに定義するジョブ情報について検討します。

ジョブ情報として定義する項目は、以下のとおりです。

検討項目

内容

ジョブ名

ジョブの名称を検討します。

実行ファイル

実際にジョブとして起動するバッチファイル【Windows】やシェルスクリプト【UNIX】、コマンド、実行プログラム、Systemwalkerスクリプト、JCLなどを検討します。

また、実行ファイルを別サーバに転送して実行させることもできます。

実行ディレクトリ

ジョブを実行する際のカレントディレクトリを検討します。

実行サーバ

どのサーバでジョブを実行するかを検討します。指定しない場合、スケジュールサーバで実行されます。

キュー名

ジョブの投入先となるキューを検討します。

正常終了コードの上限値

ジョブが正常に終了したか、異常終了したかを判断する値(終了コード)の範囲を検討します。0からここで指定した範囲の終了コードが正常終了とみなされます。

標準出力/標準エラー出力

出力されるファイルの名称や、出力されたファイルを保存するかどうかなどを検討します。

子ジョブネット/リンクジョブネット

子ジョブネットの場合、子ジョブネットとして登録するジョブネットを指定します。
リンクジョブネットの場合、マスタリンクジョブネットとするジョブネットを指定します。

ジョブの制御情報

以下のようなジョブの制御を行うか検討します。

  • 再起動ポイントの指定

    ジョブネットの再起動時に、指定したジョブからジョブが再開されます。

  • リカバリジョブとして登録

    先行ジョブが異常終了した場合に起動されます。

  • 先行ジョブの終了コードによる起動条件の切り分け

    先行ジョブの終了コードの値により、後続ジョブの起動を切り分けます。

  • 先行ジョブのOR条件での待ち合わせ

    複数の先行ジョブをOR条件で待ち合わせます。

  • 子ジョブネット/リンクジョブネットに指定された起動日の有効化

    子ジョブネット/リンクジョブネットに指定された起動日を有効にします。

実行ユーザ名

ジョブの実行ユーザを検討します。

リソース

リソースの割り当てを行うか、行う場合は利用するリソースや割り当て方法を検討します。

実行コマンドの転送

実行ファイルを依頼先のサーバに転送して実行させるか、依頼先のサーバに存在する実行ファイルを実行するか検討します。

実行優先度

優先させるジョブがあるか、また、優先させる場合はその優先度を検討します。

実行予測時間

ジョブの終了遅延を監視するかどうかを検討します。実行予測時間を指定すると、この値を超えた場合に、イベントログ/SYSLOGに通知メッセージを出力できます。

ジョブの打ち切り時間と同時指定する場合は、「実行予測時間<打ち切り時間」となるように指定します。

ジョブの打ち切り

ジョブの実行時間に制限をつけるかどうかを検討します。制限をした場合、指定した実行時間でジョブは打ち切られ、ジョブは異常終了になります。

ジョブネット変数

ジョブの出力情報をジョブネット変数としてジョブネット内で利用するかどうかを検討します。利用する場合には、プレフィックスも検討します。

環境変数

ジョブを実行する場合の環境変数について検討します。

ジョブ情報は、[登録-ジョブ]ウィンドウで指定できます。詳細については、“Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照してください。