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Systemwalker Operation Manager 設計ガイド
FUJITSU Software

4.2.4 ジョブの作成で気をつけること

ジョブを検討、作成していく上で、気をつけていただきたいことについて説明します。

なお、ジョブの作成時に気をつけていただきたいことが、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“付録B 留意事項”にも記載されています。以下も、あわせて参照してください。

ジョブとして実行してはいけないコマンド

以下に示すコマンドを、ジョブとして実行しないよう設計してください。実行した場合、Systemwalker Operation Manager/Systemwalker Centric Managerの動作は保証されません。

なお、Systemwalker Centric Managerと混在している場合、Systemwalker Centric Managerの起動を伴うコマンド(scentricmgr -aオプション/Systemwalker Centric Managerのswstart)により、Systemwalker Operation Managerが起動されます。

ネットワークジョブとして投入できないジョブ

以下のジョブおよびコマンドは、ネットワークジョブとして投入できません。

他のサーバにアクセスするジョブについて【Windows版】

他のサーバにアクセスする以下のようなジョブを登録する場合は、ジョブ実行時の権限について考慮が必要です。

Systemwalker Operation Managerからジョブを実行する場合、初期設定では、ローカルシステムアカウントで実行されます。しかし、ローカルシステムアカウントでは、他のサーバへのアクセスが制限されるため、ジョブが正常に動作しません。

他のサーバにアクセスするジョブがある場合、ジョブの実行ユーザを変更する必要があります。運用に応じて、以下のいずれかを検討してください。

すべてのジョブを同じ実行ユーザで実行する場合

Systemwalker Operation Managerのサービスのスタートアップアカウントを変更します。これにより、ジョブを実行する際の実行ユーザも自動的に変更後のアカウントになります。

以下のサービスのスタートアップアカウントを変更します。

  • Systemwalker MpMjesサービス

  • Systemwalker MpJmSrvサービス

変更方法は、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”の“スタートアップアカウントを変更する”を参照してください。

ジョブによって実行ユーザを切り替えて実行する場合

[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウで、以下のすべての設定を実施する必要があります。

  • [運用情報の定義]ウィンドウ-[利用機能]シートの[ジョブを所有者の権限で実行する]を指定

  • [ジョブ所有者情報の定義]ウィンドウで、ジョブの実行ユーザのパスワードを登録

    ジョブスケジューラのプロジェクトの所有者、および、ジョブの実行ユーザとなるユーザすべてについて、パスワードを登録してください。

また、以下のWindowsの設定も合わせて必要となります。

  • ジョブ所有者のそれぞれのユーザに対して、[コントロールパネル]の[管理ツール]-[ローカルセキュリティポリシー]などを使用し、“バッチジョブとしてログオン”の権限を与えます。