ページの先頭行へ戻る
Cloud Services Management V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

2.10.5 オンラインバックアップ設定情報

オンラインバックアップ設定情報は、オンラインバックアップ実行時に参照される、退避先やバックアップの実行有無などを定義した情報です。

ファイル名と格納先は以下のとおりです。

ファイル名
fscsm_backup_config.xml
格納先
%FSCSM_HOME%\conf
設定項目

項目

説明

manager.onlinebackup.directory

バックアップで退避するファイルの格納先を設定します。格納先フォルダーには半角英数字、ピリオド(".")、ハイフン("-")、バックスラッシュ("\")のみ指定可能です。

指定した格納先のフォルダーおよび配下のフォルダー構成について、あらかじめ作成しておく必要があります。

以下"バックアップ格納先について"を参照してください。

デフォルト:""(空文字)

設定例1) F:\\csm\\online

設定例2) \\\\10.20.30.40\\csm\\online

csm.base.onlinebackup

オンラインバックアップの有効/無効を設定します。

true:オンラインバックアップが実行されます

false:オンラインバックアップは実行されません

デフォルト:false

バックアップ格納先について

バックアップ格納先に指定したフォルダーは、配下のフォルダーを含め、あらかじめ作成しておく必要があります。

指定したフォルダー配下に、以下の構成になるようにフォルダーを作成してください。

<退避ファイル格納先フォルダー>
   |
   |---CSMACCOUNTING
   |     |
   |     +-- wal
   |
   |---CSMMETERINGLOG
   |     |
   |     +-- wal
   |
   |---CSMSYSTEM
   |     |
   |     +-- wal
   |
   |---CSMAPP
         |
         +-- wal

バックアップ格納先のフォルダーを指定する場合、以下に注意してください。

注意

  • バックアップ格納先は、本製品のサービスからのアクセスと、コマンド実行者によるアクセスが行われるため、OSの管理者権限およびデータベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)権限でアクセス可能である必要があります。

  • バックアップした情報が管理サーバの異常で破損しないように、管理サーバのバックアップで退避するファイルは、ほかの記録媒体や外部ストレージに保管してください。