オンラインバックアップ設定情報は、オンラインバックアップ実行時に参照される、退避先やバックアップの実行有無などを定義した情報です。
ファイル名と格納先は以下のとおりです。
fscsm_backup_config.xml
%FSCSM_HOME%\conf
項目 | 説明 |
---|---|
manager.onlinebackup.directory | バックアップで退避するファイルの格納先を設定します。格納先フォルダーには半角英数字、ピリオド(".")、ハイフン("-")、バックスラッシュ("\")のみ指定可能です。 指定した格納先のフォルダーおよび配下のフォルダー構成について、あらかじめ作成しておく必要があります。 以下"バックアップ格納先について"を参照してください。 デフォルト:""(空文字) 設定例1) F:\\csm\\online 設定例2) \\\\10.20.30.40\\csm\\online |
csm.base.onlinebackup | オンラインバックアップの有効/無効を設定します。 true:オンラインバックアップが実行されます false:オンラインバックアップは実行されません デフォルト:false |
バックアップ格納先に指定したフォルダーは、配下のフォルダーを含め、あらかじめ作成しておく必要があります。
指定したフォルダー配下に、以下の構成になるようにフォルダーを作成してください。
<退避ファイル格納先フォルダー> | |---CSMACCOUNTING | | | +-- wal | |---CSMMETERINGLOG | | | +-- wal | |---CSMSYSTEM | | | +-- wal | |---CSMAPP | +-- wal
バックアップ格納先のフォルダーを指定する場合、以下に注意してください。
フォルダー区切りはバックスラッシュ("\\")を2つ使用する
指定したフォルダー文字列が "\\\\" で終了しないこと
以下の文字列を指定する場合はエスケープすること
"<" → "<"
">" → ">"
"&" → "&"
"""(ダブルクォート) → """
注意
バックアップ格納先は、本製品のサービスからのアクセスと、コマンド実行者によるアクセスが行われるため、OSの管理者権限およびデータベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)権限でアクセス可能である必要があります。
バックアップした情報が管理サーバの異常で破損しないように、管理サーバのバックアップで退避するファイルは、ほかの記録媒体や外部ストレージに保管してください。