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Interstage Service Integrator V9.5.1 ISI Studio ヘルプ
FUJITSU Software

C.2 ISI定義をISIサーバに登録・配置する

ISI定義を分けて運用する場合のISIサーバへの定義の登録、運用環境への配置について説明します。

図C.2 ISI定義をISIサーバに登録・配置する場合

ISI定義を分けて運用する場合、ISI定義は、ワークディレクトリにISIプロジェクト名でISIプロジェクトごとに分けて登録されます。配置は、ISIプロジェクトのサービスエンドポイント定義に設定されているISIサーバの運用ディレクトリに定義をコピーすることを意味します。そのため、ISIプロジェクトで定義を開発する場合、ISIプロジェクト単位でサービスエンドポイント定義に指定するISIサーバ名は一意にする必要があります。ISIプロジェクト内でサービスエンドポイント定義に指定されているISIサーバ名が個々の定義で異なっている場合、配置に失敗します。ISI定義を配置する場合、ISIサーバの運用環境セットアップが必要です。

また、ISIプロジェクトごとに、サービスエンドポイント定義に指定するISIサーバ名は別々にする必要があります。異なるISIプロジェクトでサービスエンドポイント定義に同一のISIサーバが指定されている場合、定義の登録・配置時に後から登録したほうで上書きされるため、定義を使用できなくなる場合があります。

意図せず異なる端末から、同名のISIプロジェクトを作成してISI構成の定義を作成した場合、最後に登録した定義で更新されます。ISIプロジェクト名の重複を避けるため、ISIプロジェクトの作成前に、サーバに登録されているISIプロジェクトを確認することを推奨します。サーバに登録されているISIプロジェクトの確認は、サーバマシン上でesirepconfコマンドにより一覧表示できます。 esirepconfコマンドによりISIプロジェクト名を一覧表示する方法は、“ISI リファレンス”の“esirepconf”の“listサブコマンド”を参照してください。以下に出力例を示します。

[root@server ~]# esirepconf list
INFO: REP-CMD-01005: ISIプロジェクトの一覧表示を開始します。
---------------------------------------
isiproject01 [deployed]
isiproject02 [not deploy]
---------------------------------------
INFO: REP-CMD-01006: ISIプロジェクトの一覧表示を終了します。

ISIプロジェクト作成の操作手順は、“3.1 ISIプロジェクトを作成する”を参照してください。

ISIサーバに定義を登録・配置する操作手順は、“3.7 ISIサーバに定義を登録・配置する”を参照してください。

サービスエンドポイント定義の作成およびプロパティ設定の操作手順は、“第5章 サービスエンドポイントを操作する”を参照してください。

ポイント

  • ISIサーバ環境にISI定義を登録したISI Studioの情報を確認したい場合、トレースログの出力レベルをINFOにしてください。ISI定義を登録したISI StudioのIPアドレス、ISI定義登録先の情報(ADMIN-02005)をトレースログに出力することができます。トレースログの出力レベルを変更した後、変更を反映するため、ISI運用管理コンソールを再起動してください。
    トレースログの出力レベルの設定方法は、“ISI運用ガイド”の“システム環境設定”を参照してください。ISI運用管理コンソールの起動、停止の手順は、“ISI運用ガイド”の“ISI運用管理コンソールの起動”、“ISI運用管理コンソールの停止”を参照してください。

  • ISIサーバの運用環境セットアップ方法は、“ISI導入ガイド”の“他のISIサーバの処理に影響を与えない定義の操作”を参照してください。

  • 異なるISIプロジェクトでサービスエンドポイント定義に同一のISIサーバが指定されないようにするためにISIプロジェクト名に運用するISIサーバ名が特定できる名前をつけることを推奨します。

  • キュー間転送定義は作成してもISIサーバに登録・配置されません。