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Interstage Service Integrator V9.5.1 ISI Studio ヘルプ
FUJITSU Software

3.1 ISIプロジェクトを作成する

ISIプロジェクトを新規に作成する方法について説明します。
操作手順は、以下のとおりです。

  1. ISIナビゲータービューをアクティブにし、以下のどれかを操作します。

    • [ファイル]メニューの[新規]-[プロジェクト]をクリックします。

    • ツールバーの[新規]-[プロジェクト]をクリックします。ISIナビゲーター画面でポップアップメニューを表示させ、[新規]-[プロジェクト]をクリックします。
      ⇒[新規プロジェクト]ダイアログボックスが表示されます。

    図3.1 [新規プロジェクト]ダイアログボックスの画面例

  2. [ISI Studio]-[ISIプロジェクト]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
    ⇒[新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(1ページ目)が表示されます。

    図3.2 [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(1ページ目)の画面例

    表3.1 [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(1ページ目)の項目

    項目

    説明

    備考

    プロジェクト名

    作成するプロジェクト名を指定します。

    プロジェクト名には、以下の半角記号文字を指定できません。

    • "(ダブルクォーテーション)

    • #(シャープ)

    • %(パーセント)

    • *(アスタリスク)

    • /(スラッシュ)

    • :(コロン)

    • <(レフトアングル)

    • >(ライトアングル)

    • ?(クエスチョン)

    • \(円マーク)

    • |(バーティカル・バー)

    • ~(チルダ)

    また、.(ピリオド)はプロジェクト名に使用可能ですが、プロジェクト名の最後尾には使用できません。

    #(シャープ)、%(パーセント)、~(チルダ)を指定したプロジェクトは作成できますが使用できません。

    必須

    デフォルトロケーションの使用

    プロジェクトのファイル保存先をデフォルトロケーションにするかどうかを指定します。デフォルトロケーションはワークスペースのルートフォルダになります。

    デフォルトは“使用する”(チェックあり)です。

    ロケーション

    [デフォルトロケーションの使用]チェックボックスをオフ(チェックなし)にした場合に、プロジェクトのファイル保存先を指定します。
    [参照]ボタンをクリックすると、ファイルシステムロケーションを選択できます。

    デフォルトは、ワークスペースのルートフォルダです。

    定義取得方法

    ISIサーバから定義を取得する時の取得方法を選択します。

    • すべて取得
      サーバに登録されている定義すべてを取得します。

    • 検索して取得
      検索を行いISIサーバに登録されている一部の定義を取得します。

    デフォルトは“すべて取得”です。

    “検索して取得”を選択した場合、本プロジェクトは定義部分取得モードになります。

    定義部分取得モードでは、J2EE実行環境の定義操作ができません。

    プロジェクト作成後に[定義取得方法]の変更はできません。

    [戻る]ボタン

    [新規プロジェクト]ダイアログボックスに戻ります。

    [次へ]ボタン

    [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(2ページ目)を表示します。

    [完了]ボタン

    ISIプロジェクトを作成します。

    接続先サーバ情報とFEDIT/FL-TABLE情報は、プロジェクト作成後、ISIプロジェクトの[プロパティ]ダイアログボックスで指定できます。詳細は、“3.3 ISIプロジェクトのプロパティを設定する”を参照してください。

    [キャンセル]ボタン

    処理をキャンセルし、ダイアログボックスを閉じます

  3. プロジェクト名、ロケーションを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。
    ⇒[新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(2ページ目)が表示されます。
    この画面では、接続先サーバ情報を指定します。

    図3.3 [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(2ページ目)の画面例

    表3.2 [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(2ページ目)の項目

    項目

    説明

    備考

    接続先

    接続先サーバのIPアドレスまたはホスト名を、半角英数字およびドット( . )で指定します。

    ポート番号

    接続先サーバのポート番号を指定します。

    ISI運用管理コンソールが動作しているサーバのポート番号を指定してください。

    省略時は、[SSL暗号化通信を使用する]を指定しない(チェックボックスをオフにした)場合80、[SSL暗号化通信を使用する]を指定した(チェックボックスをオンにした)場合443を使用します。

    SSL暗号化通信を使用する

    接続先サーバとの接続にSSL暗号化通信を使用するかどうかを指定します。

    デフォルトは“使用しない”(チェックなし)です。

    J2EE環境を使用する

    ISIプロジェクトを登録するISIサーバがJ2EE実行環境のときには、チェックします。

    ISIプロジェクトを登録するISIサーバがJava EE実行環境のときには、チェックをはずします。

    定義部分取得モードでは、J2EE実行環境の定義操作ができません。

    タイムアウト

    接続先サーバに対して定義登録や定義取得を行ったときの、接続先サーバからの最大レスポンス時間(秒)を指定します。

    デフォルトは“600”です。

    [戻る]ボタン

    [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(1ページ目)に戻ります。

    [次へ]ボタン

    [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(3ページ目)を表示します。

    FEDIT/FL-TABLEがISIで利用可能な

    状態の場合だけ有効になります。(※1)

    [完了]ボタン

    ISIプロジェクトを作成します。

    接続先サーバ情報を省略した場合は、ISIプロジェクトの[プロパティ]ダイアログボックスで指定できます。詳細は、“3.2 ISIプロジェクトのプロパティを設定する”を参照してください。

    [キャンセル]ボタン

    処理をキャンセルし、ダイアログボックスを閉じます。

    ※1:ISIで利用可能なバージョン・レベルのFEDIT/FL-TABLEがインストールされている環境を意味しています。

  4. [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(2ページ目)で、[完了]ボタンをクリックします。
    ⇒手順6を参照してください。

  5. [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(2ページ目)で、[次へ]ボタンをクリックします。
    ⇒[新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(3ページ目)が表示されます。この画面はFEDIT/FL-TABLEがISIで利用可能な状態の場合だけ表示されます。
    この画面では、FEDIT/FL-TABLEの情報を指定します。

    図3.4 [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(3ページ目)の画面例

    表3.3 [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(3ページ目)の項目

    項目

    説明

    備考

    データベース格納先フォルダ

    FEDIT/FL-TABLEのデータベース格納先フォルダをフルパスで指定します。
    デフォルト値を変更したい場合だけ指定してください。
    FEDIT/FL-TABLEを一般ユーザで利用する場合は、当該ユーザのアクセス許可として“変更”または“フルコントロール”をフォルダに設定してください。

    必須

    デフォルトは、“<ロケーションのフォルダ>\FMCL”です。

    パスの長さは220バイト以内で指定してください。

    [参照]ボタン

    フォルダを参照してデータベース格納先フォルダを指定できます。

    [作成]ボタン

    このボタンをクリックすると変換定義データベースを作成します。
    指定した[データベース格納先フォルダ]に変換定義データベースが存在しない場合だけ有効です。

    ユーザID

    FEDIT/FL-TABLEへログインするためのユーザIDを指定します。
    デフォルトの指定から変更したい場合だけ、指定してください。

    必須

    デフォルトは、“ADMIN”です。

    パスワード

    FEDIT/FL-TABLEへログインするためのパスワードを指定します。

    デフォルト値を変更したい場合だけ指定してください。

    必須

    デフォルトは、ユーザID“ADMIN”のパスワードです。

    [接続確認]ボタン

    指定された情報でFEDIT/FL-TABLEへ接続できるかを確認します。
    接続できた場合は、『接続に成功しました。』のメッセージが表示されます。

    データベース格納先フォルダを変更せずにデフォルトのまま指定している場合、この画面では[接続確認]ボタンはクリックできません。[完了]ボタンでISIプロジェクトを作成し、ISIプロジェクトのプロパティから接続確認を実行してください。

    [戻る]ボタン

    [新規ISIプロジェクト]ダイアログボックス(2ページ目)に戻ります。

    [完了]ボタン

    ISIプロジェクトを作成します。

    FEDIT/FL-TABLE情報は、ISIプロジェクトの[プロパティ]ダイアログボックスで指定できます。詳細は、“3.3 ISIプロジェクトのプロパティを設定する”を参照してください。

    [キャンセル]ボタン

    処理をキャンセルし、ダイアログボックスを閉じます。

    注意

    この画面の[作成]ボタンの操作は、ダイアログの[キャンセル]ボタンでは取り消すことはできません。

  6. [完了]ボタンをクリックします。
    ⇒初めてプロジェクトを作成した場合、ISIパースペクティブへの変更を確認するメッセージが表示されます。

    図3.5 確認メッセージの画面例

  7. [はい]ボタンをクリックします。
    ⇒ISIナビゲータービューにISIプロジェクトが追加されます。

    図3.6 ISIナビゲータービューの画面例

ISIプロジェクトを作成すると、ロケーションの[フォルダ]に指定したフォルダ配下にISIの定義ファイルが作成されます。
作成される定義ファイルの構成を以下の表に示します。

表3.4 ISI定義ファイルの構成

定義ファイル

説明

<ロケーションのフォルダ>

\etc\def

  

\msgdistribution

ルーティング定義ファイル格納フォルダ

メッセージの振分け条件と振分け先の情報となるファイルが格納されます。

\sequence

シーケンス定義ファイル格納フォルダ

各シーケンスの定義ファイル“シーケンス名.xml”が格納されます

\service

サービス情報ファイル格納フォルダ

サービスエンドポイントの内部情報となるファイルです。ISI Studioが自動的に作成するファイルです。

\quecnnct

キュー間転送ファイル格納フォルダ

キュー間転送定義のセットアップ情報となるファイルが格納されます。

endpoint.xml

サービスエンドポイント定義ファイル

mediatorfunction.xml

メディエータファンクション定義