ルーティング機能を使用して、条件に合った非同期のサービスエンドポイントに定義されたサービスを呼び出す場合のステップ情報(個別)を指定する例は、以下の画面例のとおりです。
画面例(ルーティング定義を利用する)
この例では、ルーティング“rout01”で指定した条件に従って、非同期サービスを呼び出しています。
図9.30 ルーティング定義を使用した画面例(プロパティビュー)
画面例(ルーティング定義を利用しない)
この例では、ヘッダ“price”の値が“1000”の場合は、サービスエンドポイント“endpoint01”で定義された送信先にメッセージを送信します。
この条件を満たさず、ヘッダ“company”の文字列が“Fujitsu”の場合は、サービスエンドポイント“endpoint02”で定義された送信先にメッセージを送信します。
どちらの条件も満たさない場合は、サービスエンドポイント“endpoint00”で定義された送信先にメッセージを送信します。
図9.31 ルーティング定義を使用しない画面例(プロパティビュー)
指定例
項目 | 説明 | 指定例 | |
---|---|---|---|
ルーティング方法 | ルーティング定義を指定するかどうかを指定します。以下から選択します。
| ルーティング定義 | |
ルーティング名 | 呼び出すサービスを決定する条件を指定したルーティング定義を指定します。 | rout01 | |
下記条件以外の送信先 | どの条件式にも一致しなかった時に呼び出すサービスが定義されているアウトバウンドのサービスエンドポイント名を指定します。 [メッセージング]の指定が“非同期”のサービスエンドポイントのみ指定することができます。 | endpoint00 | |
条件 | |||
1 | 条件式とサービスエンドポイント名を指定します。 | ||
条件式 | 条件式を指定します。詳細は、“条件式”を参照してください。 | $price == 1000 | |
サービスエンドポイント名 | 条件に一致したときに呼び出すサービスが定義されているアウトバウンドのサービスエンドポイント名を指定します。 [メッセージング]の指定が“非同期”のサービスエンドポイントのみ指定することができます。 | endpoint01 | |
2 | 条件式とサービスエンドポイント名を指定します。 | ||
条件式 | 条件式を指定します。詳細は、“条件式”を参照してください。 | $company @EQUAL@ “Fujitsu” | |
サービスエンドポイント名 | 条件に一致したときに呼び出すサービスが定義されているアウトバウンドのサービスエンドポイント名を指定します。 [メッセージング]の指定が“非同期”のサービスエンドポイントのみ指定することができます。 | endpoint02 | |
[追加]ボタン | 条件を追加します。 | ||
[編集]ボタン | 条件を指定するダイアログボックスが表示されます。 | ||
[削除]ボタン | 条件を削除します。 |