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Interstage Service Integrator V9.5.1 ISI Studio ヘルプ
FUJITSU Software

9.12 ルーティングして非同期サービスを呼び出す

ルーティング機能を使用して、条件に合った非同期のサービスエンドポイントに定義されたサービスを呼び出す場合のステップ情報(個別)を指定する例は、以下の画面例のとおりです。

画面例(ルーティング定義を利用する)

この例では、ルーティング“rout01”で指定した条件に従って、非同期サービスを呼び出しています。

図9.30 ルーティング定義を使用した画面例(プロパティビュー)

画面例(ルーティング定義を利用しない)

この例では、ヘッダ“price”の値が“1000”の場合は、サービスエンドポイント“endpoint01”で定義された送信先にメッセージを送信します。

この条件を満たさず、ヘッダ“company”の文字列が“Fujitsu”の場合は、サービスエンドポイント“endpoint02”で定義された送信先にメッセージを送信します。

どちらの条件も満たさない場合は、サービスエンドポイント“endpoint00”で定義された送信先にメッセージを送信します。

図9.31 ルーティング定義を使用しない画面例(プロパティビュー)

指定例

表9.24 プロパティの項目

項目

説明

指定例

ルーティング方法

ルーティング定義を指定するかどうかを指定します。以下から選択します。

  • ルーティング定義(デフォルト)
    ルーティング定義を指定します。

  • 条件式
    条件式とサービスエンドポイント名を指定します。

ルーティング定義

ルーティング名

呼び出すサービスを決定する条件を指定したルーティング定義を指定します。
ルーティング定義作成時に指定する[ルーティング種別]が、“アウトバウンド”のルーティング定義を指定します。

rout01

下記条件以外の送信先

どの条件式にも一致しなかった時に呼び出すサービスが定義されているアウトバウンドのサービスエンドポイント名を指定します。

[メッセージング]の指定が“非同期”のサービスエンドポイントのみ指定することができます。

endpoint00

条件

1

条件式とサービスエンドポイント名を指定します。

条件式

条件式を指定します。詳細は、“条件式”を参照してください。

$price == 1000

サービスエンドポイント名

条件に一致したときに呼び出すサービスが定義されているアウトバウンドのサービスエンドポイント名を指定します。

[メッセージング]の指定が“非同期”のサービスエンドポイントのみ指定することができます。

endpoint01

2

条件式とサービスエンドポイント名を指定します。

条件式

条件式を指定します。詳細は、“条件式”を参照してください。

$company @EQUAL@ “Fujitsu”

サービスエンドポイント名

条件に一致したときに呼び出すサービスが定義されているアウトバウンドのサービスエンドポイント名を指定します。

[メッセージング]の指定が“非同期”のサービスエンドポイントのみ指定することができます。

endpoint02

[追加]ボタン

条件を追加します。

[編集]ボタン

条件を指定するダイアログボックスが表示されます。

[削除]ボタン

条件を削除します。