【非互換内容1】
オペレータ介入要求を動作させるためには、clsetparamでAppWatchパラメタをONに設定する必要があります。クラスタインストール時のデフォルト設定では、オペレータ介入要求は動作しません。詳細は、“5.2 故障リソース特定とオペレータ介入要求の設定”を参照してください。
【変更点】
常にオペレータ介入要求が動作します。
clsetparamでAppWatchパラメタをONに設定した場合のみ、オペレータ介入要求が動作します。クラスタインストール時のAppWatchのデフォルト値はOFFで、オペレータ介入要求は動作しません。
【注意事項】
clsetparamでAppWatchパラメタを変更した場合、設定を有効にするためには、すべてのノードの再起動が必要です。
【非互換内容2】
クラスタアプリケーションの強制起動時に、RMSが起動していないノードが存在する場合、そのままクラスタアプリケーションを起動するとデータが破損するリスクがあります。
そのため、クラスタアプリケーションを強制起動する前にRMSが起動していないノードを強制停止する機能を追加しました。
【変更点】
クラスタアプリケーションの強制起動時に、RMSが起動していないノードがクラスタ内に存在し、データが破損する可能性がある場合でも、ユーザの操作に従いクラスタアプリケーションを強制起動します。
クラスタアプリケーションの強制起動時にデータが破損するリスクを低減するため、RMS が起動していないノードを強制停止してからクラスタアプリケーションを強制起動します。
【注意事項】
“PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>”の“4.2 応答(QUESTION)メッセージ”を一読してください。