Symfoware Serverのパラメーターを収集する場合に必要な条件や手順を説明します。
Symfoware Serverのパラメーター収集は、1回の操作で1つのデータベースクラスタのパラメーターを収集します。
【Linux】
パラメーター収集を実施する場合は、事前に“/etc/cfmg_symfoware_open.cfg”ファイルを作成します。ファイルには以下を指定してください。
[データベースクラスタ]
パラメーター収集対象のデータベースクラスタは、以下の形式で指定します。
PGDATA=[データベースクラスタの格納先ディレクトリ]
※この形式にしたがって記述していない場合は無視します。コメント行を記述する場合は、行の先頭をシャープ“#”にすることを推奨します。
[インストール先情報]
指定がない場合、製品のインストール先は以下を想定して収集を行います。
32ビットマシンの場合:/opt/symfoserver32
64ビットマシンの場合:/opt/symfoserver64
上記の場所以外にインストールした場合はインストール先ディレクトリを以下の形式で指定します。
PGINSTALL=[製品のインストール先ディレクトリ]
※この形式にしたがって記述していない場合は無視します。コメント行を記述する場合は、行の先頭をシャープ“#”にすることを推奨します。
例)収集対象としてデータベースクラスタの格納先ディレクトリ“/database/inst1”を指定する場合、また製品のインストール先ディレクトリを“/opt/symfoware_open”に変更した場合は、“/etc/cfmg_symfoware_open.cfg”ファイルに以下のように記述します。
# 収集対象データベースクラスタの格納先ディレクトリ PGDATA=/database/inst1 #製品のインストール先ディレクトリ PGINSTALL=/opt/symfoware_open # ------- END --------
注意
「PGDATA」は必ず行の先頭から記述してください。
「=」の前後には空白等を入れないでください。
この指定をファイル内に複数記述した場合は、最後の行に記述したものに従って動作します。
/etc/cfmg_symfoware_open.cfgファイルが存在しない場合、およびPGDATAの指定に誤りがある場合は、データベースクラスタのパラメーターは収集されません。
【Windows】
パラメーター収集を実施する場合は、Symfoware Serverインストール後に設定内容を有効にするため、システムを再起動してください。パラメーター収集を実施する場合は、事前に[システムディスク]\setenv_openファイルを作成します。
[システムディスク]\setenv_openファイルには以下を指定してください。
[データベースクラスタ]
パラメーター収集対象のデータベースクラスタは、以下の形式で指定します。
set PGDATA=[データベースクラスタの格納先ディレクトリ]
[インストール先情報]
指定がない場合、製品のインストール先は以下を想定して収集を行います。
32ビットマシンの場合:C:\Program Files\Fujitsu\symfoserver32
64ビットマシンの場合:C:\Program Files\Fujitsu\symfoserver64
上記の場所以外にインストールした場合はインストール先ディレクトリを以下の形式で指定します。
set PGINSTALL=[製品のインストール先ディレクトリ]
例)収集対象としてデータベースクラスタの格納先ディレクトリ“E:\database\inst1”を指定する場合、また製品のインストール先ディレクトリを“D:\symfoserver64”に変更した場合は、[システムディスク]\setenv_openファイルに以下のように記述します。
set PGDATA=E:\database\inst1 set PGINSTALL=D:\symfoserver64
注意
[システムディスク]\setenv_open(例C:\setenv_open)ファイルに指定した場合のみパラメーター収集時に有効になります。
「set」を行の先頭に指定した場合のみパラメーター収集時に有効になります。
「set」と「PGDATA」および「PGINSTALL」の間の区切り文字は半角空白で記述してください。
[システムディスク]setenvファイルには、この指定を複数記述しないでください。