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Systemwalker Software Configuration Manager パラメーターリファレンス
FUJITSU Software

1.29.3 ミドルウェア個別処理(パラメーター収集編)

Symfoware Serverのパラメーターを収集する場合に必要な条件や手順を説明します。

1.29.3.1 パラメーター収集の動作条件

Symfoware Serverのパラメーター収集は、1回の操作で1つのデータベースクラスタのパラメーターを収集します。

1.29.3.2 パラメーター収集の手順

【Linux】

パラメーター収集を実施する場合は、事前に“/etc/cfmg_symfoware_open.cfg”ファイルを作成します。ファイルには以下を指定してください。

[データベースクラスタ]

パラメーター収集対象のデータベースクラスタは、以下の形式で指定します。

PGDATA=[データベースクラスタの格納先ディレクトリ]

※この形式にしたがって記述していない場合は無視します。コメント行を記述する場合は、行の先頭をシャープ“#”にすることを推奨します。

[インストール先情報]

指定がない場合、製品のインストール先は以下を想定して収集を行います。

上記の場所以外にインストールした場合はインストール先ディレクトリを以下の形式で指定します。

PGINSTALL=[製品のインストール先ディレクトリ]

※この形式にしたがって記述していない場合は無視します。コメント行を記述する場合は、行の先頭をシャープ“#”にすることを推奨します。

例)収集対象としてデータベースクラスタの格納先ディレクトリ“/database/inst1”を指定する場合、また製品のインストール先ディレクトリを“/opt/symfoware_open”に変更した場合は、“/etc/cfmg_symfoware_open.cfg”ファイルに以下のように記述します。

# 収集対象データベースクラスタの格納先ディレクトリ
PGDATA=/database/inst1

#製品のインストール先ディレクトリ
PGINSTALL=/opt/symfoware_open
# ------- END --------

注意

  • 「PGDATA」は必ず行の先頭から記述してください。

  • 「=」の前後には空白等を入れないでください。

  • この指定をファイル内に複数記述した場合は、最後の行に記述したものに従って動作します。

  • /etc/cfmg_symfoware_open.cfgファイルが存在しない場合、およびPGDATAの指定に誤りがある場合は、データベースクラスタのパラメーターは収集されません。

Windows】

パラメーター収集を実施する場合は、Symfoware Serverインストール後に設定内容を有効にするため、システムを再起動してください。パラメーター収集を実施する場合は、事前に[システムディスク]\setenv_openファイルを作成します。

[システムディスク]\setenv_openファイルには以下を指定してください。

[データベースクラスタ]

パラメーター収集対象のデータベースクラスタは、以下の形式で指定します。

set PGDATA=[データベースクラスタの格納先ディレクトリ]

[インストール先情報]

指定がない場合、製品のインストール先は以下を想定して収集を行います。

上記の場所以外にインストールした場合はインストール先ディレクトリを以下の形式で指定します。

set PGINSTALL=[製品のインストール先ディレクトリ]

例)収集対象としてデータベースクラスタの格納先ディレクトリ“E:\database\inst1”を指定する場合、また製品のインストール先ディレクトリを“D:\symfoserver64”に変更した場合は、[システムディスク]\setenv_openファイルに以下のように記述します。

set PGDATA=E:\database\inst1
set PGINSTALL=D:\symfoserver64

注意

  • [システムディスク]\setenv_open(例C:\setenv_open)ファイルに指定した場合のみパラメーター収集時に有効になります。

  • 「set」を行の先頭に指定した場合のみパラメーター収集時に有効になります。

  • 「set」と「PGDATA」および「PGINSTALL」の間の区切り文字は半角空白で記述してください。

  • [システムディスク]setenvファイルには、この指定を複数記述しないでください。