印刷フォルダに対するアクセス権の設定について説明します。
印刷フォルダのアクセス権は、List Worksのユーザ認証方法によって、設定方法が異なります。
Windowsシステムのセキュリティ機能を利用して設定します。
ユーザ定義から取得する権限の状態からアクセス権を判断します。
注意
印刷フォルダには、フォルダに設定するアクセス権のほかに、「FUJITSU 帳票管理」サービスの起動アカウントに対してフルコントロールの権限が必要です。
「FUJITSU 帳票管理」サービスが、システムアカウントで起動されている場合
SYSTEMに対してフルコントロールの権限が必要
「FUJITSU 帳票管理」サービスが、設定されているアカウントで起動されている場合
設定されているアカウントに対してフルコントロールの権限が必要
FNA通信形態を利用した分散印刷運用で「VSPシリーズにホスト帳票を印刷する」にチェックをして印刷した後、印刷フォルダに格納された帳票は、ホスト連携プレミアム(HOST PRINT)の帳票ビューアで表示される場合があります。この場合は、Windowsにログインしたときのユーザアクセス権で認証されます。
NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票を、直接、印刷フォルダに振り分ける場合、リスト管理サーバのセットアップ時に管理者情報の設定で指定したユーザ名に、該当するプリンタの「印刷」のアクセス権が必要となります。また、Print Managerの高信頼性リモートプリンタに振り分ける場合は、該当プリンタが接続されているサーバに、管理者情報の設定で指定したユーザ名/パスワードでログインできる必要があります。
(1) オペレーティングシステムによる認証の場合
オペレーティングシステムによる認証の場合は、Windowsシステムのセキュリティ機能を利用して設定します。印刷フォルダの資源があるフォルダに対して設定します。
参考
印刷フォルダの資源が格納されているフォルダは、【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブに設定してある「受信/印刷フォルダ」の格納場所配下の「MPPRINT\SPOOL」ディレクトリ配下に、印刷フォルダのコメントに指定した名前で作成されます。
印刷フォルダの資源が格納されているフォルダに対して、Windowsシステムのセキュリティ機能でアクセス権を付加する場合、その配下のサブフォルダ、およびファイルにアクセス権を継承してください。
Windowsシステムのセキュリティ機能については、“Windowsシステムのマニュアル”を参照してください。 |
(2) ユーザ作成ライブラリによる認証の場合
ユーザ作成ライブラリによってディレクトリサービスなどで認証を行う場合は、ユーザ定義から取得する権限の状態により印刷フォルダに対する操作の可否を判断します。そのため、ユーザ定義にアクセス権の情報を設定します。
List Worksでは、ユーザ作成ライブラリによる認証用に出口インタフェースを提供しています。出口インタフェースの詳細については、“2.3.3 出口ルーチンの準備 <ユーザ作成ライブラリによる認証の場合>”を参照してください。 |