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Systemwalker Software Configuration Manager リファレンスガイド
FUJITSU Software

1.4.12 swcfmg_configuration_change(構成変更コマンド)

機能説明

構成変更テンプレートに基づき、管理対象サーバに対して構成変更を行います。

記述形式

Windows】

swcfmg_configuration_change.exe

-userid "ユーザーID" -templateid "テンプレートID" [-jobname "ジョブ名"] [ -file "パラメーターファイルパス" [-e "文字コード"] [-wait] | -batch "一括パラメーターファイルパス" [-e "文字コード"] | -parameter "パラメーター名"="パラメーター値",… [-wait]]

Linux】

swcfmg_configuration_change

-userid "ユーザーID" -templateid "テンプレートID" [-jobname "ジョブ名"] [ -file "パラメーターファイルパス" [-e "文字コード"] [-wait] | -batch "一括パラメーターファイルパス" [-e "文字コード"] | -parameter "パラメーター名"="パラメーター値",… [-wait]]

オプション

-userid "ユーザーID"

構成変更を行います。ユーザーIDに、実行されるジョブの管理者となるユーザーを指定します。ユーザーは、指定したサーバに対して構成変更を実行できる権限を持つテナント管理者、テナント利用者、兼任管理者である必要があります。

-templateid "構成変更テンプレートID"

使用する構成変更テンプレートのテンプレートIDを指定します。

-jobname "ジョブ名"

実行されるジョブのジョブ名を指定します。ジョブ名は、85文字以内で指定してください(< > & " ' | , は指定不可)。省略した場合、テンプレート名がジョブ名として指定されます。-batchオプションを指定した場合は、本オプションの指定は無視されます。

-file "パラメーターファイルパス"

パラメーターをCSVファイルで指定します。CSVファイルの1行につき、パラメーターを1つ記載してください。CSV形式のカラム数は2つです。1カラム目にパラメーター名、2カラム目にパラメーター値を指定してください。いずれの値も省略できません。また、テンプレートで定義されているパラメーターをすべて記載する必要があります。CSVファイルの指定例を以下に示します。

例)

param1,value1

param2,value2

-e "文字コード"

ファイルの文字コードを指定します。

以下の文字コードが指定できます。半角英大文字で指定します。

[Windows]

  • SJIS

  • UTF-8

[Linux]

  • UTF-8

  • EUC

本オプションを省略した場合、本コマンドの実行環境の文字コードで動作します。

-batch "一括パラメーターファイルパス"

複数の構成変更を一括して行います。パラメーターはCSVファイルで指定します。
CSVファイルの1行目はヘッダー行です。CSVファイルの2行目以降の行はボディー行です。
各ボディー行は、1つの構成変更です。

ボディー行の1カラム目には、各構成変更のジョブ名を指定します。ジョブ名は省略可能です。ジョブ名を省略した場合は、テンプレート名がジョブ名になります。ヘッダー行の1カラム目の内容は無視されます。

1カラム目を除く各カラムは、パラメーターを表します。ヘッダー行には、構成変更テンプレートのパラメーター名を指定します。ボディー行には、ヘッダー行で指定したパラメーター名に対応するパラメーターの値を指定します。

例)

jobName,param1,param2

job1,value11,value12

job2,value21,value22

1つ目の構成変更のジョブ名はjob1です。
パラメーターparam1の値はvalue11です。パラメーターparam2の値はvalue12です。
2つ目の構成変更のジョブ名はjob2です。
パラメーターparam1の値はvalue21です。パラメーターparam2の値はvalue22です。

-parameter "パラメーター名"="パラメーター値",…

パラメーターをコマンドの引数で指定します。パラメーター名とパラメーター値を‘='(イコール)で区切って指定してください。パラメーターは、‘,'(カンマ)で区切って複数指定できます。テンプレートで定義されているパラメーターをすべて指定する必要があります。パラメーター値に特殊記号を含む場合、注意事項を参照にパラメーターを指定してください。パラメーター値に特殊記号を含む場合、-fileオプションでパラメーターを指定することを推奨します。
-parameterオプションの指定例を以下に示します。

例)

-parameter  param1=value1,param2=value2

-wait

ジョブが以下の状態になった時点でコマンドを復帰します。本オプションを省略した場合、ジョブが開始後、すぐにコマンドが復帰します。

  • completed : 完了

  • selecting_abnormal : 選択中(異常)

  • completed_abnormal : 完了(異常)

  • canceled : 中止

本コマンド完了後、構成変更がジョブとして実行されます。実行されるジョブのジョブIDを標準出力に出力します。-batchオプションが指定された場合は、実行されるジョブのジョブIDの一覧をカンマで区切って標準出力に出力します。

  • 標準出力の出力形式

    [ジョブID],[ジョブID], …

パラメーター値の指定方法

パラメーター値は、パラメーターの種別により指定方法が異なります。

パラメーターの種別

指定方法

サーバ

値となる業務サーバのサーバIDまたはIPアドレスを指定してください。

192.168.1.1

文字列

値となる文字列を指定してください。

ワークディレクトリは、"#{work.directory}"を指定してください。

C:\work

ファイル

値に資産または管理サーバ上のファイルを指定できます。

  • 資産

    資産IDと資産版数を以下の形式で指定してください。資産版数を省略した場合、最新の版数が選択されます。

    media://[資産ID]/[資産版数]

  • 管理サーバ上のファイル

    管理サーバ上のファイルを絶対パスで指定してください。指定できるファイルサイズは、2MB以下です。それ以上のサイズのファイルは、資産から指定してください。

media://000000002/1

media://000000003

C:\work\install.bat

数値

値となる数値を指定してください。

100

真偽値

値となる真偽値を指定してください。

true

パスワード

値となる文字列を指定してください。

password

復帰値

復帰値

意味

0

正常終了しました。

【-waitオプション指定時】

ジョブの状態が完了となりました。

10

パラメーター異常です。

20

指定された入出力ファイルパスのエラーです。

30

指定された文字コードに誤りがあります。

50

ファイルの記述に誤りがあります。パラメーター値、または、設定情報の値に誤りがあります。

70

指定されたユーザーまたはテンプレートに誤りがあります。

81

指定されたテンプレートを使用する権限がありません。

90

【-waitオプション指定時】

ジョブの状態が選択中(異常)となりました。

91

【-waitオプション指定時】

ジョブの状態が完了(異常)となりました。

92

【-waitオプション指定時】

ジョブの状態が中止となりました。

100

Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。

103

ディレクトリサービスの接続に失敗しました。

200

セットアップされていません。

255

システムエラーです。

コマンド格納場所

Windows

[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin

【Linux】

/opt/FJSVcfmgm/bin

実行に必要な権限

【Windows】

【Linux】

注意事項

使用例

Windows】

swcfmg_configuration_change.exe -userid user001 -templateid 000000001 -file C:\work\param.csv

Linux】

swcfmg_configuration_change -userid user001 -templateid 000000001 -file /tmp/param.csv