ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Software Configuration Manager リファレンスガイド
FUJITSU Software

1.4.13 swcfmg_param_startsetting(パラメーター設定コマンド)

機能説明

ソフトウェアに対してパラメーター設定を実行します。

記述形式

【Windows】

swcfmg_param_startsetting.exe
-userid "ユーザーID" { -serverid "サーバID" | -ip "IPアドレス" } -softid "ソフトウェアID",... -predefid “パラメーター情報ID”,... [-monitor "監視時間"] [-prescript "実行前スクリプトファイルパス"] [-postscript "実行後スクリプトファイルパス"] [-reboot] [-force] [-wait]

【Linux】

swcfmg_param_startsetting
-userid "ユーザーID" { -serverid "サーバID" | -ip "IPアドレス" } -softid "ソフトウェアID",... -predefid “パラメーター情報ID”,... [-monitor "監視時間"] [-prescript "実行前スクリプトファイルパス"] [-postscript "実行後スクリプトファイルパス"] [-reboot] [-force] [-wait]

オプション

-userid "ユーザーID" { -serverid "サーバID" | -ip "IPアドレス" } -softid "ソフトウェアID",... -predefid "パラメーター情報ID",...

ユーザーIDで指定されたユーザーでパラメーター設定を実行します。サーバIDまたはIPアドレスに設定対象のサーバ、ソフトウェアIDに設定対象のソフトウェアを指定します。また、パラメーター設定に使用する事前定義パラメーターをパラメーター情報IDに指定します。

ソフトウェアIDとパラメーター情報IDは、‘,'(カンマ)で区切って複数指定することができます。複数指定を行った場合、同一サーバ上の複数のソフトウェアに対して、指定した順番でパラメーター設定を実行します。そのため、ソフトウェアIDに指定するソフトウェアの順番と、パラメーター情報IDに指定する事前定義パラメーターの順番を同じ順番で定義してください。

例えば、ソフトウェアに対して以下の順番でパラメーター設定を行う場合、ソフトウェアと事前定義パラメーターを以下のように指定します。

設定の順番

ソフトウェア

事前定義パラメーター

1

ソフトウェアA

事前定義パラメーターA

2

ソフトウェアB

事前定義パラメーターB

3

ソフトウェアC

事前定義パラメーターC

指定例

-softid ソフトウェアA,ソフトウェアB,ソフトウェアC -predefid 事前定義パラメーターA,事前定義パラメーターB,事前定義パラメーターC

実行状況は、ジョブ管理画面、または、ジョブ情報管理コマンドで確認します。


また、下記オプションを指定することで、実行方法を指定することができます。

-monitor "監視時間"

パラメーター設定のジョブのサーバ稼働確認の監視時間を指定します。監視時間は、分単位で、0~1440の範囲で指定してください。0を指定した場合、稼働確認を1度行います。0より大きい数値を指定した場合、指定した監視時間の間3分間隔で稼働確認を行います。稼働が確認できた時点で正常終了となります。監視時間の間で稼働確認ができなかった場合、異常終了となります。本オプションを省略した場合は、監視時間は0分となります。

-prescript “実行前スクリプトファイルパス”

パラメーター設定の実行前に動作させるスクリプトを指定します。本オプションを省略した場合、実行前スクリプトは実行されません。

-postscript “実行後スクリプトファイルパス”

パラメーター設定の実行後に動作させるスクリプトを指定します。本オプションを省略した場合、実行後スクリプトは実行されません。

-reboot

パラメーター設定後、サーバを再起動します。本オプションを省略した場合、再起動は行われません。

-force

設定対象のソフトウェアがサーバにインストール済かどうか確認しません。本オプションを指定してパラメーター設定を行う場合、事前に設定対象のソフトウェアがインストール済かどうか確認してください。また、本オプションを指定して設定を行ったパラメーターは、設定した値として管理することはできません。管理コンソールの[パラメーター詳細]画面で、設定した値として表示されません。設定した値は、swcfmg_param_predef(事前定義パラメーターの管理コマンド)の-getオプションで取得した事前定義パラメーターから確認してください。本オプションを省略した場合、設定対象のソフトウェアがインストール済かどうか確認します。

-wait

ジョブが以下の状態になった時点でコマンドを復帰します。本オプションを省略した場合、ジョブが開始後、すぐにコマンドが復帰します。

  • selecting_abnormal : 選択中(異常)

  • completed : 完了

  • completed_abnormal : 完了(異常)

  • canceled : 中止


本コマンド完了後、パラメーター設定がジョブとして実行されます。実行されるジョブのジョブIDを標準出力に出力します。

標準出力の出力形式

[ジョブID]

復帰値

復帰値

意味

0

正常終了しました。

【-waitオプション指定時】

ジョブの状態が完了となりました。

10

パラメーター異常です。

20

指定された入出力パスのエラーです。

50

ファイルの記述の誤りがあります。

70

指定されたIDが存在しません。

71

指定されたユーザーIDは存在しません。

72

パッケージが登録されていません。

73

指定されたサーバIDまたはIPアドレスは存在しません。

81

パラメーター設定を実行する権限がありません。

90

【-waitオプション指定時】

ジョブの状態が選択中(異常)となりました。

91

【-waitオプション指定時】

ジョブの状態が完了(異常)となりました。

92

【-waitオプション指定時】

ジョブの状態が中止となりました。

100

Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。

103

ディレクトリサービスの接続に失敗しました。

104

管理サーバに対しては許可されていない操作です。

200

セットアップされていません。

255

システムエラーです。

コマンド格納場所

管理サーバ

【Windows】

[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin

【Linux】

/opt/FJSVcfmgm/bin

実行に必要な権限/実行環境

Windows

Linux

注意事項

使用例

Windows

swcfmg_param_startsetting.exe -userid user001 -ip 192.168.1.1 -softid UDP00001 -predefid PM00000001

Linux

swcfmg_param_startsetting -userid user001 -ip 192.168.1.1 -softid UDP00001 -predefid PM00000001