機能説明
管理対象サーバに対してスクリプト実行を行います。
記述形式
【Windows】
swcfmg_script_execute.exe -userid "ユーザーID" {-serverid "サーバID" | -ip "IPアドレス"} -script "スクリプトパス" [-monitor "監視時間"] [-sgluser] [-reboot] [-wait] |
【Linux】
swcfmg_script_execute -userid "ユーザーID" {-serverid "サーバID" | -ip "IPアドレス"} -script "スクリプトパス" [-monitor "監視時間"] [-sgluser] [-reboot] [-wait] |
オプション
スクリプト実行を行います。ユーザーIDには、実行されるスクリプトのジョブの管理者となるユーザーを指定します。ユーザーは、指定したサーバに対してスクリプトを実行できる権限を持つテナント管理者、テナント利用者、または、兼任管理者である必要があります。
サーバIDまたはIPアドレスにスクリプトを実行するサーバを指定します。
スクリプトパスに実行するスクリプトを指定します。
また、下記オプションを指定することで、実行方法を指定することができます。
スクリプト実行のジョブのサーバ稼働確認の監視時間を指定します。監視時間は、分単位で、0~1440の範囲で指定してください。0を指定した場合、稼働確認を1度行います。0より大きい数値を指定した場合、指定した監視時間の間3分間隔で稼働確認を行います。稼働が確認できた時点で正常終了となります。監視時間の間で稼働確認ができなかった場合、異常終了となります。本オプションを省略した場合は、監視時間は0分となります。
スクリプトをシングルユーザーモードで実行します。本オプションを指定した場合、シングルユーザーモードに切り替えてスクリプトを実行します。スクリプト実行後、切り替え前のモードに切り替えます。本オプションを省略した場合、モードの切り替えは行われずにスクリプトが実行されます。
スクリプト実行後、サーバを再起動します。本オプションを省略した場合、再起動は行われません。
ジョブが以下の状態になった時点でコマンドを復帰します。本オプションを省略した場合、ジョブが開始後、すぐにコマンドが復帰します。
completed : 完了
selecting_abnormal : 選択中(異常)
completed_abnormal : 完了(異常)
canceled : 中止
本コマンド完了後、スクリプト実行がジョブとして実行されます。実行されるジョブのジョブIDを標準出力に出力します。
標準出力の出力形式
[ジョブID] |
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 【-waitオプション指定時】 ジョブの状態が完了となりました。 |
10 | パラメーター異常です。 |
20 | 指定された入出力ファイルパスのエラーです。 |
50 | ファイルの記述に誤りがあります。 |
70 | 指定されたユーザーまたはサーバに誤りがあります。 |
81 | スクリプトを適用する権限がありません。 |
90 | 【-waitオプション指定時】 ジョブの状態が選択中(異常)となりました。 |
91 | 【-waitオプション指定時】 ジョブの状態が完了(異常)となりました。 |
92 | 【-waitオプション指定時】 ジョブの状態が中止となりました。 |
100 | Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。 |
103 | ディレクトリサービスの接続に失敗しました。 |
104 | 管理サーバに対しては許可されていない操作です。 |
200 | セットアップされていません。 |
255 | システムエラーです。 |
コマンド格納場所
管理サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/bin |
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
本コマンドは同時に実行する事ができます。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
管理サーバで実行可能です。
本コマンドは同時に実行する事ができます。
注意事項
Systemwalker Software Configuration Managerが起動した状態で本コマンドを実行してください。
管理サーバに対してスクリプト実行を行うことはできません。
使用例
【Windows】
swcfmg_script_execute.exe -userid user001 -ip 192.168.1.1 -script C:\work\script.bat |
【Linux】
swcfmg_script_execute -userid user001 -ip 192.168.1.1 -script /tmp/script.sh |