ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Software Configuration Manager リファレンスガイド
FUJITSU Software

1.4.7 swcfmg_job(ジョブ情報管理コマンド)

機能説明

Systemwalker Software Configuration Managerで管理するジョブ情報の一覧表示、詳細表示、アクションの実行、および、削除を行うことができます。

記述形式

【Windows】

swcfmg_job.exe
{ -list [-file “ジョブ情報ファイルのパス”] [-e “文字コード”] [-type ジョブ種別] [-status “状態”] [-owner “ユーザーID”] [-tenant “テナントID”] [-startdate “開始日”] [-enddate “終了日”] [-targettype “対象種別”] [-target “対象”] |
-get -id “ジョブID” [-getstatus] [-file “出力ファイルパス”] |
-select -id “ジョブID” -action “アクション” |
-delete -id “ジョブID” }

【Linux】

swcfmg_job
{ -list [-file “ジョブ情報ファイルのパス”] [-e “文字コード”] [-type ジョブ種別] [-status “状態”] [-owner “ユーザーID”] [-tenant “テナントID”] [-startdate “開始日”] [-enddate “終了日”] [-targettype “対象種別”] [-target “対象”] |
-get -id “ジョブID” [-getstatus] [-file “出力ファイルパス”] |
-select -id “ジョブID” -action “アクション” |
-delete -id “ジョブID” }

オプション

-list [-file “ジョブ情報ファイルパス”] [-e“文字コード”]

ジョブ情報をCSV形式で出力します。

出力ファイルの詳細については、「2.4.3 ジョブ情報ファイル」を参照してください。

-file “ジョブ情報ファイルパス”が省略された場合、情報はコマンドの標準出力に出力されます。

指定したファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存のファイルへ上書きします。

エラーのためファイル出力できなかった場合、新規作成時は、新たなファイルは作成しません。既存ファイルへの上書きの場合は、既存ファイルを保証します。

-eオプションで、出力するファイルの文字コードを指定します。以下の文字コードが指定できます。

[Windows]

  • SJIS

[Linux]

  • UTF-8

  • EUC

本オプションを省略した場合、本コマンドの実行環境の文字コードで動作します。

また、下記のオプションを指定することで、出力するジョブ情報を絞り込むことができます。指定しなかった場合は、すべてのジョブ情報が出力されます。

[-type ジョブ種別]

出力するジョブのジョブ種別を指定します。以下のジョブ種別を指定することができます。

  • patchapplication : パッチ適用

  • patchdistribution : パッチ配付

  • parametersetting : パラメーター設定

  • scriptexecution : スクリプト実行

  • configurationchange : 構成変更

[-status 状態]

出力するジョブの状態を指定します。以下の状態を指定することができます。

  • running : 実行中

  • completed : 完了

  • selecting_abnormal : 選択中(異常)

  • completed_abnormal : 完了(異常)

  • waiting : 待機中

  • canceled : 中止

[-owner ユーザーID]

出力するジョブの管理者を指定します。

[-tenant テナントID]

出力するジョブの管理者の所属テナントを指定します。

[-startdate 開始日]

出力するジョブの開始日を指定します。以下の形式で指定してください。

- YYYY-MM-DD

[-enddate 終了日]

出力するジョブの終了日を指定します。以下の形式で指定してください。

- YYYY-MM-DD

[-targettype “対象種別”][-target “対象”]

出力するジョブの対象を指定します。パッチ適用、パッチ配付、パラメーター設定、スクリプト実行、および、構成変更のジョブの対象は、サーバとなります。-targettypeに指定する対象種別、-targetに出力するジョブの対象を指定します。対象種別には、以下の値を指定できます。

  • ipaddress : IPアドレス

  • server-id : サーバID

対象種別を省略した場合、すべての対象種別から-targetで指定した文字列の検索を行います。-targetを省略した場合、-targettypeで指定した対象種別が定義されているジョブのみを取得します。

-get -id “ジョブID” [-getstatus] [-file “出力ファイルパス”]

ジョブIDで指定されたジョブの詳細情報、または、状態をXML形式で出力します。-getstatusオプションを省略した場合は、ジョブの詳細情報がXML形式で出力されます。XMLの形式については、「2.4.4 ジョブ詳細ファイル」を参照してください。-getstatusオプションを指定した場合は、ジョブの状態が出力されます。

-file “出力ファイルパス”が省略された場合、情報はコマンドの標準出力に出力されます。

指定したファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存のファイルへ上書きします。

エラーのためファイル出力できなかった場合、新規作成時は、新たなファイルは作成しません。既存ファイルへの上書きの場合は、既存ファイルを保証します。

-select -id “ジョブID” -action “アクション”

ジョブIDで指定されたジョブに対してアクションを実行します。

-actionに、実行するアクションを指定します。以下のアクションを指定することができます。

  • retry : 再試行

  • retryall : 全再試行

  • cancel : 中止

  • continue : 継続

-delete -id “ジョブID”

ジョブIDで指定されたジョブを削除します。本オプションにより削除されたジョブは、一覧表示や詳細表示により情報を取得できなくなります。以下の状態のジョブを削除することができます。

  • completed : 完了

  • completed_abnormal : 完了(異常)

  • canceled : 中止

復帰値

復帰値

意味

0

正常終了しました。

10

パラメーター異常です。

20

指定された入出力ファイルパスのエラーです。

30

指定された文字コードに誤りがあります。

70

指定されたジョブIDは存在しません。

71

指定されたアクションは存在しません。

72

指定されたジョブは削除できません。

100

Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。

105

データベース接続に失敗しました。

106

ジョブ詳細情報の取得に失敗しました。

110

書き込みエラーです。

200

セットアップされていません。

255

システムエラーです。

コマンド格納場所

管理サーバ

【Windows】

[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin

【Linux】

/opt/FJSVcfmgm/bin

実行に必要な権限/実行環境

Windows

Linux

注意事項

共通の注意事項
一覧表示時の注意事項
アクション実行時の注意事項
削除時の注意事項

使用例

実行結果/出力形式