機能説明
Systemwalker Software Configuration Managerで管理する構成変更テンプレート情報の作成、更新、一括更新、削除、一覧表示、および、定義表示を行います。
記述形式
【Windows】
swcfmg_changetemplate.exe { -add [-id "構成変更テンプレートID"] -name "構成変更テンプレート名" -userid "管理者" -scope "スコープ" [-description "説明"] -file "構成変更テンプレート定義ファイルのパス" | -update -id "構成変更テンプレートID" [-name "構成変更テンプレート名"] [-userid "管理者"] [-scope "スコープ"] [-description "説明"] [-file "構成変更テンプレート情報ファイルのパス"] | -batchupdate -csv "構成変更テンプレート情報ファイルのパス" [-e "文字コード"] } | -delete -id "構成変更テンプレートID",… | -list [-csv "出力ファイルのパス"] [-e "文字コード"] [-scope スコープ] | -get -id "構成変更テンプレートID" [-file "出力ファイルのパス"] | } |
【Linux】
swcfmg_changetemplate { -add [-id "構成変更テンプレートID"] -name "構成変更テンプレート名" -userid "管理者" -scope "スコープ" [-description "説明"] -file "構成変更テンプレート定義ファイルのパス" | -update -id "構成変更テンプレートID" [-name "構成変更テンプレート名"] [-userid "管理者"] [-scope "スコープ"] [-description "説明"] [-file "構成変更テンプレート情報ファイルのパス"] | -batchupdate -csv "構成変更テンプレート情報ファイルのパス" [-e "文字コード"] } | -delete -id "構成変更テンプレートID",… | -list [-csv "出力ファイルのパス"] [-e "文字コード"] [-scope スコープ] | -get -id "構成変更テンプレートID" [-file "出力ファイルのパス"] | } |
オプション
構成変更テンプレートを作成します。作成する構成変更テンプレートの構成変更テンプレートID、構成変更テンプレート名、管理者、スコープ、説明を指定してください。構成変更テンプレートIDを省略した場合、000000001から連番で使用されていないIDが、自動採番されます。-fileオプションに、構成変更テンプレートの定義を記載した構成変更テンプレート定義ファイルのパスを指定してください。構成変更テンプレート定義ファイルの詳細については、「2.2.8 構成変更テンプレート定義ファイル」を参照してください。
構成変更テンプレートIDで指定された構成変更テンプレートを更新します。更新する構成変更テンプレート名、管理者、スコープ、または、説明を指定してください。構成変更テンプレートの定義を更新する場合は、-fileオプションに構成変更テンプレートの定義を記載した構成変更テンプレート定義ファイルのパスを指定してください。構成変更テンプレート定義ファイルの詳細については、「2.2.8 構成変更テンプレート定義ファイル」を参照してください。省略したオプションに該当する項目は、更新されません。
指定された構成変更テンプレート情報ファイルに記載された内容で、複数の構成変更テンプレート情報を一括更新します。構成変更テンプレート情報ファイルはCSV形式です。構成変更テンプレート情報ファイルの詳細については、「2.2.7 構成変更テンプレート情報ファイル」を参照してください。本オプションで、構成変更テンプレートの定義を更新することはできません。定義の更新は、本コマンドの-updateオプションで行ってください。
構成変更テンプレートIDで指定された構成変更テンプレートを削除します。構成変更テンプレートIDは','(カンマ)で区切って複数指定できます。構成変更テンプレートIDは、本コマンドの-listオプションで確認してください。
構成変更テンプレート情報をCSV形式で出力します。
-csv"出力ファイルのパス"が省略された場合、情報はコマンドの標準出力に出力されます。指定されたファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存のファイルへ上書きします。エラーのため、ファイル出力できなかった場合、新規作成時は、新たなファイルは作成しません。既存ファイルへの上書きの場合は、既存ファイルを保障します。
出力ファイルの詳細については、「2.2.7 構成変更テンプレート情報ファイル」を参照してください。
また、下記のオプションを指定することで、出力する構成変更テンプレート情報を絞り込むことができます。指定しなかった場合、すべての構成変更テンプレート情報が出力されます。
出力する構成変更テンプレートのスコープを指定します。テナントのスコープの場合、テナントのテナントID、グローバルのスコープの場合"#GLOBAL"を指定してください。
Linuxで、グローバルのスコープを指定する場合、値を'"'(ダブルクォート)で囲う必要があります。
構成変更テンプレートIDで指定された構成変更テンプレートの定義を出力します。
-file"出力ファイルのパス"が省略された場合、情報はコマンドの標準出力に出力されます。指定されたファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存のファイルへ上書きします。エラーのため、ファイル出力できなかった場合、新規作成時は、新たなファイルは作成しません。既存ファイルへの上書きの場合は、既存ファイルを保障します。
構成変更テンプレート定義ファイルの詳細については、「2.2.8 構成変更テンプレート定義ファイル」を参照してください。
ファイルの文字コードを指定します。
以下の文字コードが指定できます。半角英大文字で指定します。
[Windows]
SJIS
UTF-8
[Linux]
UTF-8
EUC
本オプションを省略した場合、本コマンドの実行環境の文字コードで動作します。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
10 | パラメーター異常です。 |
20 | 指定された入出力ファイルパスのエラーです。 |
30 | 指定された文字コードに誤りがあります。 |
50 | ファイルの記述に誤りがあります。 |
70 | 指定された構成変更テンプレートID、ユーザーID、または、テナントIDに誤りがあります。 |
100 | Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。 |
101 | 同時実行できないコマンドが実行されています。 |
102 | コマンド実行権限がありません。 |
103 | ディレクトリサービスの接続に失敗しました。 |
110 | 書き込みエラーです。 |
200 | セットアップされていません。 |
255 | システムエラーです。 |
コマンド格納場所
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/bin |
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
管理サーバで実行可能です。
注意事項
Systemwalker Software Configuration Managerが起動した状態で本コマンドを実行してください。
構成変更テンプレートIDは、000000001~999999999までの9桁の整数で指定してください。
構成変更テンプレート名は、85文字以内の文字列(< > & " ' | , は指定不可)で指定してください。
説明は256文字以内の文字列で指定してください。
スコープは、テナントのスコープの場合、存在するテナントのテナントIDを指定してください。グローバルのスコープの場合、"#GLOBAL"を指定してください。
管理者は、スコープにより指定できるユーザーが異なります。テナントのスコープの場合、インフラ管理者、兼任管理者、または、テナント内のテナント管理者またはテナント利用者を指定してください。グローバルのスコープの場合、インフラ管理者、または、兼任管理者を指定してください。
構成変更テンプレートIDは、製品内で一意になるように指定してください。すでに同じIDの構成変更テンプレートが存在する場合は、エラーとなります。
構成変更テンプレート定義ファイルで、parameterタグで定義したパラメーターは、すべていずれかの設定情報で使用されている必要があります。
作成済みの構成変更テンプレート定義を修正する場合は、定義表示したファイルを編集し、編集したファイルを更新の入力とすることをお勧めします。
構成変更テンプレート定義ファイルで、parameterタグで定義したパラメーターは、すべていずれかの設定情報で使用されている必要があります。
本コマンドに指定した文字コードと、構成変更テンプレート情報ファイルに指定した文字コードが異なっていた場合の動作は保障しません。文字コードは一致させるようにしてください。
作成済みの構成変更テンプレート情報を修正する場合は、一覧表示したファイルを編集し、編集したファイルを一括更新の入力とすることをお勧めします。
構成変更テンプレート情報が作成されていない場合、ヘッダー情報だけを出力します。
#template-id,template-name,scope,owner,description
Systemwalker Software Configuration Managerで利用する必要がなくなった構成変更テンプレートは、本コマンドを使用して構成変更テンプレートを削除してください。
CSV形式の構成変更テンプレート情報ファイルに誤りがある場合は、構成変更テンプレート情報の一括更新を中止します。以下のエラーメッセージを出力します。
CFMGC2005 ファイルの記述に誤りがあります。[行番号:n][原因:原因]
[原因]には、以下のどれかが出力されます。
メッセージ | 意味 |
---|---|
Number of elements. | 該当行の要素の数を見直してください。 |
The specified elements are invalid. () | 該当行の"()"内の要素に不正な値が入力されています。正しい値を入力してください。入力できる値については、「2.2.7 構成変更テンプレート情報ファイル」を参照してください。 |
Mandatory elements are not specified. | 該当行の必須項目を入力してください。 |
The same template is specified in another line. | 該当行までに、同じ構成変更テンプレート情報が記載されています。 |
The specified user does not exist. | 該当行の"owner"に相当するユーザーが存在しません。存在するユーザーIDを指定してください。 |
The specified tenant does not exist. | 該当行の"scope"に相当するテナントが存在しません。存在するテナント、または、"#GLOBAL"を指定してください。 |
The specified template does not exist. | 該当行の"template-id"に相当する構成変更テンプレート情報は存在しません。存在する構成変更テンプレートIDを指定してください。 |
作成・更新エラー時の注意事項
XML形式の構成変更テンプレート定義ファイルの設定情報の値に誤りがある場合、以下のエラーメッセージを出力します。
CFMGC30658 構成変更テンプレートの設定情報の値に誤りがあります。[設定情報:設定情報][値:値][原因:原因]
[原因]には、以下のどれかが出力されます。
設定情報 | 原因 | 意味 |
---|---|---|
target : 対象 monitorTime : 監視時間 script : スクリプト distributionFile : 配付ファイル successValues : 正常復帰値 singleUserMode : シングルユーザーモード asynchronousExecution : 非同期実行 | The value is invalid. | 不正な値です。 資産を指定する場合、以下の形式で指定してください。 media://[資産ID]/[資産版数] |
target : 対象 monitorTime : 監視時間 script : スクリプト distributionFile : 配付ファイル | Fixed value and parameter cannot both be specified. | 固定値とパラメーターが混在して指定されています。 |
argument : 引数 command : コマンド destinationDirectory : 配付先 collectionFile : 収集ファイル storageDirectory : 格納先 | The number of characters of value is invalid. | 文字数が不正です。 |
The value contains invalid characters. | 使用できない文字が含まれています。 |
使用例
作成
【Windows】
swcfmg_changetemplate.exe -add -name "ソフトウェアAのインストール" -userid user001 -scope tenant1 -description "ソフトウェアAをインストールします。" -file C:\work\templatedef.xml |
【Linux】
swcfmg_changetemplate -add -name "ソフトウェアAのインストール" -userid user001 -scope tenant1 -description "ソフトウェアAをインストールします。" -file /tmp/templatedef.xml |
更新
【Windows】
swcfmg_changetemplate.exe -update -id 000000001 -file C:\work\templatedef.xml |
【Linux】
swcfmg_changetemplate -update -id 000000001 -file /tmp/templatedef.xml |
一括更新
【Windows】
swcfmg_changetemplate.exe -batchupdate -csv C:\work\templateinfo.csv |
【Linux】
swcfmg_changetemplate -batchupdate -csv /tmp/templateinfo.csv |
削除
【Windows】
swcfmg_changetemplate.exe -delete -id 000000001 |
【Linux】
swcfmg_changetemplate -delete -id 000000001 |
一覧表示
【Windows】
swcfmg_changetemplate.exe -list -csv C:\work\templateinfo.csv |
【Linux】
swcfmg_changetemplate -list -csv /tmp/templateinfo.csv |
定義表示
【Windows】
swcfmg_changetemplate.exe -get -id 000000001 -file C:\work\templatedef.xml |
【Linux】
swcfmg_changetemplate -get -id 000000001 -file /tmp/templatedef.xml |