インストール後に実施する初期設定について説明します。
管理対象となるETERNUS VX700 seriesを本機能に登録します。
設定手順は以下のとおりです。
vxencrypt.batコマンドを実行し、ETERNUS VX700 seriesにSSHログインするためのSoftwareロールのユーザーアカウントおよびパスワードを暗号化します。
ポイント
ユーザーアカウントおよびパスワードは、ETERNUS VX700 series GUIでSoftwareロールが設定されている必要があります。
監視条件設定ファイル(vxDevice.conf)に、監視対象装置を設定します。
設定内容は、「D.4.1 監視条件の設定(vxDevice.conf)」を参照してください。
vxcheck.batコマンドを実行し、手順1および手順2で設定した内容が正しいかチェックします。
Systemwalker Service Quality Coordinatorに対し、ユーザーデータ管理を設定します。
設定手順は以下のとおりです。
前提条件および詳細事項を確認します。
『Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書』の「第8章 ユーザーデータ管理」を参照して、前提条件および詳細事項を確認してください。
ユーザーデータ定義を作成します。
『Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書』の「8.1 ユーザーデータ定義」に従って、ユーザーデータ定義を作成してください。
「ボリュームの性能情報」および「装置の性能情報」の、2レコードの設定が必要です。監視条件設定ファイル(vxDevice.conf)では、「ボリュームの性能情報」用にレコードID=1を、「装置の性能情報」用にレコードID=2を使用しています。例えば、「ボリュームの性能情報」用にレコードID=1を、「装置の性能情報」用にレコードID=2を使用する場合は、UDATA_1とUDATA_2を"ON"に設定します。
[MIDDLEWARE_CONF] XML=ON [SELECT_RECORDID] UDATA_1=ON UDATA_2=ON UDATA_3=OFF UDATA_4=OFF UDATA_5=OFF UDATA_6=OFF UDATA_7=OFF UDATA_8=OFF UDATA_9=OFF UDATA_10=OFF UDATA_11=OFF UDATA_12=OFF UDATA_13=OFF UDATA_14=OFF UDATA_15=OFF UDATA_16=OFF UDATA_17=OFF UDATA_18=OFF UDATA_19=OFF UDATA_20=OFF
収集ポリシーの作成と適用を実施します。
『Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書』の「8.2 セットアップ」に従って、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。
参考
複数装置でのレコードIDの共有、装置ごとのレコードIDの設定の、どちらも可能です。
レコードIDを共有した場合は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの汎用レポートのグラフで、共有した複数装置のデータを比較できます。
本機能の起動コマンドをタスクに登録します。
登録手順は以下のとおりです。
Administrator権限を持つユーザーで、[スタート]-[すべてのプログラム]-[管理ツール]-[タスク スケジューラ]を選択し、タスク スケジューラを起動します。
タスク スケジューラ画面で、[操作]-[タスクの作成]を選択します。
「タスクの作成」画面の[全般]タブで、以下を設定します。
設定項目 | 説明 |
---|---|
名前 | 「D.2.2 初期設定」で指定したタスク名を指定します。 |
セキュリティオプション | 「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」のラジオボタンをチェックします。 |
「タスクの作成」画面の[トリガ]タブで、[新規]ボタンをクリックしたあと、[タスクの開始]を「スタートアップ時」に設定します。
「タスクの作成」画面の[操作]タブで、[新規]ボタンをクリックしたあと、以下を設定します。
設定項目 | 説明 |
---|---|
操作 | 「プログラムの開始」を選択します。 |
プログラム/スクリプト | 「<本ツールのインストール先フォルダ>\vxPerf\bin\vxperf.bat」を指定します。 |
引数の追加(オプション) | "-start"を指定します。 |
「タスクの作成」画面で、[完了]ボタンをクリックします。