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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.4 (伝送路二重化機能編)
FUJITSU Software

5.4.5 相互待機(高速切替方式)

仮想インタフェースを複数定義し、各々のリソースを別クラスタアプリケーションとして設定することにより、相互待機運用を行うことができます。

5.4.5.1 起動

起動時の動作については、クラスタアプリケーションが複数ある点以外は、運用待機の場合と同様です。詳細は“5.4.1.1 起動”を参照してください。

5.4.5.2 切替え

通常運用時は、それぞれのノード上の仮想インタフェースを使用して相手システムと通信を行います。運用ノード上で異常発生時(パニック、ハングアップまたは伝送路異常)は、その運用ノードに含まれる仮想インタフェースが待機ノードに引き継がれます。アプリケーションがコネクション再接続を行うことによって運用ノードの通信を引き継ぎます。

図5.23 高速切替方式による相互待機構成に、高速切替方式による二重化機能使用時の相互待機構成図を示します。

アドレスの引継ぎ方法などは、運用待機構成と同様です。詳細は“5.4.1.2 切替え”を参照してください。

図5.23 高速切替方式による相互待機構成

5.4.5.3 切戻し

切戻しの手順は運用待機の場合と同様です。詳細は“5.4.1.3 切戻し”を参照してください。

5.4.5.4 停止

停止時の動作は運用待機の場合と同様です。詳細は“5.4.1.4 停止”を参照してください。