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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.4 (伝送路二重化機能編)
FUJITSU Software

5.4.4 運用待機(GS連携方式)

5.4.4.1 起動

クラスタアプリケーションの起動により、運用ノード上で引継ぎ仮想インタフェース(sha0)と論理インタフェース(eth1:X、eth2:X)が活性化され、引継ぎ仮想IPアドレスを使用した通信が可能となります。通常運用時は、運用ノード上の引継ぎ仮想インタフェースを使用して相手システムと通信を行います。

図5.20 GS連携方式の起動時の動作に、GS連携方式の起動時の動作を示します。

図5.20 GS連携方式の起動時の動作

注意

論理インタフェース(eth1:X、eth2:X)は、ルータを経由してGSと接続する場合にのみ活性化を行います。

5.4.4.2 切替え

図5.21 GS連携方式の切替え動作に、GS連携方式による切替え動作を示します。

以下の図では、運用ノードAで引継ぎ仮想インタフェース(sha0)が活性化されており、異常等による切替え発生時は、ノードAで、引継ぎ仮想インタフェース(sha0)を非活性化します。待機ノードBでは、物理インタフェース(eth1,eth2)を束ねた引継ぎ仮想インタフェース(sha0)を活性化します。

図5.21 GS連携方式の切替え動作

注意

論理インタフェース(eth1:X、eth2:X)は、ルータを経由してGSと接続する場合にのみ活性化/非活性化を行います。

5.4.4.3 切戻し

切戻しの手順は高速切替方式の場合と同様です。詳細は“5.4.1.3 切戻し”を参照してください。

5.4.4.4 停止

図5.22 GS連携方式の停止動作に、クラスタアプリケーション停止時の動作を示します。

図5.22 GS連携方式の停止動作

注意

論理インタフェース(eth1:X、eth2:X)は、ルータを経由してGSと接続する場合にのみ活性化/非活性化を行います。