クエリ機能でサポートしている項目は、次のとおりです。
文字項目
データの値が文字で構成される項目です。
数字項目
データの値が数字で構成される項目です。
日付項目
データの値が日付で構成される項目です。
数字項目は、浮動小数項目と浮動小数以外の数字項目に分類されます。
次に、それぞれの項目について説明します。
浮動小数項目は、6桁の浮動小数と15桁の浮動小数の2種類のデータ型に分類されます。
データベースで作成した項目のデータ型がクエリ機能でどのデータ型に相当するかは、以下を参照してください。
⇒“A.1 クエリ機能の注意事項”
浮動小数項目とは、整数部と小数部の桁数がデータ値によって変化する(浮動する)項目のことです。つまり、同じ項目のデータ値に整数部の桁数と小数部の桁数が異なるデータが存在します。
浮動小数項目 |
15桁の浮動小数 |
123.456 |
12456.78 |
1.256787 |
問合せ条件設定時の浮動小数項目の注意時項については、以下を参照してください。
⇒“A.4 問合せ条件設定時の注意事項”
浮動小数以外の数字項目には、整数と10進数(内部10進数、外部10進数)の2種類のデータ型に分類されます。
データベースで作成した項目のデータ型がクエリ機能でどのデータ型に相当するかは、以下を参照してください。
⇒“A.1 クエリ機能の注意事項”
浮動小数以外の数字項目は、項目の整数部と小数部の桁数は固定であり、データ値によって変化することはありません。
浮動小数以外の数字項目 |
内部10進数/6,2型 |
123.45 |
234.60 |
1234.05 |
(2)数字項目の桁数の最大値について
クエリ機能で処理する数字項目の桁数の最大値は、次のとおりです。
浮動小数項目 | 浮動小数以外の数字項目 | |
---|---|---|
全体桁数(整数部+小数部) | 6桁または15桁 | 18桁 |
整数部桁数 | 6桁または15桁 | 18桁 |
小数部桁数 | 6桁または15桁 | 18桁 |
浮動小数項目の場合、上記に示した全体桁数の最大値を超えると、データ値が丸め処理されることがあります。
ただし、整数部が最大値を超えた場合は、オーバーフローデータとなります。
次に、例を示します。
6桁の浮動小数の場合
データベースの値 | クエリ機能 | |
---|---|---|
999999 | 999999 | - |
0.999999 | 0.999999 | |
999.999 | 999.999 | |
1234567 | オーバーフロー | |
123456.5 | 123457 | 丸め処理される |
123456.4 | 123456 | 丸め処理されない |
15桁の浮動小数の場合
データベースの値 | クエリ機能 | |
---|---|---|
123456789012345 | 123456789012345 | - |
0.123456789012345 | 0.123456789012345 | |
1234567890.12345 | 1234567890.12345 | |
1234567890123456 | オーバーフロー | |
123456789012345.5 | 123456789012346 | 丸め処理される |
123456789012345.4 | 123456789012345 | 丸め処理されない |
(3)数字項目の出力時の編集形式について
数字項目の処理結果画面の表示と、CSV形式のテキストファイルへの出力形式について説明します。
負のデータは、先頭に負の記号が表示されます。
浮動小数以外の数字項目の場合は、データ型で編集が行われます。小数点の位置は、データ型の小数部桁数で決められます。
浮動小数項目の場合は、データ値に合わせて小数点の位置が編集されます。小数部のデータが存在しない場合、小数点は表示されません。
オーバーフローが発生した場合は、表示桁数分の「>」を出力します。CSV形式のテキストファイルへの出力は0になります。
次に、出力時の編集形式の例を示します。
浮動小数以外の数字項目の場合
10進数(6,2)
データの値 | 処理結果画面の表示 | CSV形式のテキストファイルへの出力 |
---|---|---|
-1230.00 | -1230.00 | -1230.00 |
1234.50 | 1234.50 | 1234.50 |
0.45 | 0.45 | 0.45 |
浮動小数項目の場合
6桁の浮動小数
データの値 | 処理結果画面の表示 | CSV形式のテキストファイルへの出力 |
---|---|---|
-123.123 | -123.123 | -123.123 |
1234 | 1234 | 1234 |
0.123456 | 0.123456 | 0.123456 |
1234567 | >>>>>>>> | 0 |
ポイント
NULL値の編集は、表示桁数分の「-」を出力します。CSV形式のテキストファイルへの出力は0になります。
なお、文字項目および日付項目の場合は、NULL値の編集は、表示桁数分の「-」を出力します。CSV形式のテキストファイルへの出力は空白になります。
(4)日付項目について
日付項目の処理結果画面の表示と、CSV形式のテキストファイルの出力形式について説明します。
処理結果画面では、クエリで通知するデータ型によって以下のように出力されます。なお、CSV形式のテキストファイルへの出力は文字項目として出力されます。
クエリで通知するデータ型 | 処理結果画面への出力形式 | CSV形式のテキストファイルへの出力形式 |
---|---|---|
拡張日時 | yyyy-mm-dd hh:mm:ss.99 | "yyyymmdd" |
日時 | yyyy-mm-dd hh:mm:ss | "yyyymmdd" |
日付 | yyyy-mm-dd | "yyyymmdd" |
時刻 | hh:mm:ss | "hh:mm:ss" |