クエリ機能の注意事項について説明します。
●データベースに関する注意
クエリ機能でのトランザクション制御は、READ COMMITTEDモードで行います。
クエリ機能でサポートする表は、次のとおりです。
表
ビュー表
クエリで表示するデータ型とデータベースのデータ型との関係は以下のとおりです。
データ型は以下のように表記されます。
データ型[全体桁数,小数部桁数]
10進数(DECIMAL)のみ、小数部を表示します。以下に表示例を示します。
10進数[18,18]
日時[10]
クエリ機能でサポートする項目のデータ型について説明します。
使用できるデータ型は次のとおりです。これ以外のデータ型はサポートしていません。
作成したデータ型 | クエリ定義で表示される項目の型 | 処理実行時または検査時に |
---|---|---|
CHAR | 文字 | 文字 |
VARCHAR | 文字 | 文字 |
VARCHAR 2 | 文字 | 文字 |
NCHAR | 日本語 | 文字 |
NVARCHAR 2 | 日本語 | 文字 |
DECIMAL | 内部10進数 | 内部10進数 |
NUMERIC | 内部10進数 | 内部10進数 |
INTEGER | 15桁の浮動小数 | 15桁の浮動小数 |
SMALLINT | 15桁の浮動小数 | 15桁の浮動小数 |
NUMBER(*) | 内部10進数、 | 内部10進数、 |
REAL | 15桁の浮動小数 | 15桁の浮動小数 |
DOUBLE | 15桁の浮動小数 | 15桁の浮動小数 |
FLOAT | 15桁の浮動小数 | 15桁の浮動小数 |
DATE | 日時 | 日時 |
*:
NUMBERは、次の条件を満たす場合、15桁の浮動小数として通知されます。それ以外の場合は、内部10進数として通知されます。
‐全体桁数>18
‐全体桁数<小数部桁数
‐小数部桁数<0、または小数部桁数>18
注意
ORACLE8で指定した場合、NCHAR項目、NVARCHAR 2項目を取得すると、ODBCドライバからエラーが通知されます。
ORACLE8iの場合で、NCHAR項目に対して検索条件画面または項目単位検索画面で「比較」、「範囲」、「並び」を指定すると、データベースからエラーが通知されます。
ORACLEで数値定数または演算式を指定した場合は、15桁の浮動小数(DOUBLE)型が通知されます。
データベースサーバがSolarisの場合、サポートするデータベースのコード系はEUCだけです。
データベースサーバがWindowsの場合、サポートするデータベースのコード系はShift-JISだけです。
英小文字のスキーマ、テーブル、および項目名は未サポートです。
作成したデータ型 | クエリ定義で表示される項目の型 | 処理実行時または検査時に 通知されるデータ型 |
---|---|---|
CHAR | 文字 | 文字 |
VARCHAR | 文字 | 文字 |
CHARACTER VARYING | 文字 | 文字 |
NCHAR | 文字 | 文字 |
NCHAR VARYING | 文字 | 文字 |
DECIMAL | 内部10進数 | 内部10進数 |
NUMERIC | 外部10進数 | エラー |
INTEGER | 10桁の整数 | 10桁の整数 |
SMALLINT | 5桁の整数 | 5桁の整数 |
REAL | 6桁の浮動小数 | 6桁の浮動小数 |
DOUBLE | 15桁の浮動小数 | 15桁の浮動小数 |
FLOAT(*) | 15桁の浮動小数 | 6桁の浮動小数、 |
DATE | 日付 | 日付 |
TIME | 時刻 | 時刻 |
TIMESTAMP | 日時 | 日時 |
*:
FLOATの場合は、条件によって次のように通知されます。
‐表一覧の場合 :15桁の浮動小数として通知される。
‐処理実行の場合:
・「全体桁数<24」の場合は、6桁の浮動小数が通知されます。
・「全体桁数>=24」の場合は、15桁の浮動小数が通知されます。
注意
NUMERICを指定した場合は、処理実行時または検査時にODBCドライバからエラーが通知されます。
データベースサーバがSolarisの場合、サポートするデータベースのコード系はEUCだけです。
データベースサーバがWindowsの場合、サポートするデータベースのコード系はShift-JISだけです
英小文字のスキーマ、テーブル、および項目名は未サポートです。
作成したデータ型 | クエリ定義で表示される項目の型 | 処理実行時に通知されるデータ型 |
---|---|---|
CHAR | 文字 | 文字 |
VARCHAR | 文字 | 文字 |
NCHAR | 文字 | 文字 |
NVARCHAR | 文字 | 文字 |
DECIMAL(*1) | 内部10進数 | 内部10進数、または |
NUMERIC(*1) | 外部10進数 | 外部10進数、または |
INTEGER | 10桁の整数 | 10桁の整数 |
SMALLINT | 5桁の整数 | 5桁の整数 |
REAL | 6桁の浮動小数 | 6桁の浮動小数 |
FLOAT(*2) | 15桁の浮動小数 | 6桁の浮動小数、または |
SMALLDATETIME | 日時 | 日時 |
DATETIME | 拡張日時 | 拡張日時 |
*1:
DECIMALおよびNUMERICは、次の条件を満たす場合、15桁の浮動小数として通知されます。それ以外の場合は、内部10進数として通知されます。
‐全体桁数>18
‐全体桁数<小数部桁数
‐小数部桁数>18
*2:
FLOATの場合は、条件によって次のように通知されます。
‐「全体桁数<25」の場合は、6桁の浮動小数が通知されます。
‐「全体桁数>=25」の場合は、15桁の浮動小数が通知されます。
注意
データベースサーバがWindowsの場合、サポートするデータベースのコード系はShift-JISだけです
演算した結果が18桁を超えるような演算式を記述した場合、データ型は浮動小数項目になります。
DECIMALまたはNUMERIC項目の場合に、全体桁数に18桁以上を指定した項目のデータ値はデータベースから丸められて通知される場合があるため、データ値は保証されません。
作成したデータ型 | クエリ定義で表示される項目の型 | 処理実行時に通知されるデータ型 |
---|---|---|
テキスト型 | 文字 | 文字 |
整数型 | 5桁の整数 | 5桁の整数 |
長整数型 | 10桁の整数 | 10桁の整数 |
単精度浮動小数型 | 6桁の浮動小数 | 6桁の浮動小数 |
倍精度浮動小数型 | 15桁の浮動小数 | 15桁の浮動小数 |
オートナンバー型 | 整数10 | 整数10 |
10進数型 | 内部10進数 | 外部10進数、 |
日付/時刻型 | 日時 | 日時 |
注意
文字(CHAR)型は、項目の作成時の桁数の倍数で表示されます。
例えば、[CHAR 25]の項目の場合、クエリ定義では、[文字 50]と表示されます。
英数字定数を記述した場合は、英数字換算で128桁の文字(CHAR)として通知されます。128桁を超える英数字定数を指定した場合は、128桁までが通知されます。
数値定数にINTのMAXの値(2147483647)を超えた値は浮動小数型として通知され、演算式を指定した場合は浮動小数型として通知される場合があります。
多重で実行処理を行うと、データベースからエラーがでる場合があります。
データベースサーバがWindowsの場合、サポートするデータベースのコード系はShift-JISだけです。
DECIMALまたはNUMERIC項目の場合に、全体桁数に18桁以上を指定した項目のデータ値はデータベースから丸められて通知される場合があるため、データ値は保証されません。
255桁の文字項目に全角の128文字のデータが存在した場合は、ODBCからエラーが通知されます。
次に、スキーマ名、テーブル名、および項目名についての注意事項を示します。
スキーマ名、テーブル名、および項目名は、英数字換算の桁数で36桁以内で指定します。
スキーマ名、テーブル名、および項目名の先頭には、半角英字、半角カタカナが使用できます。ただし、対象データベースがSQL Server の場合は、項目名のみ半角英字、半角カタカナ、半角数字が使用できます。
途中に半角空白が含まれるスキーマ名、テーブル名、および項目名は未サポートです。
項目名が数字だけで構成される項目名は未サポートです。
データベースまたはSQLの規約に準拠しないスキーマ名、テーブル名、項目名は処理実行時または検査時にエラーが通知されます。
(5)検索について
次に、検索についての注意事項を示します。
SymfoWAREの場合、日本語のテーブル名に後方一致の検索を指定すると、使用するODBCのドライバの種類およびバージョンによってデータベースからエラーが通知されたり、検索条件が反映されなかったりすることがあります。
後方一致の検索例:*日本語テーブル名
SymfoWAREの場合、英数字のテーブル名に後方一致の検索を指定すると、使用するODBCのドライバの種類およびバージョンによって検索条件が反映されないことがあります。
後方一致の検索例:*eisuujitable
(6)その他の注意事項
次に、その他の注意事項を示します。
対象とするデータベース名(スキーマ名)が英数字換算の桁数で36桁を超えている場合で、対象データベースに36桁以内で指定されたテーブル名が1つも表示されないときは、データベースを開く操作を行うと、P0755のエラーが表示されます。
ただし、SymfoWAREの場合は、データベースを開く画面が表示されますが、表一覧リストボックスにはなにも表示されません。
SymfoWAREの場合は「関連付け一覧」リストビューの「項目名/演算式」に対象とする表の項目を最低1項目指定しないと(定数のみを指定した場合)処理実行時にエラーが通知されます。
SymfoWAREの場合は、使用するODBCドライバの種類やバージョンによって表示されるエラーメッセージが異なることがあります。