演算式画面から入力する方法について説明します。
なお、演算式画面では、設定内容に矛盾がないかを検査することができます。
問合せ条件画面の「関連付け一覧」リストビューで、項目名または演算式を入力する行を選択します。
⇒選択した行の内容が、「関連付けの設定」に表示されます。
「関連付けの設定」の「項目名/演算式」の右側にある[詳細]ボタンをクリックします。
[設定]-[演算式]を選択して、演算式画面を表示することもできます。
⇒演算式画面が表示されます。
各設定項目を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
⇒問合せ条件画面の「関連付け一覧」リストビューの「項目名/演算式」領域に、指定した内容が入力されます。
次に、演算式画面の指定方法について説明します。
印刷フィールド名が表示されます。
「関連付けの設定」の「印刷フィールド」が編集可能な場合は、印刷フィールド名を指定することができます。
印刷フィールドのデータ型が表示されます。
データ型には、「テキスト型」と「数値型」があります。
なお、次の場合、データ型は表示されません。
帳票を参照せずにクエリ定義を新規作成した場合
帳票情報の初期化を行った場合
帳票情報の初期化については、以下を参照してください。
⇒“3.7.3 印刷フィールドを編集可能にする”
印刷フィールドに関連付けるデータベースの項目、または演算式を指定します。
直接入力するだけでなく、「項目名」リストボックスおよび「演算子」リストボックスから入力することもできます。演算式の書き方については、オンラインヘルプを参照してください。
演算式のデータ型が表示されます。
サポートする項目のデータ型については、以下を参照してください。
⇒“A.1 クエリ機能の注意事項”
データベースを開く画面で選択した表に存在するすべての項目の項目名とデータ型/桁数が表示されます。
項目名をダブルクリックすると、項目名が「演算式」に入力されます。
「+」「-」「*」「/」「(」「)」が表示されます。また、文字列定数を指定するための「N’」と「’」が表示されます。
演算子をダブルクリックすると、演算式が「演算式」に入力されます。
指定した演算式を変数として使用する場合に、変数名を指定します。
変数名は、6桁以内(英数字換算)の英大文字または数字で指定します。変数名の先頭は、必ず英大文字を指定してください。また、「REC」は変数名として使用できません。
ここで指定した変数名を、演算式として使用することができます。この場合、変数名の先頭に@を付加して「演算式」に指定します。
同一の変数名が複数存在する場合は、最初に出現した変数名が採用されます。
注意
変数名として使用する場合は、次のことに注意してください。
演算式に指定する変数名は、対象としている演算式より上の行で指定してください。
演算式に自項目を示す変数名を指定することはできません。
演算式に“@変数名”を指定した場合は、検索条件を指定できません。
次のいずれかを指定してください。
印刷フィールドに出力する
ソートする
問合せ結果を出力するときのデータの桁数を指定します。
出力の桁数の指定は、データの項目が文字項目の場合に有効となります。出力の桁数は、英数字換算の桁数で指定します。「全体」に指定できる桁数は、1~4092までです。
データの項目が数字項目および日付項目の場合、出力の桁数の指定は有効になりません。処理実行、または[検査]ボタンをクリックし検査が正常に終了すると、出力の桁数は次のように置き換えられます。
データ型 | 全体 | 小数 | |
---|---|---|---|
浮動小数項目 | 6桁の浮動小数 | 6 | 空白 |
15桁の浮動小数 | 15 | 空白 | |
浮動小数以外の数値項目 | 項目のデータ型の全体桁数 | 項目のデータ型の小数部桁数 | |
日付項目 | 日付 | 10 | - |
時刻 | 8 | ||
日時 | 19 | ||
拡張日時 | 22 |
省略した場合は、項目のデータ型の桁数で出力されます。
演算式画面で指定した項目名または演算式に誤りがないかを検査できます。
なお、以下の場合、[検査]ボタンをクリックできません。
演算式が未入力の場合
印刷フィールドが指定されていない項目で、かつソートの指定がない場合
変数名を使用した演算式を指定した場合
検査が正常に終了した場合は、「検査は正常に終了しました」というメッセージが表示されます。指定された項目に誤りがあった場合は、エラーが表示されます。
また、検査が正常に終了すると、演算式画面の「演算式のデータ型」および「出力の桁数」が、データベースから通知されたデータ型に更新されます。