ここでは、List Creator V8.0.1以前を使用する場合のトレースログの環境設定について説明しています。
ポイント
List Creator V9.0.0以降を使用する場合のトレースログの環境設定については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。
トレースログを採取する設定にしておくと、Webコントロール/Webプラグインを使用したときにトレースログが採取されます。
トレースログは、トラブル調査用のログであり、トラブル発生時に当社技術員が確認するためのログです。
トレースログ環境は、以下のトレースログ環境設定コマンドを使用して設定します。
F3GXTRLG.exe
トレースログ環境設定コマンドは、Webコントロールのダウンロード時、またはWebプラグインのインストール時に、インストールされます。
Windowsのシステムディレクトリ(例えば、Windows XPの場合は、「C:\WINDOWS\SYSTEM32」など)にインストールされています。
Webプラグインのインストール先に、インストールされています。
Webプラグインのデフォルトのインストール先は、「C:\Program Files\Web_Plugin」です。
トレースログ環境設定コマンドでは、帳票を出力するユーザごとに以下の項目を設定することができます。
項目名 | 説明 | 初期値 |
---|---|---|
採取する/しない | トレースログを採取するかどうかを指定します。 | 採取する |
ログファイルサイズ | ログファイルサイズを、128Kバイトから10240Kバイトの範囲で指定します。 | 4096Kバイト |
ログ格納先フォルダ(*1) | トレースログファイルを格納するフォルダを指定します。 ローカルディレクトリのみ指定可能です。 | TEMPディレクトリ(*2) TEMPディレクトリが設定されていない場合は、Windowsのインストールディレクトリ(例えばWindows XPの場合はC:\WINDOWSなど)となります。 |
*1:
トレースログを採取した場合、格納ディレクトリに以下のログファイルが採取されます。Webコントロール(Webブラウザ)を同時起動した回数分のログファイルが、指定されているログ格納先フォルダに最大10 個まで作成されます。
・f3gxwweblog.*
・f3gxmeftlog.*
・f3gxmisslog.*
そのため、格納ディレクトリには、「ファイルサイズ×10×3」以上の空きディスク容量が必要となります。
*2:
TEMPディレクトリとは、Windowsの環境変数TMPまたはTEMPに設定されているディレクトリです。
環境変数TMPまたはTEMPに設定されているディレクトリ名は、以下の手順で確認できます。
スタートメニューからコマンドプロンプトまたはMS-DOSプロンプトを起動します。
Windows Vistaの場合を例に説明します。
[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を選択します。
キーボードで、以下のようにコマンドを入力します。
> SET
Windowsの環境変数の一覧が表示されます。環境変数TMPまたはTEMPに設定されているディレクトリを確認してください。
TMP=C:\TEMP TEMP=C:\TEMP
なお、環境変数TMPおよびTEMPの両方が指定されている場合には、環境変数TMPが優先されます。