RDI定義名は、拡張子を除く32バイト以内で指定してください。
RDI定義の拡張子は、必ず「rdc」としてください。
RDI定義には、以下の3つのセクションがあります。
TOPセクション
PAGENAMEセクション
DEFAULTセクション
注意
セクションは、必ず行の先頭から指定してください。
行の先頭から指定されていないセクション名は、無効になります。
また、括弧内に指定するセクション名の前後に、空白文字を入れないでください。
[*TOP] :有効
[*TOP] :無効(行の先頭から指定されていない)
[ *TOP]:無効(セクション名の前後に空白文字がある)
セクション名およびキーワード名は、大文字、小文字が区別されません。
以下の定義も有効になります。
[*TOP]
:
Pagename=Page1,PAGE2
[PAGE1]
:
[page2]
:
同じセクション名を繰り返し定義した場合、先に定義したセクションが有効になります。
また、同じキーワードを繰り返し定義した場合、先に定義したキーワードが有効になります。
ただし、キーワードに何も指定しない場合、または空白文字を指定した場合、このキーワードは無視されます。
先頭に「シャープ(#)」のある行はコメントとなります。
以降に、各セクションの記述形式と意味を説明します。
RDI定義の動作情報(帳票出力時のオプション、帳票格納ディレクトリ、帳票)を指定します。
注意
セクション名は、「アスタリスク(*)TOP」です。
キーワード | 説明 |
---|---|
VERSION (必須) | 【書式】VERSION=List Creatorのバージョン情報 |
【説明】 List Creatorのバージョン情報には「10020」を指定します。 【入力最大長】 5バイト 【指定不可文字】 半角数字以外の文字 | |
COMMAND (任意) | 【書式】COMMAND=コマンドオプション |
【説明】 List Creatorの帳票出力コマンド(prprintコマンド)のコマンドオプションを指定します。 指定するコマンドラインについては、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。 【入力最大長】 2048バイト 【注意】 以下のコマンドオプションは、無効になります。
| |
ASSETSDIR (任意) | 【書式】ASSETSDIR=帳票格納ディレクトリ |
【説明】 帳票格納ディレクトリを指定します。 【入力最大長】 259バイト 【指定不可文字】(帳票出力サーバがWindowsの場合) 「/」、「,」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」 【注意】 帳票格納ディレクトリは、以下の優先順序で有効になります。 1) ASSETSDIRキーワードで指定した帳票格納ディレクトリ 2)COMMANDキーワードの-assetsdirオプションで指定した帳票格納ディレクトリ 3) List Creatorの環境設定時に指定した帳票格納ディレクトリ Windowsの場合:環境設定画面で指定したディレクトリ Solarisの場合:prsetassetsdirコマンドで指定したディレクトリ 帳票格納ディレクトリについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。 | |
PAGENAME (必須) | 【書式】PAGENAME=ページ名 |
【説明】 SAPScriptのページ名を指定します。 複数のページが存在する場合は、ページ名を「カンマ(,)」区切りで指定します。 ここで定義された値は、List Creatorの各帳票を関連付けるための情報を定義するセクション名となります。 【入力最大長】 256バイト 【指定不可文字】 「!」、「"」、「#」、「$」、「%」、「&」、「'」「(」、「)」、「=」、「^」、「~」、「\」、「|」、「`」、「@」、「[」、「{」、「;」、「+」、「:」、「*」、「}」、「]」、「,」、「<」、「.」、「>」、「/」、「?」 【注意】 ページ名に以下は指定できません。
|
●PAGENAMEセクション[TOPセクションのPAGENAMEに記述された値]
SAPScriptのデータと、List Creatorの帳票に出力するデータ項目との関連付けを指定します。
注意
セクション名は、「TOPセクションのPAGENAMEに記述された値」です。
書式の[ ]は省略できることを示します。
キーワード | 説明 |
---|---|
ASSETS (必須) | 【書式】ASSETS=帳票名 |
【説明】 ページ名に対応するList Creatorの帳票名を指定します。 【入力最大長】 64バイト 【指定不可文字】 「/」、「,」、「:」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「\」 【注意】 以下の点に注意してください。
| |
データ項目名 (必須) | 【書式】List Creatorデータ項目名= シンボル名[,エレメント名[,ウィンドウ名]] |
【説明】 List Creatorの帳票定義情報で設定されている入力データの必要なデータ項目名に対応するSAPScriptのシンボル名、エレメント名、ウィンドウ名を「カンマ(,)」区切りで指定します。List Creatorの帳票データ項目名とシンボル名の関連付けは必ず行ってください。 【注意】 以下の点に注意してください。
| |
ELEMENT (任意) | 【書式】ELEMENT=エレメント名 |
【説明】 SAPScriptのエレメント名を指定します。 複数のエレメントが存在する場合は、エレメント名を「カンマ(,)」区切りで指定します。 【注意】
|
ポイント
PAGENAMEセクション、DEFAULTセクション内に指定するデータ項目名の並び順は、帳票定義情報と同一にする必要はありません。
TOPセクションのPAGENAMEキーワードで指定したページ名に対応するPAGENAMEセクションがない場合、DEFAULTセクションでList Creatorの帳票に出力するデータとの関連付けを指定します。
注意
セクション名は、「アスタリスク(*)DEFAULT」です。
本セクションが指定されていない場合、RDIデータの中にTOPセクションのPAGENAMEキーワードに存在しないページ名が指定されると、帳票出力は異常終了します。
DEFAULTセクションは、任意で指定可能なセクションです。
TOPセクションのPAGENAMEキーワードの中に存在しないページ名がRDIデータに指定されていた場合、DEFAULTセクションが参照されます。
指定できる値はPAGENAMEセクションと同じです。以下を参照してください。